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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

2010-03-04から1日間の記事一覧

氷の下でふたたび一匹の鯉が

冬 師走の花、 氷の下でふたたび一匹の鯉が── 鄭芝溶(チョン・ジヨン)という詩人が尹東柱を指して言った言葉だそうです。鄭芝溶は感覚派の詩人で、同志社大学にある「鴨川」という詩を刻んだ彼の詩碑は「序詩」を刻んだ東柱の詩碑と並んでいます。先日「東…

京都新聞夕刊

京都新聞夕刊から。 「日本の中学・高校にあたる同校の母親でつくる『オモニ会』のメンバーら約40名が、京都高島屋など4カ所に立った。朝鮮高校卒業生に国公立受験資格がある点などから『日本の高校と変わらない』」「(除外は)あらたな民族差別」と書い…

バッシング

今日の朝日新聞朝刊の「オピニョン」欄に精神科医の斎藤環氏が、冬期五輪選手の服装をめぐる「バッシング騒動」について興味深い内容のコラムを書かれていました。題して「倫理よりも印象で世間は叩く」。内容もさることながら、斎藤氏の言葉の切れ味はやは…

昨年生まれた一つの原点

昨年12月に池田康さんの洪水企画から、歌人の野樹かずみさんとの短歌と詩のコラボレーション第二弾 『天秤−−わたしたちの空』を出しました。(第一弾は、『christmas mountain−−わたしたちの路地』(澪標))。この土曜日に歌人の集まりで同書が取り上げら…