今ポーランドにいる夫が送ってきた写真です。
ポーランド東部ルブリン近郊の
マイダネック収容所。
第２次世界大戦中
ナチス・ドイツによるホロコースト（ユダヤ人大虐殺）
の舞台となった強制収容所の一つです。
アウシュビッツ収容所に次ぐ規模で、
現在は博物館となっています。
８月９日深夜、火災が発生したそうです。
日本の報道では電気系統の故障による出火とのことでしたが
夫によると放火だったとのこと。
バラック１棟が壁を残しただけで全焼し、
収容されていた人たちの残した靴約７千足も焼けたそうです。
写真は焼失からまぬかれた靴です。
ブログにアップするのがためらわれましたが
サイズをダウンし、あえて見ていただきます。
女性の靴と男性の靴が混在していますが
色が脱け、形はひしゃげつつ
「かれら」は金網におしつけられた圧力に
いまだ間断なく叫びつづけています。
その叫びの歴史的波動が
画像からさえひりひりと伝わってきます。
おびただしい死者たちの靴は
「私たちの叫びを見てほしい」
と叫びつづけているのではないでしょうか。
こんな殺戮は二度と起こってはなりません。
