『自由と平和のための京大有志の会声明書』(クレヨンハウス、500円)
が出ました。
この夏いつだったか
沖縄から帰ってきたばかりの私は、
ネットで「声明書」を読み、
とりわけ「海は、基地に押しつぶされてはならない。空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。」の二行に共鳴して、
思わず賛同のメッセージを寄せました。
(わずか8行の文章ですが、
大変光栄なことに「賛同者の声」としてこのブックレットに掲載されています。)
「運動ということばにつきまといがちな勇ましさやたくましさを、わたしたちはもちあわせていない。そもそもリーダーがいない。わたしたちの中心にあるのは表現である。どんなささやかな表現でも、こころの底から表れたものである限り、誰かとこころの奥深くで触れていられる「ひろば」をつくる。」(「はじめに」)
ともすれば
断絶や孤独を信じてしまいそうにもなりますが、
このブックレットを読んで少し元気が出ました。
「こころの底から表れた」表現が、
人と人との対話の「ひろば」を創造し、
その創造のうごきが
今人を隔てる見えない柵や檻をおのずと解いていくことを、
私も信じていこうと思います。