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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

国連人種差別撤廃委員会

朝鮮学校無償化除外について、国連の人種差別撤廃委員会が、
「子供の教育に差別的な影響を与える行為」として懸念を表明したそうです。
報道する記事にはまた
朝鮮学校だけでなく在日韓国人や中国人の生徒が通う学校に対する補助金や税制面での公的支援が通常の学校と異なることにも懸念を表明」とあります。
つまり差別は裾野を拡げているのです。
なお「現行の学校教科書について『少数者』の歴史や文化をより反映したものに見直すことも勧告」したそうです。
これらの勧告は西欧みずからの深い反省からなされたものでもあるはずです。
つまり人権の発祥地からみると
恐らく日本は「国家として少数者を抑圧し、民族教育を奪う」人種差別の強権国家と
危険視されている。
もし今回除外が決定されたならば
西欧のアジア学者や歴史家に間違いなく、それを歴史の転換点として記述するにちがいありません。
内部にいる者は
ゆで蛙のように分からないですが、
外部の者の視点からは
ふたたびまたあの闇がこの国の歴史を塗りつぶしはじめてもいるのです。

なおさきほど自由について考えましたが、
「自由を求めるのか、府の公金を求めるのか。どちらかを選んでほしい」と
迫った大阪府橋下知事の出した条件は自由への冒涜です。
橋下さん、あなたの考える自由とは自分の支配下にある自由ですね。