今日は本当に寒い日でしたね。
けれど今夜は熱い二時間をすごしました。
府立文化芸術会館で行われた
京都朝鮮中高級学校の芸術発表会に行ってきました。
生徒さんたちの渾身の演奏と舞踊に
心を揺さぶられました。
民族楽器やチェロやマリンバの演奏(まさに天才!)、民族舞踏、歌唱。
選曲もすばらしかったですが
「半月」や「故郷の海」や「星の光」は
朝鮮学校に関わってから、私も耳にしてきたもので
なつかしい気さえしました。
圧巻はフィナーレの「農楽2010」
京都朝高が誇る吹奏楽部が、
中高級学部そろって熱い演奏をくりひろげたのでした。
民族的な曲なのでしょうが
民族も時代も呑み込むほどの力強さ。
とりわけ打楽器がすごかった。
『アンソロジー』に詩「サムル」を寄せてくれた鄭くんが
チャンゴで大活躍。
先日取材に行った時にきかせてくれた響きが
さらにパワーアップして魂をじかに揺さぶりました。
とにかくみながひとつになって
リズムと音色に全身全霊を溶かし込んでいくのが
スリリングでした。
演奏から伝わるよろこびと思いのつよさが
ほんとうに感動的でした。
朝鮮学校が
日本のどんな学校にも負けないくらい努力していることを
あらためて痛感します。
無償化除外をいまだ唱える人たちは
どうしてこうした発表会や授業を見に来ないのでしょうか。