橋下知事は、なぜ執拗に、こんな神をも恐れないまねをするのでしょうか。まるで追いつめられた手負いのけものではないでしょうか。
大阪府庁でも、名指しで職員をくりかえし批判しているといいます。追いつめられてみずから命を絶つ人も、後を絶ちません。その反省のない強引で独裁的なやり方に、職員たちはもう我慢の限界だと思います。
だからこれは明らかに、「俺に逆らったらどうなるか」という見せしめなのです。
これから人と人は助け合わなくてはならない。市民社会をもっと成熟させなければならない。そんな大きな転換点に私たちは立っています。そのことは、この地震と原発災害によって、誰しもが痛感しているはずです。
けれどこの人は、そうした機運が身近にももりあがれば、自分の存在が危ういと本能的に感知して、おびえているのです。