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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

#連歌デモ3801〜3852

※投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmliを御覧下さい。

3801特攻という戦術を決めし時何故に止めざる大元帥赤子の命無駄と知りつつ

3802韓国は警戒している日本の原子力基本法改悪に

3803十五夜を待ち虫の鳴くこの静けさの瞑想的なり日本政治に熟思の哲学あったなら

3804性懲り無しプルサーマルの爆弾で最後の砦北海道潰す自虐の狂ったロボット

3805大陸で血にまみれし母の叔父 必死に助命を願い手を合わせし母子を手にかけねばならんとは/ジェノサイドありやなしやと問う人たちに聞きたし 手を血で汚さねば生きる術すらなき兵士の深き嘆きを/上官の命に逆らえば何がまつかを知りて手をかけし苦しみを

3806(3805「大陸で」へ返歌)ビルマにてみまかりし伯父の文ありて母上私は殺めず逝きます

3807(3805「大陸で」へ返歌)戦争はいずれの方(かた)にも犠牲あり体は無事でも心に深手を

3808(3806「ビルマにて」に返歌)僧になりし兵の伝説の影殺めるを拒みて逝きたる人を今知る

3809真夜中の静寂(しじま)に蟋蟀(ちちろ)低く鳴くこの世は人のものにはあらずと

3810まだ見ぬ友よ叫び給へ火事と知りつつ逃げぬ人々火の手が上がるこの国に向かいて/火事だと叫び喉も枯れバケツリレーの水を汲み火を消す為に前へ送り

3811したり顔で国益という語を口にする人びと哀しやがて酷役のもとに

3812(3811「したり顔」へ返歌)国益は国民総意の生活向上国会議員の私益に非ず

3813(3812「国益は」へ返歌)酷役は国家総動員の先触れなり国益酷役乞う苦役と声のするなり

3814(3812「国益は」へ返歌)国益は人民の利益にあらずこの国に民主主義などかけらもなければ

3815囀る鳥達鳴き止むな眠る間は仲間が囀る昼夜の攻防光見る迄

3816(3815「囀る鳥達」へ返歌)昼は昼夜には夜の鳥たちの時を分かたぬ声ぞ頼もし

3817(3816「昼は昼」へ返歌)鳥よ飛べこの夜の闇を囀りて暗き真昼を今ぞ翔び立て

3818(3817「鳥よ飛べ」に返歌)真夜中に太陽光る月の裏太陽は有り夜翔ぶ鳥の道しるべとして

3819政治家の裏に宗教陰謀組織偽善の仮面何枚剥げば素顔出すのか

3820一億人よ口々にうた口づさめ悪は悪善は善とて明かす肚の内本音曝して

3821怒りを溜め込み怨念に変え銃向ける敵意は殺意に燃え広がり/同じ星同じ宇宙に住みし我らに別の神など有る筈無し/異なる神の名の元に起こす戦は神も望まぬ代理戦争/神の名違うと憎み合うなら名前など捨て元なる無に帰せ/アラブの民はジハード誇り大国に尽きる事無き憎しみ燃やして

3822みちのくの信夫の山に葉隠(ごも)れる思ひ色づく秋は來にけり 

3823歌集え天地人(あめつちひと)に満ち満ちよ声糾いてゲンパツイラヌと

3824山神に抱かれ河は平野抜け災いの全てを見たり阿武隈の水

3825明日を知らずにふくいち語れようか 臨界の青白き光にさらされいのち失いても勇敢に核の共存は無理と語りし人がいたことを

3826生き延びる為に情報交わし合いアンテナ触れ合う働き蟻の我

3827四季の色味も香りもかわらねど見えぬ毒牙に愛ぞ盾矛(福島で頑張っているすべてのお母さんたちへ また境野米子先生へ)

3828(3571「今まさに目の当たりにした原発事故 名も無き庶民の我らが止める今まさに目の当たりにした」に返歌)雑草の千切ってもはや繁るごと我ら民草きゃつらを駆逐せん 

3829(3759「原子力科学者といふ方々はデータ求めて鬼にもなりぬ」に返歌)人ならぬ鬼よ立ち去れウラン連れて己が身を呈し実験するがよい / 全世界の空と海とを 汚しし咎我ら日本は世界より怨まる

3830 (3809「真夜中の静寂(しじま)に蟋蟀(ちちろ)低く鳴くこの世は人のものにはあらずとの静寂」 に返歌) 神の火を盗みし罰とちゝろ鳴くこの世わが世と驕るわれらに

3831色紙で折りし小舟を川に流せり我詠む歌の行方知らずも

3832透明なガラスの小瓶に手紙詰め海に流して拾い人待ち

3833悲しみやりきれぬ想いそっと笹舟に乗せ祈らん希望に満ちた朝の笑顔とともに

3834朝日さし今朝も湯気たつ台所ここはいずこか黙すふるさと / 湯気こえて変わらぬ眺め変わり果て切ない祈りまな板をうつ

3835男達命の尊さ知らぬなら思い出しまし母の温もり無償の愛

3836 (3833「悲しみやりきれぬ想い」に返歌)笹舟に悲しみ乗せて手をはなす水のゆくへを明日を見つめん

3837安息日なるこの朝の恩寵届けよ廃墟の浜に

3838(3837「安息日」に返歌)けふもまた被災地にゐる諸民(もろたみ)を神は見捨てじ神は見捨てじ

3839緑の深き森で啼く小鳥の声はこだまする響き合うこと聞き合うこと

3840阿武隈の峰よりおちる涙雨ママと呼ぶ声淵となりぬる

3841(3838「けふもまた被災地に」に返歌)厳しき試練課されし彼の地聖母の慰め沁み渡らん事唯祈り

3842日曜の朝の静けさ澄み切りし汚れ無ければ秋の爽やかなるものを

3843マリアさまあなたの愛でかの地の人たちのくるしみやかなしみをやさしくいやしてください あなたの聖なるいのりをロザリオにたくして

3844青白き毒の光は無残にも人の体を焼け爛れさせ/その惨状原爆よりも凄まじき死の代償に燈す電気は鬼畜の業なり/この世には有ってはならぬ猛毒を地の果てに封印貼りて葬儀するべし/電気など取るに足らない戯言に過ぎず人の命と誰が比べる/便利捨て洞窟に住まう縄文時代に戻りたし

3845屍は語るその死の壮絶人の形を失いし焼け爛れたる肉と骨/人の道外れし心の非人どもこの大罪創造主への冒涜と知れ

3846狂い鴉が叫び周りて飛び回る大変だ放射能だと口々に

3847学術の陰に隠れしエテモノが 他人事だと嗤う行く末

3848壊れても壊れなくても幸せでいられるように狂った国で

3849(3830「真夜中の静寂」 に返歌) ころころと蟋蟀(ちちろ)い鳴けば人の世の貧しき豊饒浮かび上がらむ

3850(3840「阿武隈の」に返歌)一滴の涙集めて淵となし河と集いて悲しきは海

3851撒くべきは瓦礫ならずや明日をひらく希望の種子こそ万邦に散らめ

3852(3851「撒くべきは」に返歌) デモに来て静かに吹けるシャボン玉原爆ドームを柔らに包む