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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

李英哲「河津聖恵『闇より黒い光のうたを―十五人の詩獣たち』を読む」(2015年3月9日付朝鮮新報文化欄 )

2015年3月9日付朝鮮新報文化欄 河津聖恵『闇より黒い光のうたを 十五人の詩獣たち』を読む 李英哲 「すぐれた詩人とは、恐らく詩獣ともいうべき存在だろう。危機を感知し乗り越えるために、根源的な共鳴の次元で他者を求め、新たな共同性の匂いを嗅ぎ分ける…

3月2日付京都新聞掲載「詩歌の本棚・新刊評」

間もなくまた三月十一日になる。この四年間でこの国の人と社会はどのように変わったか。確かなのは、当時望んでいたような状況にはなっていないこと。だがもし自分の内側も変化しているならば、外側の変化を言い当てるのは難しい。しかし世界は悲惨な事実を…

『闇より黒い光のうたを〔十五人の詩獣たち〕』が発売開始になりました!

季刊『環』に四年間連載した詩人論と、他詩論を収めた 『闇より黒い光のうたを〔十五人の詩獣たち〕』(藤原書店) が刊行されました! 季刊『環』での四年間にわたる「詩獣たち」の連載が結実しました。 闇の時代に詩の光を信じて生きた十五人の詩獣達の思い…

2015年1月19日付京都新聞朝刊掲載「詩歌の本棚/新刊評」(岡本啓『グラフィティ』(思潮社)、『新編石川逸子詩集』(土曜美術社出版販売)、山本美代子『湖北』(編集工房ノア))

「フェルナンデスと/呼ぶのはただしい/寺院の壁の しずかな/くぼみをそう名づけた/ひとりの男が壁にもたれ/あたたかなくぼみを/のこして去った/〈フェルナンデス〉/しかられたこどもが/目を伏せて立つほどの/しずかなくぼみは/いまもそう呼ばれる…

『闇より黒い光のうたを――十五人の詩獣たち』(藤原書店)の予約が始まりました!

来年1月20日発売予定の『闇より黒い光のうたを――十五人の詩獣たち』(藤原書店)の予約が アマゾンなどで始まりました! 本書は、尹東柱、ツェラン、寺山修司、ロルカ、リルケ、石原吉郎、立原道造、ボードレール、ランボー、金子みすゞ、石川啄木、宮沢…

『環』59号に「詩獣たち」第16回「ガラスの詩獣―原民喜」を書いています

『環』59号に「詩獣たち」第16回「ガラスの詩獣―原民喜」を書いています。 原爆作家として知られる原民喜。 しかしその生涯と作品を仔細に追ってみると、 そのような括り方が乱暴すぎることが分かります。 本当は、あまりにも繊細で澄明な まさにガラス…

11月17日付京都新聞掲載「詩歌の本棚・新刊評」

「水俣に生まれた人間として/水俣に育った人間として/沈黙することは罪である/世界へ数多くのことを語り伝えていかねば/人間の愚かさのために自ら悲劇を作り出したことを伝えねば/また人間として今何をなすべきかを知らない人に/水俣を伝えなければな…

『現代詩手帖』10月号(思潮社)に「花よ、蛇の口から光を奪へ!―立原道造生誕百年」を書いています

『現代詩手帖』10月号(思潮社)に 「花よ、蛇の口から光を奪へ!―立原道造生誕百年」を書いています。 今年は立原道造の生誕百年であり、今号はそれを記念する特集号となっています。 立原道造とはいかなる詩人だったでしょうか。 1914年7月30日 東京市日…

詩歌の本棚・新刊評(10月6日付京都新聞掲載)

ある言葉の連なりを、私達はなぜ詩と呼ぶのか。詩は定型や規則を持たない。では何を根拠に言葉は詩となるのか。比喩によってか。テーマやリズムか。そうした詩の原理が問われなくなって久しいが、個人的には、詩には、部分と全体の新鮮な関係が必要だと思っ…

