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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3月30日付朝日新聞朝刊「君が代 教諭の再雇用取り消し」

昨日の朝日新聞社会面に素晴らしい取材記事が掲載されていましたので、アップします。 生徒を大切に思うがゆえに君が代斉唱時の起立しなかった教諭が再雇用を取り消されました。この先生の深い思いと橋下さんの処罰の理由を読み比べてみれば、後者の異様な浅…

昨日京都市議会のがれき受け入れ決議を傍聴しました

昨日、京都市議会へ傍聴しに行きました。一昨日に京都市長が関西広域連合の会合で、がれきの試験焼却をする方針であると述べたというニュースがいきなり入ってきたのですごく心配になりいたたまれなくなって駆けつけたのです。 ちょうどその数日前京都府議会…

矢部史郎『3.12の思想』(以文社)

深い触発を受けた一書です。 昨年末と今年初めに行ったロングインタビューをまとめたものだそうです。それだけに読みやすかったですが読むにつれて深く考えさせられていき、やがて絶対的な絶望へ向かわせられもしました。しかしそのことによってこれまでの震…

大阪府による大阪朝鮮学園に対する補助金停止について

3月19日大阪府は、今年度分の朝鮮学校に対する補助金を全面停止すると報道各社が伝えました。 ●「朝鮮学校補助金支給せず 大阪府、生徒の礼賛訪朝で」産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120319-00000079-san-soci●「朝鮮学校補助金:大阪府、…

「フランシス水車のやうに──『吉本隆明詩全集』から視えてくるもの」

逝去をきっかけに、吉本隆明さんについて新聞やネットであらためて話題となっています。ただ詩人としての吉本さんについて書かれたものは、まだ書かれていないように見受けられます。下記に私が2008年の『現代詩手帖』の年鑑号に書いた論を掲載します。…

詩人吉本隆明さんが亡くなられました

吉本隆明さんが亡くなられました。 一報をきいたときたしかに一つの時代の血が遙かに退く感覚がしました。私はまだこの詩人の全貌を把握していないのですが自分の感受性を信じて時代と向き合ったすぐれた詩人です。 一度だけ、吉本さんの詩集の授賞式でお姿…

現代詩手帖3月号「鈍銀色の沈黙に沈んでいる──新井豊美さんのご逝去を悼んで」

去る一月二十一日に、詩人の新井豊美さんが亡くなりました。七十六歳。いまだ亡くなられたとは信じられません。それは恐らく私にとって、新井さんの詩が、言葉による永遠の生命をかちえているからに違いありません。詩人の死とはそのようなものなのでしょう…

3.10と3.11──日付が変わって

昨日3月10日は金子みすゞの命日でした。 そして今日は3月11日──。 一人の死をきわただせる詩人の死とひとりびとりの死が数としてカウントされてしまう死。 みずから意志して選びとられた一人の死と、巨大な自然の盲目の意志にあまりに突然に生を引きち…

「葛飾北斎展」(京都文化博物館)をみました。

先週の日曜日に、京都文化博物館に「葛飾北斎展」をみに行ってきました。 北斎は現物をこれまでみたことがなかったので、楽しみにしていました。 日曜ということもあって、会場は大変な混雑ぶりでした。マイペースではなかなかみられず、人の流れのままにゆ…

3月4日付京都新聞朝刊・「詩歌の本棚」新刊評(河津聖恵)

去る一月二十一日、新井豊美さんが亡くなった。イメージと肉体感覚が知的にせめぎ合う詩風が魅惑の、正統派の詩人。詩論家でもある。八〇年代にジャーナリズムを騒がせた「女性詩」を、歴史的な視座から冷静に振り返った『近代女性詩を読む』や『女性詩事情…

韓国映画「ポエトリー アグネスの詩」(イ・チャンドン監督)

韓国映画「ポエトリー アグネスの詩」(イ・チャンドン監督)をみました。 素晴らしい映画でした。 詳しいストーリーは下記のURLをご参考にして下さい。→http://poetry-shi.jp/intro.html 貧しく孤独なヒロイン・ミジャが、一篇の詩を紡ごうとする。そのひと…

日本だけが取り残されています!−「こっぽんおり」結成記念集会

一昨日午後六時半から、キャンパスプラザ京都で、「朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京 滋」(愛称こっぽんおり=「つぼみ」の意味)の結成記念集会がひらかれました。私もソウルの朗読会と17日の要請行動について報告しました。 主催者の仲尾宏さん…