神戸・三宮「カルメン」での会合から戻ってきました。
いつも思うのですが、神戸はやはり空気そのものに、異国の輝きがありますね。
「カルメン」は古いrスペイン料理のお店で、
私も三年前でしたか、ここで毎年夏にロルカの命日を記念して行われる
「ロルカ詩祭」で朗読したことも。
店内に入ると、
神戸の輝く空気がさらに異国の陰翳をおび、
私もドイツの居酒屋などで感じた
古き良きヨーロッパの薄闇の香りがします。
重厚なテーブルに肱をつき顔を寄せれば、
自然とくつろぎ、魂から言葉が誘いだされてきます。
店の柱にかかげられた布に描かれた素敵なロルカのまなざしを感じながら。
朝鮮高級学校無償化除外の問題に
これからいかに私たち詩人が関わっていくか。
やはり実際顔を見ながら話をしていくと
自然と案が身の内からうみだされてきますね。
みなさまにも今後言葉のお力を貸していただくかと思いますが、
どうぞよろしくお願いします。
写真は帰りの阪急電車のぴかぴかの車体に写った私。
この小豆色が私はなぜかとても好きなんですよ。
もともと男の子気質なのか、電車やバスが好きで、
関西ではとりわけこの阪急電車の車体のデザインと色が好き。
なにかいい香りがあるんですよね。
京都は阪急四条駅で降りましたが、
阪急百貨店のまえで
朝鮮高級学校の生徒さんたちが横断幕を掲げて
今回の無償化除外の問題を切実に訴えていました。
すごくしっかりしているように見えて
おおぜいの人混みをまえに相当緊張している。
通り過ぎる人ばかりで胸が痛みました。
日本の大人がしっかり護ってあげなくてはなりません。
その隣にも
また通りを渡った高島屋前にも
今日は他に派遣労働や最低賃金や組合活動で
いくつもの団体がそれぞれの訴えをしていました。
デパートという消費構造の最先端の入口で
こうした光景が目につくようになったのはいつ頃からなのか、
眩暈がするような思いを抱きました。
