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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

日本の臍にて苗とたはむる

日本の臍にて苗とたはむる

今日は急遽、田植の助っ人として呼ばれ、日本の臍へ。実際田植えをするのは退職後はこの道一筋の義父ですが、「苗箱を少しトントンとして、土をずらすのが出来ないから来てほしい」という、何のことやら現場に行かなくてはさっぱり分からない要請を受け、出動しました。昨日の電話で義母は、雨が降るから田植えは延期と言っていたのですが、朝「明日から台風だから今日どうしてもやる」と言われ、やむなく緊急出動。しかし田舎に来ると、気分は一新。すでに水の入った田んぼの、曇天を映す水面の拡がりを見ているうち、何だかふーっと気持が穏やかになったのが、不思議です。瑞穂の国に生まれ育った者としての原意識が、風景に触発されていく…ああ、まほろば…。しかし詩的な気分もそこまで。手渡される重い苗箱を、次々「トントン」していかねぱならず、また可愛い苗たちの緑の髪をちょっと引っ張り上げなくてもならず、狭く勾配のある畦で結構泥と格闘していました。田んぼはこの道20年、マシーンを見事に操る義父の一人舞台。うーん、次々点描される苗のラインが、ま

っすぐで美しい…。(慣れないとかなり曲がるそうです。私がやれば、きっとミステリーサークルが?!いえ、冗談抜きで来年からは私が乗るかも…)ともかく、色々こまかな仕事をこなして、田植は無事終了。しかし実際、田植はそこに至るまでの過程が大変なようです。前年秋からの土起こしやら、苗の育成やら、いくつものプレイベントがあってこその、お百姓さんの晴れの舞台です。しかしこれから秋の稲刈りまでの、水の管理や病虫害対策もまた大変。でもそんなお百姓の努力と思いを、遠い都会の政治家がもっと分かってくれたらいいのに。一年でいいから、あの人たちもお米を作ってみたら、日本のお米を大切にするんじゃないかな。