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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

#連歌デモ 3722〜3800

※投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmliを御覧下さい。 

3722放射能に汚染されし食べ物を子らに食わす政府のやり方に昔の悪夢思わずにいられぬ戦前に戻りしか今の世は

3723(3722「放射能に」へ返歌)いつの世も為政者たちは変わりなく弱く小さき者を虐ぐ

3724福島の悲しみの焔は今世界に飛び火していつの日にかまことの平和の種火とならんかな

3725私の常識脱原発勿論論外再稼働国の常識との間深くて暗い河が流れて

3726あゝ!如何に生きづらき世か!あゝ!如何なる苦しみの世か!されどかすかなる望みの灯そはキリストなり

3727イキガミの最終話のこの国は戦争も悪法もないといふ されどこの国の実態は何ぞや人を守りしはずの政治が命を軽んじ殺さしめんとは

3728一体どうしたことですか TL流るるカツカレー 万事の休すやの今日にどうでもいい感ハンパなし!

3729無人島は無人のままに捨てておけ福島福島福島を見よ

3730秋の日の短き間にもひとは生き笑いそして涙する今日

3731レノン忌の冬近みかもめつむりて聴きしのみなる鳩の鳴く家

3732今日といふ日が明日へと続くよと無邪気に約束交わす子らよ

3733今日の日のいのちは今日で尽き果ててまた来む明日のいのちの力

3734(3733「今日の日のいのちは」へ返歌)今日のいのちは 今日生きたかった人たちからもらいしいのち だからこそ 生きて明日に繋げよ明日へ希望とともに

3735 (3734「今日の日のいのちは」へに返歌) きらきらと輝く瞳で話する子どもらの明日原発なき世に

3736までいに生きるも足早に軍靴如きの地響き覆う老女握るや拳を心臓に

3737(3736「までいに生きるも」へ返歌)かすかに我にも聞こゆあの音が我思わん同じ道辿るべからず 民草望むはいのちを大切にする明日

3738人間はかくも残酷な生き物かロンゲラップ島で人体実験

3739今の世に地獄があると言うのなら地獄の獄卒総理と官僚

3740福島の原発未だ終息せず台風来ればこの国死国

3741(3740「福島の原発未だ」へ返歌)十三夜風向きに一喜一憂不安は募り全てを清め持ちされ台風

3742(3741「十三夜」へ返歌) 十三夜月を隠す群雲に問うてみたし国の行く末

3743(3741「十三夜」へ返歌)冠を欠く白き月妖しい光放ち給ふ瞼に赤く血滲ませて

3744(3743「冠を欠く」へ返歌)無情なる雲に全て覆われて 陰りゆく今日本の末か

3745(3740「福島の原発未だ」へ返歌)死の国と民は知れども認めじと国家嘯き共に滅ぶや

3746(3745「死の国と」に返歌) 福島の原発作業にあたりたる ひとのいのちの危機泣く今宵

3747(3745「死の国と」に返歌) 福島の原発作業にあたりたるひとのいのちの危機泣く今宵

3748怪獣ゴジラ放射能汚染予測して想像力より生まれし今は全てが現実となり/円谷の見し出来事は正夢か子供騙しの絵空事で無く/水爆実験南海の孤島に生まれし怪物海を越え東京上陸首都炎上/人間の予知本能50年前より危険とされた放射能防げず今日が有り/日本人警句の意味を分らずにいたか

3749早送り進む現実取り残されて遅い対策遅い警戒全てスローで手遅れに

3750地に空いた地獄の釜かプクプクと瘴気のごとく放射能吐く

3751原潜も空母も動く原子炉だ核兵器までわんさか積んで

3752この街に声は響きて民の声ささやかなれど政今撃たむ(注:地方都市の小さな金曜抗議行動に連なりて)

3753ふるさとの甥や家族や友胸に言葉が生まれ絵が生まれてく

3754(3753「ふるさとの」へ返歌)想い人胸に浮かべば語りだし声聞こえ温もり感じ遠く離れて笑い合い

3755(3753「ふるさとの」へ返歌)対岸の原発に抗う街からの歌に月も滲(にじ)みて澄みて

3756いのちきて忘れられるや光りして想いは愛の灯り煌めき/イエスきてこの世の光祝福の罪穢れする命なきなり/想いきて戦いするは内なる闇質しきするも正しきなきや/祈りして平和戦い真実の両極振るは虚ろな時に

3757何事無く過ぎ行く日々は倦怠の中で平和と呼ばれ後に気が付き

3758日本から出た癌細胞地球を蝕む海繋がりて人の作りし国境等無し

3759経済は勝ち組のものと奢らば奢れされど負け組生命(いのち)まで売らず(注:「経済3団体トップが原発ゼロ政策に反対」というニュースに触れて)

