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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

JNN 福島第一原発 情報カメラ (Live)

JNN 福島第一原発 情報カメラ (Live)を、リンクしました。ツイッターで教えて下さった方に感謝。

己れの歌を唱へ

今朝の新聞のうたう存在という人間の魂の尊厳を奪う、まさに暗黒時代の条例案提出の記事を読んでから、私はなんだか変です。 すごくがっかりしている自分がいます。何をそんなにがっかりしているのでしょうか。 恐らく選挙からずっと引きずっていた失望感が…

大阪維新の会府議団、君が代条例案提出へ 起立義務づけ

「歌」の問題であるからには、詩人も無関係ではいられないはずです。何をうたうか、というのは人の魂の問題に関わるのですから。「歌」だけは強いられてはならないと思います。ましてや起立とは。 国歌はなぜ必要なのでしょうか。国家へ忠誠を誓っていること…

ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」のお知らせ

福島原発事故から2ヶ月間取材を重ねて制作された番組が今度の日曜日、5月15日に放送されます。 * ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図〜福島原発事故から2ヶ月」* 放送日時:2011年5月15日(日)22:00〜23:30(90分) NHK教育テレビ (あらすじ)…

今日の思い。必要なのは…

原発の存在が日々頭から離れません。誰もが同じだと思うのですが。 今日ちらっと国会中継を見ました。民主党の誰かが「これは天災ですか、人災ですか」とつめより閣僚が長々とはぐらかすかのような意味不明の答弁をするのをきいていましたがその発言の中に見…

脱原発は深い闇との戦い

本日付京都新聞朝刊「凡語」(「天声人語」のようなもの)がまた面白かったのでアップします。脱原発は、原発をめぐる「深い闇」との戦いの始まりでもあるのです。 日本映画界のドン」とも呼ばれた東映名誉会長の岡田茂さんが亡くなった。「任侠もの」を数多…

デブリという言葉を思い出しました

あの、一号機の炉心融解の説明はどこかできいたことが・・・。あれだ、あれ。三月、原子力資料調査室の後藤政志さんの会見で聞いた話だ。 三月十四日の記事の一部です。 「もし完全なメルトダウンが起こると、何が起こるのか。まず圧力容器の底に溶融物(デ…

小水力発電の可能性

本日付京都新聞朝刊「凡語」を転載します。「小水力発電」の可能性、いかがでしょうか。 「夕暮れとともに京都・嵐山の渡月橋は、ほんのり柔らかい明かりに包まれる。歩道に並ぶ60基の小さな常夜灯が一斉に輝き始める。ライトアップというには控えめで優し…

「それは似ていた」

私は、私たちは、今本当は何を見ているのでしょうか。奇妙なことを言うようですが与えられる映像、イメージ、がそのまま自分が見ている通りのものだと私には次第に思えなくなってきています。 例えば今も不気味な温度上昇が続く福島第一原発三号機の破壊され…

『ハッキョへの坂』を紹介してくれたブログとHP

これまでに新詩集『ハッキョへの坂』を紹介してくれたブログとHPです。 野樹かずみさんのブログ→ http://yumenononi.blog.eonet.jp/default/2011/05/post-fb5b.html Santaさんのブログ→ http://ameblo.jp/santanomiruyume/entry-10882700114.html 森…

ツェランの海へ(二)

詩人の要件は何でしょうか。 最近、私はそれは「無垢」ではないかと思うようになりました。 「無垢?イノセンスなんて社会や現実に関わろうとしない詩人の言い訳じゃないの」とも言われそうですが、このところ関東大震災前後の詩の状況をふりかえろうと中原…

「瓦礫の中から言葉を」を見た聖職者の方のブログ

「瓦礫の中から言葉を」を見た聖職者の方のブログ→ http://sekich.exblog.jp/

茄子紺色の夜に

夜になっても海風のような生温かな風が吹いています。 この京都の盆地の路地から路地を軟らかくくるむように風は吹いても吹いても皮膚にいかほどの温度差ももたらさない。ぬるいビールのようにぬるい予感のように坂をおりつづける風 坂を勝手にわいてくる無…

米谷ふみ子さんのイベントのおしらせ

おしらせ(1) 米谷ふみ子トーク&サイン会 刊行記念イベント 「だから言ったでしょっ! 核保有国で原爆イヴェントを続けて」(かもがわ出版) 時 五月十四日(土)十四時〜 場所 MARUZEN & ジュンク堂書店 梅田店 電話 06・6292・7383 (2) 「“…

チャリティーコンサートでの朗読─眼の海、詩の海

今日は、奈良朝鮮初中級学校でのチャリティーコンサートで 朗読をしました。震災の詩「影」です。ひとつひとつの言葉を、瓦礫を踏むように、ゆっくり低く読むことをこころがけました。 京都から行く途中、大和八木で降りるべきところをかんちがいして大和西…

ツェランの海へ(一)

今日、ツイッターに呟きました。 私は今書かれている震災詩よりももっと、非情な詩が書かれるべきなのではないかと思う。今、それでもなお生きる私たちの内奥の、何ものも壊し得ない孤独を結晶化したような。たとえパウル・ツェランの詩にも比せられるような…

日本の臍辺りで思ったこと

日本の臍辺りでの三日間は例年通り穏やかなものでした。 美しい新緑の山々に囲まれた農村の、多くは年老いた人々の暮らしは相変わらずつましく、靜かで、時折、あちこちに犬や鳥の声がきこえ、ほんの時たま、路地に入り込んできたバイクの音が懐かしいように…

辺見庸「神話的破壊とことば」(「文藝春秋」5月号)

「文藝春秋」5月号の辺見庸「神話的破壊とことば」に打たれました。同誌は震災特集ですが、辺見さんの文章は他の文章とは、やはり格が、質と次元が違います。他の筆者が、今回の悲劇をこれまでの自分の言葉や論理にやすやすと回収し、時に超法規だの大和魂…

今日本の臍辺りにいます

今日本の臍の辺り?に来ています。新幹線が素通りする、日本の隠れ処には、忘れられたり、見過ごされてきたものが、ひっそり息づいている。朝、畦道を散歩しながら、足元のスミレたちと久しぶり出会いました。草の世界の可憐な星には種類がいくつもあるとあ…

詩「歌 ──五月二日、京都・詩仙堂の緑に」

歌 ──五月二日、京都・詩仙堂の緑に 河津聖恵 緑がふりそそぐ ためらいもなく歌がふりそそぐきこえない星の破片のうたひるがえりまきかえる弔鐘ラッパ天使のことづて空にみち空が胸いっぱいになり今歌が地上にふりそそぐ 目はさびしい耳だった緑がふりそそぎ…

辺見庸「標なき終わりの未来論」(「朝日ジャーナル・知の逆襲第2弾」)

震災直後に出された「朝日ジャーナル・知の逆襲第2弾」に掲載された 辺見庸さんの論考「標なき終わりの未来論──パプティコンからのながめ・生きのびることと死ぬること」は震災の前(恐らく直前?)に書かれたものです。 現在の危機の実相と、近未来の薄明…

Twitterでの発信を開始しました。

Twitterでの発信を開始しました。まったくやみくもの発進です。 以前は手続きが面倒くさくあまり関心もなかったのですが今回の震災でこのツールの活躍を知ってからは、心惹かれるようになりました。 昨夜はつぶやきの巣作りに四苦八苦。何とかぴいぴ…