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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

#連歌デモ1462~1494

※全行程はHP(http://reliance.blog.eonet.jp/default/shikukan.html)にて御覧いただけます。

1462〈暗き夜の底〉ともにし我も闇の澱できらめく歌に励まされ(1451「真っ直ぐに只まっすぐにその胸の言葉を紡げ暗き夜の底」と1452「かの夜は冷たき雨に涙すも今日同胞の歌に涙す」へ返歌)

1463言の葉ひとつひとつ踏みしめてロザリオに託す平和の祈り

1464聖母子の優しい眼差しが深い哀しみに変わりし今日も核の惨禍は止まず

1465ロザリオを握りし指の深い皺罪を包んで希いを祈って(1463、1464へ返歌) 

1466まりあその優しき響きをもつ人の名をあまたの人が呼び求めた今日(注:長崎原爆忌によせて)

1467聖マリア哀しみ涙慈しみとわなる祈り愛木霊して(1466へ返歌)

1468不覚なり完全防水必要なりしがワークブーツセシウム浸みたり(注:除染に参加されたシニアボランティアさんのお話)

1469あくまでもセシウムなめたらあかんぜよゴム手長靴水浸みぬよに

1470長崎に虐殺の日は巡り今ゆるやかなれど火はなお燃えて

1471側溝の底に溜まりしセシウムのちりちりちりちり足這い登る

1472ふと口からもれた古語が〈まつりごと〉くつがえし・継ぎ〈我らの言葉〉に(意:今の政権もそうかも知れませんが、自民党政権時に儒教の先生が講師になり、政治家の無理解ぶりに呆れたとか。「お前ら、『孟子』の易姓革命論を知らんのかー!」)

1473原発を厭しと恥しと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば

1474繋がりし絲の奇跡は今もなお 桜坂歌うあのひとの声とともに(長崎原爆忌によせて)

1475心に深くしまわれてもまた種火になりてひとの心に住み着かむ(1474へ返歌))

1476人工の陽安全神話というならば永遠(とわ)に隠れよ天岩戸に 

1477聖母子の顔の汚れを如何せん洗へど落ちぬ闇の刻印 

1478聖堂の瓦礫にまみれ倒れつつ天仰ぎゐる母子像の顔 

1479忘れるな脱原発と叫ぶわけひとえに願うは脱被曝なり 

1480「避難指示解除準備区域」の中ぶらりん盆の墓参もままならず哭く 

1481悲しいと悔しいと空に投げつける少しばかりの優しさも添え(注:今日は長崎が焼かれた日。「有ったことを忘れる」のは、もう一度自分自身の手で焼くこと、だ。1482と1483も同じ。)

1482悲しみも悔しさも時は流せども記録を超えて今記憶する

1483手から手へ胸から胸へ受け渡す民の記憶は時に刻まれ 

1484ヒロシマナガサキで殺された方々は同じ人道に反する罪をどう憂いておられるか

1485原稿を使い回せし為政者の「恥」も知らざる今日原爆忌 

1486臣野田よ君に信なし語りおる言葉のなんと空疎なことか

1487黙祷の静かなる日も福島の第一原発蠢いており

1488長崎のひと語りおり原爆の凄惨さはその万倍と知れ

1489原爆は克服できず原発の被害は綺麗な画面に添わず

1490原爆忌「黙祷」の二字TLに流れ行く過去への祈りと明日への思い 

1491めぐり来て六十七年ナガサキ忌再び背負う被爆の十字架 

1492戦争は人間の仕業と断罪せる法王ありて ロザリオ潤む(長崎原爆忌に。1493と1494も同じ)

1493原爆と原発は違うそれのみを繰り返すひと思考捨ており

1494忘れじと胸に刻んだメッセージどうか福島を忘れないでください