3756(「経済は」へ返歌〉経済は生命のための営みぞ奢れる者は亡びるが常

3757裸電球点すだけなら千年も消えることなき毒などいらぬ

3758地震でも壊れることなき湯沸かし器? 幼稚な科学者もはや立ち去れ

3759(3758「地震でも」へ返歌)原子力科学者といふ方々はデータ求めて鬼にもなりぬ/ 風に乗り波にも乗りて漂ひぬ 放射能の害きっとその身に

3760(3759「原子力科学者」へ返歌)人ならぬ鬼よ立ち去れウラン連れて己が身を呈し実験するがよい/全世界の空と海とを汚しし咎我ら日本は世界より怨まる 

3761ゆるやかにひらきし足に君の逞しき体 我の傷を負うかのように重ならん 昨日の閨の感触と恥ずかしさに戸惑う朝

3762(3761「ゆるやかに」へ返歌)赤裸々にされど爽やかに愛の営み語りし君の勇気眩しき

3763(3762「ゆるやかに」返歌)日々闘いに疲れしわれに君の重さは心地良く  塹壕の兵のひと時の眠りにも似て

3764国破れ山河残さず人さえも生かさぬ魔物放射能よ消えよ

3765政治家一掃したにせよ千年残る放射能目覚めれば目覚めるほどに憂い深し

3766(3765「政治家一掃」へ返歌)この身さえやがてゆるゆる蝕まれ去りゆくことさえ惜しまざりしを

3767(3766「この身さえ」へ返歌)砂時計落ちるが如く蓄積されし放射能病の足音もう直ぐそこまで

3768(3767「砂時計」へ返歌)刻々と時を重ぬか喪うか生きてしひとの思うがままに

3769身を止める堂々巡りの感情の軛を断ちていざ進まん

3770棄てつらむ民は民とて生きていくせめて妨ぎな媚び売りなまじ

3771街路樹の黄色くなりし葉を見上げ今年ばかりは汚染と疑い/木枯らしに道行く人も口覆い北から来る風皆怖ろしと/台風よ渦を巻かずに汚れし空気北の果てまで運び去れ/風土怖れ水怖れ人を養う地球の恵み今如何にして受け取らん/人類史総清算の見直しの今濁流に飲まれ命からがら

3772生きる夢愛の響きに交わす舞いいのちを通す祈りなるかな

3773(3772「生きる夢」へ返歌)生きる夢つむぐ命の愛の綱絶たれてなるか原発ごときに

3774天国へでも地獄へも言葉は導くそのベクトルに人の命の舵を取り(注:「言葉とはそもそも倫理」)

3775雲を割り突然差し入る日差しの様に燻りし我が心にも光あれ

3776いのちきて忘れられるや慈しみ想いは愛の灯り煌めき/仏きてこの世の虚ろ影舞いのまことの姿とわに抱きて/想いきて移ろう夢の賄いに慈愛に心空に開いて/祈りして慈しみ舞いいのちしていざなう夢のとわの響きに

3777この国の危機のありかを民は知る境界ではなく中枢にあり

3778型押して五七五に押し込むな伸びやかに呼吸する魂の震えを/魂はフォルマに宿る事は無し自由に羽ばたき彼方に飛び立ち/結論が見える即興趣無し一か八かの波に乗り如何に遠くに運ばれ行けるか/うたの翼は白き翼の希望の白鳩掌から放ちて青空高く舞え

3779艶やかな唇に触れたしせめて今宵くらいは 叶うはずなくとも せめてメールで愛を確かめん

3780寿司屋にて大トロ頼む勇気なし銭のことより産地が気になり (注;大間原発建設再開に怒りを込めて)

3781秋の田の黄金の実りに嬉しきかな白鷺舞い躍らん夕暮れに

3782君の心なぞるたび相馬の楽しき思い出を知る 君よ我は守るぞ君を育てし郷はよきところゆえ

3783(長歌)言葉研ぎ体鍛える あぶく立つあぶく弾いて ペンを拭き机整え  魂(こん)降りよ 歌よ奔れと あぶく棄てあぶく殺して 違う違う そうではないと 言葉磨ぎ 体鍛える 双葉の画 秋の草むら 非情を見据え (反歌)歌に込め反原発をしるそうと怒りのあまり我を忘れる

3784(3783「歌に込め」へ返歌)怒り籠め詠わんと文字に向かう時取り戻す我取り戻す想い

3785F1の「ほ」に勝ち目なぞ ないけれど ハラをくくって 闘争勝利!(注:やぶれかぶれの自暴自棄はちとまずいのだけれど、このところの世情じゃ無理ない。笑ってのりきるってもねぇ…気に入ったフレーズで再度。)

3786福一にもし心あらば何思う「危ない、逃げろ」か「早く止めて」か

3787オスプレイとどめに行かむと願へども行き得ぬ我はただ祈るのみ

3789風邪をひく君のため 市販の柚子茶を茶碗に注がん 柚子を採り刻みて砂糖と蜂蜜で作りし楽しき思い出も はるか遠き昔に今はなりぬるかな

3790インド中国イスラエル偉大なる精神文明持つ国が悪に手を染め核兵器持つ/核持つ心怖れと怒りと復讐に根ざす防衛正気無し/目には目を歯には歯をハムラビ法典野蛮の極み今も続き/全ての兵器を楽器にと叫ぶ歌手あり食器でも便器でも兵器よりマシ/核持つ国は原発と大の仲良し親類同士

3791青き空碧き海風清く吹くサンダカンの丘 連行されし少女の御霊我が両腕に抱えきれぬ

3792北朝鮮の核開発の非難資格なし! 核武装目的に原発推進する日本 

3793何をもて信じよと言う愚かしや 民の苦しみ解るふりして/この国の隅々にまで瓦礫まき 病気のデータ揃えんとすや (細野環境省大臣へ).

3794微かに響く 靴音に 我身を硬くせん 核の悲劇に見えし国ならば 平和の意味人の権利学ばざりしものを 戦の無意味さ知る国ならば 平和の尊さ身に染みてわかりしものを この国が辿りし道を今嘆かん

3795台風ならば過ぎし後には晴れ渡り我らの嵐いつまで続くか

3796まくべきは瓦礫ならずや明日をひらく希望の種子こそ万邦に散らめ

3797 9条を定めしときの精神はいずこにありやいずこ行きしや

3798零戦に片道だけの燃料入れる整備の役目おいし 我の祖父は若き青年を特攻隊として死地に送らん

3799(3798「零戦に」へ返歌)70年大和魂変わりけり勝ち目無くとも国の為家族の為に散りし命の潔し

3800(3799「零戦に」へ返歌)半島を日本と言いし我が祖父の弟は還らず回天とともに