『環』58号(藤原書店)に「詩獣たち」15回「白鳥の歌 ボードレール」を書いています

『環』58号(藤原書店)に 「詩獣たち」15回「白鳥の歌 ボードレール」を書いています。 ボードレールとはどのような「詩獣」だったか-― 詩獣は1821年4月9日、パリに生まれました。 フランスの詩人としては珍しいようです。 しかも生涯の大半をパリで過…

広島小紀行�B8月7日

8月7日、広島滞在の最終日です。 この日は縮景園に行きました。 縮景園は、 広島藩主浅野長晟によって作られた回遊式庭園です。 茶人として知られる家老の上田宗箇が作庭しました。 梅、桜、ツツジの名所としても有名だそうです。 真夏に訪れた同園は、花…

広島小紀行�A8月6日

8月6日、いよいよ平和式典の当日です。 式典自体は8時からですが、7時頃までに平和記念公園に行ったほうがいいようなので、5時に起床しました。 しかし起きてみると外は大雨。 5時少し過ぎて大雨警戒警報が発令されました。 それでも式典が中止になっ…

広島小紀行�@8月5日

もう一ヶ月前のことになってしまいましたが、 8月5日から7日まで広島に行きました。 この一ヶ月の間に広島は大規模土砂災害に遭い、 多くの人命が奪われました。今も行方不明の方がいます。 避難所暮らしを強いられている人々も大勢います。 どれほどの無…

2014/8/18 京都新聞朝刊「詩歌の本棚/新刊評」

「原子爆弾の惨劇のなかに生き残つた私は、その時から私も、私の文学も、何ものかに激しく弾き出された。この眼で視た生々しい光景こそは死んでも描きとめておきたかつた。」原爆体験を描いた小説『夏の花』の作者原民喜の言葉だ。同作では悲惨な光景が抑制…

この悪魔的な夜に詩を書くということ

私もまたSNSを発信ツールとして活用しています。 そのきっかけは、2009年のある出来事でした。 その出来事において SNSによって悪意にもとづく偽りの情報が拡散されていて そのことによって傷ついている人々を知るようになりました。 その過程で まがり…

17日夜は祇園祭の宵山に行きました

17日夜は祇園祭の宵山に行きました。 十年ぶりくらいだったでしょうか。 闇に映える鉾の姿がとても美しかったです。 1200年近く続いてきたこの祭は やはりどんな人出があっても静かで優しい印象が残るなあと思いました。 疫病の流行がつづいた古えの京…

現在のガザの状況 土井敏邦さんによるラジ・スラーニ氏・インタビュー(7月10日)

ある方をとおして拡散されてきた、土井敏邦さんによるインタビュー記事です。 土井さんは、ガザ在住の人権活動家ラジ・スラーニ氏に、現在のガザの状況について7月10日、スカイプでインタビューしました。 「多くの方に知っていただきたいガザの現実です。 …

詩の集い「尹東柱とわたしたち2014」(7月11日喫茶美術館)

昨夜東大阪市の喫茶美術館で 詩の集い「尹東柱とわたしたち2014」が行われました。 前回の2013年の会は 詩人の絶命した2月16日に行いました。 今回は 1943年に逮捕された7月14日の3日前です。 詩人は 適用範囲を広げて改正された治安維持法に…

詩の集い「尹東柱とわたしたち・2014」

詩の集い「尹東柱とわたしたち・2014」 出演者 : 愛沢革 河津聖恵 丁章 ほか 7月11日(金)午後6:30〜午後9:00 (受付6:00〜) 1500円(1ドリンク付)定員50名(要予約) 尹東柱が治安維持法により逮捕された1943年の夏、7月…

7月8日付京都新聞 詩歌の本棚/新刊評

7月8日付京都新聞朝刊 詩歌の本棚/新刊評 河津聖恵 「詩人は沈黙してはならない」という帯文が眼を引く徐京植氏の新刊『詩の力』(高文研)は、今詩と詩人について考える際に大切な視点を提示する。「この社会に『疎外され傷ついた人々』が存在している以上…

詩「夏の花―鄭周河写真展『奪われた野にも春は来るか』に寄せて」(5月3日立命館国際平和ミュージアムにて同展オープニングトーク中に朗読しました)

