マイケル・サンデル教授の白熱教室、みました。
一時間半でしたが(実際はもっと長時間だったんですよね)
文字通り白熱していて
(あるいは学生の緊張が伝わってきたのかな)
あっという間に過ぎ去りました。
いやー、学生たちは準備おこたりなく、先生の本をしっかり予習してきていましたね。
意見の内容が密度が濃すぎて、ついていけない場面も。
サンデル先生によれば
学生たちの意見からは
1最大多数の最大幸福という功利主義的な考え方と
2一人一人の個人の尊厳と権利を侵してはならないとするカント
3そうではなくてまず共同体の目的としての美徳から考えるアリストテレス
(でしたか)
の三つの視点がちゃんとそろっていたそうです。
日本の戦争責任の問題や
オバマが原爆投下について謝るべきかどうかも
議論されました。
私の意見は、現在の世代が戦争責任を引き受けることはぜったい必要!
なぜなら、そうしなければ、戦争責任を回避してきた過去の世代をのりこえることができないから!
そして、いつまでたっても現在を生きていることの意味が、現在の世代には曖昧だから!
親の恥ずかしいところは、乗り越えてみせるしかない!!
なんて、
きっとテレビを見ている人の多くも
私と同じように、自分も手を挙げている気分になったはず。
しかし実際、サンデル先生に指さされ、きみの名前は?なんてきかれたら、頭真っ白になってしまうでしょうね・・・。
聴衆には国会議員(えーっと誰でしたか)もいて
「サンデル教授に国会に来て授業してほしい」
と言ってました。
たしかに私も
日本の政治家がこういう議論で
どんな発言をするかを見てみたいのですが。