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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

#連歌デモ 3601~3650

3601木槿と桜我の大切なふたつの国の花 この花とこしえに平和な地に咲き誇らんこと願う 試練与えられし乱れた時だからこそ切に思わん今

3602地球の常識原発止めろ何度も言わすな狂気よ鎮まれ目覚めよ命よ

3603他人の言葉借りて語らず自分の命語り給へあなたの命はあなたのみ知るそれ故に

3604政府に自治体内部被曝を幇助する愚かな国が何処にある国民は国の宝ぞ

3605もはや民邪魔者なりと思ふらし政府に自治体被曝を勧む(3604へ返歌)

3606自国の民が苦しむを見るが楽しか悪代官一向一揆始まる世(3605へ返歌)

3607封建の世が良かったと言わせるな一揆起こるは主の不始末改易ぞ(3606へ返歌)

3608ごめんねそれしか言えぬ私にどうして泣くのと訝る幼き君をぎゅっとだきしめる 今はそうしたいの 君を守れるように

3609権利主張鬩ぎ合わねば独り勝ち政治の世界思いやり譲り合うには程遠し

3610DNAを壊す放射能花鳥草木奇形にし宇宙のリズムを狂わせ歪める

3611この国に生まれしことを悔やむなど誰が心底望むといふか(おい政治家よ…)

3612狭き島繊細なりし大和民族営む文化の麗しき愛し誇らん(3611へ返歌)

3613便利さを求めるあまり 作りし不自由ゆき過ぎたるは及ばざる如 (3471「物数多余れる世に生き子どもらの 糧を探す原始に還れり」へ返歌)

3614生きるとは簡単なことなるを 便利を求めて難しくする/ドア押さえ後のひとを気遣うを 優しさのリレーと我思うなり(3613へ返歌)

3615希(こひねが)ふ遅きに失せし感あれどなほこの国を好きだと言はせよ(おい政治家よ…)

3616生まれくるいのちのゆめにあまちくるあいのしらせにせかいひびきて/老いのゆめたおやかなりしときをもちあいをはなちてゆめみちびいて/病してわたしのありかあいおもいきせつのあめにおもいかんじて/死にゆくとおもいははるかゆめさきのあいのふるさとおもいかえりて

3617狂った世界渦に揉まれピエロの面を被りて踊る道化の悲哀

3618栗の実を無邪気に見る目が愛しい 君にきらきらと輝く明るい希望があること願わん今日

3619醜悪な原発の残骸弔いもせず勇み足にて踏み荒らす国土

3620ママはんぶんこといって 半分にしたクッキーくれる君 大人になっても覚えていてね人を幸せにする魔法だから

3621魔法の鏡覗き込み答えを問えば世界で一番愚か者原発を作りし輩と

3622調和と平和の意味知らぬ者が障子の穴に覗く未来は阿鼻叫喚

3623忘れ難き過去の栄光繁栄を語る法師に耳は無かれり

3624過去の亡霊立ち上がるごとき総裁選満身創痍のこの国にして(3623「忘れ難き」へ返歌)

3625あべしのべまちがえやすきひとに告ぐ不安倍増の倍の字と知れ(3624「過去の亡霊」へ返歌)

3626みせかけの繁栄に踊らされし宴のあといぢめ過労死環境破壊(3623「忘れ難き」へ返歌)

3627言葉のレーザー患部を焼きて病巣を崩し健常細胞露わにさせるか

3628我正義とは言わねども狂いし世界狂いたりと知る正気は持てり

3629めげず怯まず弛まず進む風を怖れぬ鳥の様に飛ぶ

3630清らなる秋の空気に混じりたる放射性物質科学は防げず

3631涼風の凛と張りたる空気の中に血清の無い毒蛇住まいて(3630「清らなる」へ返歌)

3632赤き薔薇の棘指に刺しゆるり流れる血潮見つめる我が庭で(3631「涼風の」へ返歌)

3633胸にある熱き血潮の行きどころ何に求める薔薇の問いけむ(3632「赤き薔薇」へ返歌)

3634胸奥の心音響くその中心日々 翳め行く胸騒ぎ滾る血潮は未来を告げ(3633「胸にある熱き」へ返歌)

3635未来をば紅葉の手のひら握りしめ 笑う子らの為に抗う(3634「胸奥の心音」へ返歌)

3636親鳥の疾風の如くに子を守る情の深きに手遅れは無し(3635「未来をば」へ返歌)

3637親鳥は卵を守りて身は細る見習いたまえ政治家諸君(3636「親鳥の疾風」へ返歌)

3638虫すだく五坪の庭をつつみ込む秋冷にすら怯む昨今(3630「清らなる」へ返歌)

3639花溢る花屋の店先迂回して 何に怯えるひとに怯える/ 無関係無関心でいられるは 我のみぞ思う秋の淋しき(3638「虫すだく」へ返歌)

3640己れらに都合の悪い情報を隠す伝えず改竄してゆく

3641母親の子どもを見る目の確かさを嘲るひとに母はいないか

3642薄白き靄広がりたる青空の遥か向こうには核の廃墟が

3643戦争の経験ありし党員も声上げられずネットサポーターの荒ぶる怒号に(注:自民党総裁選)

3644フクシマの核戦争や旭日の深き野望や凶々しき世(注:ますます暗さを増してきたような今日この頃…)

3645死の灰にまみれる怒り奈落へと堕ちる悲しみ汚れてもなほ

3646携えたことばはここで放たれていつかのあしたを照らして光る(3433「詠み人は手を携えて歩みゆく一人では無く無力でも無く」に返歌) 

3647あどけない少女の瞳何を見つめ待たんや ただひとこと詫びる言葉も見つからず

3648途方にくれん我に優しく微笑み囁くなり 歴史を忘れるなかれ悲劇は今もどこかであらんと(注:韓国の従軍慰安婦の像をみて)

3649これやこの往くも還るも笑みうかべ秘める涙は地の露となし(#脱原発 併せて川口発の復興支援ボランティアプロジェクト、笑顔*(^o^)*届け隊!によせて)

3650昔なら紅旗知らぬで強がれど今は斃れる原発知らねば(注:「紅旗征戎我が事に非ず」(明月記。「紅旗」は天皇を奉じる平家の旗の意。)