夏の花 ―鄭周河写真展「奪われた野にも春は来るか」に寄せて 河津聖恵 世界が静かにめくれていく 何者かに剥ぎ取られるのではない おのずからめくれ上がり裏返るのだ それは焼亡というより 深淵の夏の開花 季節を超えてしまった下方へ 冷たい暗闇を落ちなが…

【告知】7月11日に詩の集い「尹東柱とわたしたち・2014」をひらきます

来る7月11日に詩の集い「尹東柱とわたしたち・2014」をひらきます。 昨年は、詩人が殺された日付である2月16日にひらきました。 今年は、 詩人が逮捕された日付(7月14日)に近い日を選びました。 71年前、要監視人のいとこと行動を共にした…

『環――歴史・環境・文明』(藤原書店)57号に「詩獣たち」第14回、「死を超えて汽笛は響く―小林多喜二」 を書いています。

『環――歴史・環境・文明』(藤原書店)57号に 「詩獣たち」第14回、「死を超えて汽笛は響く―小林多喜二」 を書いています。 なぜ今回多喜二を選んだか。 この連載では、詩人たちが、時代と宿命にいかに詩を書くことで抗ったかを それぞれの生の内側から…

2014/5/19 京都新聞朝刊「詩歌の本棚/新刊評」

2014/5/19 京都新聞朝刊「詩歌の本棚/新刊評」 河津聖恵 四月十七日ガルシア・マルケスが亡くなった。『百年の孤独』の作者であり「魔術的リアリズムの旗手」として知られる作家は学生時代、小説と共に詩を書き始めた。自伝によれば、当時作家を含むコロンビ…

「虻と風になった詩人―追悼・吉野弘」(「現代詩手帖」4月号)

虻と風になった詩人―追悼・吉野弘 「緑の葉は光合成をいとなむ/私の言葉は何を?」(『北入曾』扉) 河津聖恵 吉野弘さんが亡くなった。生前お会いすることはなかったが、時間が胸の高さで過去に向かいおのずと透明化していく。切ない、静かで深い悲しみで…

4月7日付京都新聞朝刊・詩歌の本棚/新刊評

4月7日付京都新聞朝刊・詩歌の本棚/新刊評 「ひとつのどよめき――いま/真実そのものが、人間どものなかに/歩みいった、/暗喩たちのふぶきの/さなかに」。飯吉光夫『パウル・ツェラン―ことばの光跡』で紹介された詩「ひとつのどよめき」全文。飯吉氏は…

5月3日に「奪われた野にも春は来るか 鄭周河写真展」のオープニングトークに参加します

5月3日に「奪われた野にも春は来るか 鄭周河写真展」のオープニングトークに参加します。 この写真展のタイトルは李相和の詩「奪われた野にも春は来るか」からとられたものです。 その詩で表現された 植民地主義下の朝鮮の野と、 原発事故によって奪われた…

『環』56号 (藤原書店)に「蛇の口から光を奪へ!―立原道造」(「詩獣たち」第13回)を書いています

『環』56号 (藤原書店) に連載「詩獣たち」の第13回として、 「蛇の口から光を奪へ!―立原道造」 を書いています。 (刊行からだいぶたってしまいましたが) 毎回この連載には 時代の危機に抗いながら詩を書いた「獣」たちを 私の共感にもとづいて紹介…

言葉に差別を刺す鋭さを与えよ―辻井喬さん追悼(『現代詩手帖』2月号)

『現代詩手帖』2月号(出てからもう一ヶ月以上経ちますが)に 詩人の辻井喬さんへの追悼文を書きました。 辻井さんが亡くなったのは昨年11月25日。 病状が悪化されていたことも全く知らず、 ネットで第一報を知った時はまさに不意打ちでした。 この追悼…

小樽小紀行―2月20日多喜二の命日によせて�B

翌27日の朝の、泊めていただいたお宅の外の景色です。 昨日とは一変、すばらしい青空。 見たこともないような、まるでこの世の滋養のようにこんもりとつもった雪が朝の眩しい光にきよらかに煌めいていました。 この日はまず、小樽商科大学を訪れました。 …

