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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

NHK「揺れる朝鮮学校」を見て

  NHKの「揺れる朝鮮学校」、おおむね良かったです。民放にはなかなか出来ない特集だと思いました。阪神教育闘争やなぜ韓国ではなく北朝鮮と関係が生まれたのかなど、まだまだ朝鮮学校の基本的な歴史や内実が、日本社会には知られていないんだなと実感しました。しかしこういう特集があるたび、最初から歴史を語り直さなくてはならないのは、私たち日本人が常日頃いかに日朝韓間の歴史に対し鈍感であるかを物語っているのではないでしょうか。
 学校は、確実に時代に対応して変わろうとしています。現に、大阪の朝鮮学校は、日本社会が突き付けた理不尽な補助金の条件にも涙を呑み、ぎりぎりの形で受け入れたではないですか。なおもそれをまた否定しようとする議員たちがいることには、偏執的な異常ささえ感じます。
 つまり本当のテーマは「揺れる朝鮮学校」ではありません。署名活動をする学生に「北朝鮮!」と罵声を浴びせる大人や、ネット右翼在特会、さらには朝鮮学校を何としてでも潰そうとする橋下徹氏率いる維新の会など、朝鮮学校無償化除外問題の本質は、「壊れゆく日本人」なのです。NHKには、さらにその方向へと勇気を持ってテーマを発展させて欲しいと思います。