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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

17日夜は祇園祭の宵山に行きました

17日夜は祇園祭宵山に行きました。

十年ぶりくらいだったでしょうか。

闇に映える鉾の姿がとても美しかったです。

1200年近く続いてきたこの祭は

やはりどんな人出があっても静かで優しい印象が残るなあと思いました。

疫病の流行がつづいた古えの京都で、

悪霊を祓うために行われたのがはじまりといわれます。

鉾の美しさも悪霊をおびきよせ移し宿らせるらしいです。

大文字の送り火ともつながる

死の悲しみと、それに裏打ちされた生の深い喜びに満ちた

祭だと思います。

梅雨明け間近の

蒸し暑い夜であるはずなのに

歩行者天国となった四条通では

ふいに秋風のような涼しさも感じました。

なぜ十年ぶりに人混みもいとわず見物に行ったのか。

古えから変わらないもの、美しいものを、

無性に見たかったのかもしれません。

しかしその祇園祭

応仁の乱第二次世界大戦では中断されました。

町中で響くコンチキチンはまさに平和の旋律だといえるでしょう。

祭の美しさは

各山の保存会の方々の努力の賜物ですが、

私自身が抱く戦争への不安の意識が

奪われてはならないものとして、光の美しさを倍加して見せたのかもしれません。

どこか三島由紀夫の『金閣寺』の修行僧が見た

金閣寺のように。

以下、写真をいくつかアップします。

八坂神社近くの四条通で子供たちが鷺の舞を

神社に奉納していました。

鷺は鴨川でよく見かける鳥です。

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八坂神社の近くで獅子舞をやっていました。

2匹の求愛行動のように思えました。

獅子舞のリズムは何だか我を忘れさせるなあと思いました。

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やはり八坂神社への奉納の舞を舞っていた舞妓さん。

みめかたちと舞の美しさがあいまって、まさに妖精そのものです。

非現実的だからこそかけがえのない美しさ。

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鉾たちの美しさも舞妓さんと同じ夢の世界に属するものに思えました。

死者たちもまた人混みに紛れて見惚れ、癒やされていたのかもしれません。

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