小樽小紀行―2月20日多喜二の命日によせて�A

「冬が近くなると ぼくはそのなつかしい国のことを考えて 深い感動に捉えられている そこには運河と倉庫と税関と桟橋がある そこでは 人は重つ苦しい空の下を どれも背をまげて歩いている ぼくは何処を歩いていようが どの人をも知っている 赤い断層を処々に…

小樽小紀行―2月20日多喜二の命日によせて�@

今日は1933年に虐殺された小林多喜二の命日です。 京都は寒さはまだ冬のものでしたが 日差しは確実に春を感じさせる明るい一日でした。 それだけに多喜二の凄惨な死の過程を想うと つらい気持になりました。 じつは一ヶ月ほど前になりますが、 1月26…

2月17日付京都新聞朝刊 詩歌の本棚/新刊評

2月17日付京都新聞朝刊 詩歌の本棚/新刊評 河津聖恵 一月十五日、吉野弘氏が亡くなった。享年八十七歳。高校の教科書で読んだ「I was born」や「夕焼け」には、今でも静かな感銘を覚える。柔らかなまま鋭く世を撃つ言葉の佇まいが美しい。最近では「生命…

詩「萩」(「現代詩手帖」1月号)と詩「炎―尹東柱のために」(同誌2013年12月号)

「現代詩手帖」1月号に 詩作品「萩」 が掲載されています。 この作品は 「沙羅双樹」 「月見草」 に続く連作「花」の一つとして書いたものです。 この作品の背景には 昨年十月下旬に京都市左京区にある 「萩の寺」として知られる迎稱寺を訪ねた時の体験があ…

辺見庸『いま語りえぬことのために―死刑と新しいファシズム』(毎日新聞社)

辺見庸さんの新著『いま語りえぬことのために―死刑と新しいファシズム』(毎日新聞社) を読みました。 昨今の暴力的な政治状況と それに連動するかのような世相と人の心の荒廃。 そのただなかにまさに現れるべくして現れた一書です このブログでも記事にし…

12月16日付京都新聞詩集評・詩歌の本棚

生誕百十年を記念し刊行された、林芙美子『ピッサンリ』(思潮社)が興味深い。全集未収録詩九十二篇を集める。『放浪記』で知られる作家は、小林多喜二と同じ一九〇三年生まれ。炭鉱町を行商して回った貧しい幼年時代の後、定住先の尾道で詩に出会いボヘミ…

『環』(藤原書店)55号に「詩獣たち」第12回「危機をおしかえす花―石原吉郎」を書いています

『環』(藤原書店)55号に 「詩獣たち」第12回「危機をおしかえす花―石原吉郎」 を書いています 戦後約八年間シベリヤに抑留され その苛酷な期間を「事実上の失語状態」の中で生きのびた石原。 帰国後、詩と散文を書くことで極限体験と向き合っていきま…

11月4日京都新聞/詩歌の本棚・新刊評

11月4日京都新聞/詩歌の本棚・新刊評 河津聖恵 夏の終わりに長野県上田市にある信濃デッサン館を訪ねた。館内には立原道造室があり、そこでひととき自筆原稿やパステル画を眺めて過ごした。夭折した抒情詩人として知られる立原だが、そのエッセイや手紙…

韓国・釜山市の詩誌『poempoem』59号に詩とエッセイを寄稿しました

韓国・釜山市の詩誌『poempoem』59号に詩とエッセイを寄稿しました。 月見草 ―― 「いまは 嘆きも 叫びも ささやきも/暗い碧の闇に/私のためには 花となれ!/咲くやうに にほふやうに/この世の花のあるやうに」(立原道造「ふるさとの夜に寄す…

「真の��朝�≠ヨの第一歩となる判決」(2013年10月15日付「思想運動」923号)

2013年10月15日付「思想運動」に在特会の京都朝鮮第一初級学校襲撃事件の地裁判決について、エッセイを寄稿しました。 真の��朝�≠ヨの第一歩となる判決 河津聖恵 2013年10月7日京都地裁において、在特会による京都朝鮮第一初級学校への襲撃事…

