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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

文部科学省へリーフレットの提出と要請を行ってきました

昨日文部科学省を訪れ、リーフレット朝鮮学校無償化除外反対・言葉を紡ぐ者は訴えます』の提Image506 出と除外反対の要請を無事行ってきました。執筆者24名の代表として野樹かずみさんと私、他に今回の要請を支援してれた方々を加え計6名での要請となりました。

とにかく慣れないことばかりで大変疲れましたが、文科省の専門官の方には忙しい中半時間も時間を割いていただきました。話の内容だけでなく、こちらの率直で不勉強な質問や疑問に丁寧に答えてくれた態度には、この問題に取り組む現場の人々の誠実さを感じました。それは、今回の問題に対する文科省の立場がなお一貫していることの証だと思っています。いずれにしても会って話す、訴える、耳を傾けるということは大切なんですね。このリーフレットも読んでいただくように、執筆者についての説明も加えながら、十分お願いしておきました。

この要請は詩人たちの力だけでは恐らく実現できませんでした。じつは、詩人たちの行動に共鳴してくれた若い社民党の方々に大変お世話になったのです。日数も少なかったのに文科省と交渉し要請を実現して下さった社民党佐藤大さん、市来ばん子さん、森原秀樹さんには本当に感謝しています。この問題に果敢に向き合いつづける若き政治家の存在に私たちは大いに励まされ、また希望を抱くことが出来ました。

関係者の方々にはまた別途ご報告いたしますが、とにかく国会議事堂さえも初めて見た私です。どんなに緊張し興奮していたかはお察し下さい。横断歩道を渡りながら、いいアングルを写そうと急いで携帯を取り出しました。ふと先日引用した金時鐘さんの「木蓮」の一節を思い出しながら。「過ぎた時代を思えば/永田町を立ち込めたのも/催涙弾のガスだった。/ひたすら時代を蒸発させて/ついに国会議事堂を怪鳥が飛び立ったのだ」。そう、この「オブジェ」にはやはり「怪鳥」がふさわしい気がします。しかしそれは、今どこにいるのでしょうか。時代の闇から目覚め、再生する火の鳥は。それともそれはもうこの「中心」を卵のように抱き、みえない炎の羽で包んでいるのでしょうか。