#title a:before { content: url("http://www.hatena.ne.jp/users/{shikukan}/profile.gif"); }

河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

(転載歓迎)皆様へのお願い!

(転載歓迎)本日の朝日新聞の報道です。

 朝鮮学校への「高校無償化」適用手続きを政府が凍結していることをめぐり、朝鮮学校側が文部科学省に対し、行政不服審査法に基づく異議申し立てをしたことが分かった。申し立ては17日付で、文科省は20日以内(2月6日まで)に手続き凍結を解除するか、凍結の理由を示すなどの対応をとるとみられる。
 朝鮮学校の扱いをめぐり、文科省は昨年、制度適用の方針を固めていたが、菅直人首相が昨年11月の北朝鮮による砲撃事件と絡めて手続き凍結を文科省に指示。同省は適用の可否を判断する審査に入るのを見合わせている。現在の3年生への助成金支給が間に合わない可能性が高まっている。朝鮮学校の関係者は取材に「政府との全面対決という展開はできるだけ避けたい。異議申し立ては手続きを再開してほしいとの思いからだ」と語った。(青池学)

 私には法律的なことはよく分かりませんが、「行政不服審査法」の以下の規定にもとづく申し立てでしょう。

不作為についての不服申立て:
行政庁の不作為については、当該不作為に係る処分その他の行為を申請した者は、異議申立て又は当該不作為庁の直近上級行政庁に対する審査請求のいずれかをすることができる(自由選択主義)。

昨年11月の手続き凍結は、すでに殆どの朝鮮学校の校長が文科省が命じた書類を提出した後の出来事でした(その後すべての学校の提出がなされたと記憶します)。つまり書類を受理しながらも、手続きを「あえて積極的に」行わないという不作為を行ったわけです。

 昨日の米中会談で、朝鮮半島の緊張緩和も合意されました。半島情勢は凍結の理由にはなりません。何よりもこれまで学業とスポーツのかたわら、街頭に立ち、集会で発言し、さらには詩まで書いてくれ除外反対を訴えてきた朝鮮学校生に、政府や文科省はきちんと向き合ってほしい。不作為とはただ「向き合わないこと」にすぎません。生徒達は自分のためだけでなく、朝鮮人を人間として認めてほしいという普遍的な切望を抱えて頑張ってきたのです。

 ぎりぎりのタイムリミットが迫っています。日本にとって、これが最後のチャンスです。皆様もぜひ下記のアドレスに、無償化手続きの凍結を解除するように「お願いのメール」を送って下さい!

政府官邸:https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
文科省https://www.inquiry.mext.go.jp/inquiry38/
民主党https://form.dpj.or.jp/contact/