詩「沙羅双樹」(「阿吽」9号)

沙羅双樹 ――花であることでしか/拮抗できない外部というものが/なければならぬ (石原吉郎「花であること」) 河津聖恵 雨あがりの門扉がひらく 葉々を擦る傘の影に 落下する無数のしずくの無数の影 影の重みを脱け 梢で真白く花は我に返る すでにもう 花…

『ハッキョへの坂』 書評/2013年9月8日付毎日新聞読書欄(京都版)「読書之森」

2013年9月8日付毎日新聞読書欄(京都版)「読書之森」に、『ハッキョへの坂』』の書評が掲載されましたので、以下転載します。 「ハッキョへの坂」(河津聖恵著・土曜美術社出版販売) 地に視線を落としゆっくり歩く。夢中になって進みふと顔を上げる…

2013年9月16日京都新聞新刊評・詩歌の本棚

2013年9月16日京都新聞新刊評・詩歌の本棚 河津聖恵 「真に体験の名に値する体験とは、外側の体験をはるかに遠ざかった時点で、初めてその内的な問い直しとして始まると私は考えている。したがって私に、本当の意味でのシベリヤ体験がはじまるのは、…

8月31日辺見庸講演会「死刑と新しいファシズム」

先週土曜日(八月三十一日)、東京・新宿区の四谷区民ホールで辺見庸さんの講演会「死刑と新しいファシズム」を聴きました。 今ここにある危機に(私の内部に巣くう何ものか)に鮮やかに、そしてしなやかに膚接する言葉と声。終始はりつめ、触発され、魂を賦…

辺見庸『青い花』(角川書店)

大変な酷暑が続いたお盆。辺見庸さんの最新作『青い花』(角川書店)を読みつつ過ごしました。「すばる」2月号に掲載された同名小説を大幅に加筆したもの。前作も読んでいましたが、単行本化された今回の作品世界は、さらに魅惑ある広がりと深さがあるよう…

8月5日京都新聞朝刊 詩歌の本棚/新刊評

8月5日京都新聞朝刊 詩歌の本棚/新刊評 河津聖恵 「え、これでも詩? という声が聞こえてきそうです。たしかに詩というより、ツブヤキと言ったほうがいいのかもしれません。戦争体験者が次第に消えていくのをよいことに、平和憲法がいよいよ根こそぎ奪わ…

『環』(藤原書店)54号に「詩獣たち」第11回「すべては一輪の薔薇の内部に―ライナー・マリア・リルケ」を書いています

『環』(藤原書店)54号に、「詩獣たち」第11回として「すべては一輪の薔薇の内部に―ライナー・マリア・リルケ」を書いています。 今号の特集「日本の『原風景』とは何か」はTPP交渉で農村がどうなるのか気になる昨今でしたので大変タイムリーで、興…

山形、岩手、宮城に行ってきました―法、詩、言葉、あるいは平和への思い

先週、7月11日から14日まで、山形、岩手、宮城に行ってきました。 この東北行きの計画は二年前朗読会のために訪れた東北朝鮮初中級学校で再び許玉汝さんと共に、今度は講演をすることが決まったことから始まりました。せっかく東北に行くのだから他にも…

ルーマニア映画『汚れなき祈り』

ルーマニア映画『汚れなき祈り』(監督クリスティアン・ムンジウ)をみました。2005年同国の修道院で実際起こった「悪魔つき事件」にもとづく映画です。 主人公はかつて同じ孤児院で育った二人の若い女性、アリーナとヴォイキツァ。彼女たちはかつて親友…

6月17日付京都新聞朝刊/詩歌の本棚・新刊評

6月17日付京都新聞朝刊/詩歌の本棚・新刊評 河津聖恵 薔薇が美しい季節である。この季節にはいつもリルケの薔薇の詩を思い出す。十九世紀末から二十世紀初頭、近代化と戦争を介し、人の生と死の意味が根本的に転換する時代に生きた詩人は、生涯薔薇を詩…