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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

7月9日「復興支援コンサート」in東北朝鮮初中級学校

8日21時に大阪発仙台行きの夜行バスに京都から乗り込みました。
車内にはすでに始発から乗車の他のメンバー5名が揃っていました。またボランティアらしき若者中心に満席でした。これから日本海側に出て北陸を通り、新潟、福島を通って、12時間の長旅に出発!
椅子は割と快適でしたが、振動は激しく、最初は眠れるかと心配でしたが、
不思議なことに12時を過ぎると、いつしか振動に合わせて薄い薄い眠りについていました・・・

福島県には6時位に着いたでしょうか。安達太良SAで休憩をとりながら、周りに拡がる優し い山並みを眺めていました(写真を取り忘れ、残念です)。
安達太良山といえば、智恵子抄
これが「ほんとの空」? でも、もしかしたら今は放射能でみえない薄曇りなのかもしれない、と、少し感傷的になりました。
しかしあとで調べてみましたら、ここは京都と殆ど変わらない測定値だったのですが。

そして予定より一時間早く8時仙台着。003
東北は思っていよりも暑い!  でも晴天でなにより。
ユニフォーム(今回のために特注しました!といってもたいした工夫はないですが)に着替え、11時に関東からのメンバーと合流し、太白区にある東北朝鮮初中級学校へ出発!

山の上にある、緑いっぱいの、とても広い敷地の学校でした。
麦わら帽子姿の尹鐘哲校長先生が出迎えてくれました。
また、二年前にブログで知り合って
今回朗読してくれることになったた白石市の金子忠政さんとも初顔合わせです。

14時15分の開演までまだ時間があったので、被災した校舎に案内していただきました。022
外見はそれほどの被害には思えなかったのですが、内部は惨憺たるもの。
職員室の壁の崩落がすごい・・・幸いなことにそばに人がおらず、人的被害はなかったとのこと。
しかし床の傾きや壁の亀裂や階段の石の崩れた箇所など、もはやこの校舎が使い物にならないのは一目瞭然です。
今、授業は、寄宿舎で行っているそうです。

さて、リハや昼食(おにぎりも買っていきましたが、食堂で美味しい冷やしうどんを出していただきました)も終わり、いよいよ開演です。

演目は6月28日の記事にアップしてますので、御覧下さい(→http://reliance.blog.eonet.jp/default/2011/06/post-6428.html)。

今回は時間の関係もあって、事前の宣伝があまりできなかったにも関わらず029
100名程の方々が集ってくれました。
学校の食堂を会場にした手作りの朗読会となりました。
雰囲気がとてもアットホームで
私たちもリラックスして楽しい気持で朗読することができました。

私は金子みすずの「ふしぎ」と「ハッキョへの坂」、それから許玉汝さんとのバイリンガル詩「これがおれたちの学校だ」を朗読。
最前列に座っていた小一から中三までの計25名のトンムたちが
暑い中一生懸命きいてくれていたのには感激。

初級学校三年生たちの劇「金の斧銀の斧」は、許先生のおじいさんをもりたてた子どもたちの可愛さに会場はうっとり。
金の斧の誘惑にもまけず「あにえよ、あにえよ(違います、違います)」と首をふる姿は、
か、かわいらしすぎる!! 

最後に25名で元気いっぱいに校歌斉唱してくれました。 031_2

あっという間の2時間でした(しかし子供には果てしない暑さと眠気とのたたかいだったかも?)。

終了後は学校と関係者による心づくしの焼き肉(ハッキョの七輪で焼いていただきました)。雨でおひらきとなったのも、何だかいい感じでした。

子どもたちに私たち大人が朗読したり、うたったりした中の言葉が一つでも、きらりと残されていれば、うれしい。
小さな体と大きな感受性でいつもすべてを受け止めるきみたちの
生命力の糧のひとつになれれば大人たちはそれでいいのです。