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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

#連歌デモ 3069〜3128

3069軍事自衛正当防備大義名分並べても武器を手に人を殺せば唯の殺人重き罪/正義と愛の美辞麗句その実体は殺人鬼英雄の仮面を被りて何時まで踊るか/獣の世話し合いても分かり合えぬは殺してしまえ潰してしまえ残虐の卑劣極まる人の性癖/原発事故を懺悔せり侍ならば腹切りて侘び潔き道

3070言の葉にて語り継がなむ福島のひとびと如何に棄ておかれたりと

3071剣の先ほどの地形に暮らすひと原発事故を思い煩う

3072難しきこと赦されし身と知りてこそ 我はその人の中に愛を見る 愛を見るからこそゆるすと言うべきか

3073人々の愛と言う事数多の度也無量大数星々の数 愛という服脱がせてみれば赦し励まし睦みて導き受け入れ育て活かす事(3072へ返歌)

3074点りたる全国にある原発の再稼働予定地黄色信号

3075その手で 大切な人を守ってね あなたの手は いつも優しそうだ きっと守れると信じている 沢山の言葉を手紙にしよう この国のありさまを この国の子どもたちがおかれた立場を あなたには守ってほしい 大切な人や子どもたちを 優しいその手で

3076暗き夜明け前ピーピーと闇に何故鳴く夜啼き鳥御前の瞳に希望の光が針の孔から零れしか

3077漆黒の夜の使者なる闇鴉渋太き命朝の静寂に何変わらずとゴミ漁り

3078初源にてまづありきとあるコトの葉のチカラこの世を揺らさざらんや

3079始まりの時一なる海で神が発したいろはうた時を越え 螺旋と成りて今も虚空に響き渡りこの瞬間にこの今創る(3078へ変化)

3080コトはただ我が魂から始まるなり信を置かずに何を揺らすか(3078へ返歌)
3081渡る丹頂白き翼に痛き風受けされど輝く遥かなる旅路飛ぶ群れ今北海道の大地に降り立ち/舞い降りる白き神々空の上から見下ろす穢土を厭う事無く躊躇いも無く/旅終えた喜びの声口々に吐く息白し鶴達に冬が近づき

3082白銀の烏賊釣る船の漁火は水平線の紺青に鬼火の連なり燃え輝かせて亡き者達の声聞く黒夜に/眠れぬ儘に起き抜けて夢半ば黒曜の海の浪間漂ひ魂濡らし

3083夜半に目覚め虫の音聴きつ一人思ふこの平和(やわらぎ)のいつまで続くやと

3084この平和(やすらぎ)切に求めし人がいる 貧しさと無学によりて戦によりて騙し殺されしあまたの人々の声なり 耳を傾けよ 目をこらせ 世を問えと 今も囁かん小さき声で(3083へ返歌)

3085まっすぐ健やかに育てよ 君は母が十月十日いのちがけで守りしいのちなり 希望を未来に繋ぐ人になること常に祈らん

3086まとまろう自民民主を倒すため脱原発統一候補

3087自公民維新みんなを蹴散らして新たなる波興れ民の間(3086へ返歌)

3088経済は勝ち組のものと奢らば奢れされど負け組生命(いのち)まで売らず(注:「経済3団体トップが原発ゼロ政策に反対」というニュースに触れて)

3089 子どもとは誰を意味する野田総理 福島の子を棄て去りおきて/ 種蒔くは誰の為なり子らの為 安んじて生きる明日の為なり/ 一粒の麦死なずんば実りなし 野田よ名に負う君が役目ぞ(注:民主党立ち会い演説会に寄せて)

3090国憂う歌詠みたしと思へども打ちひしがれて言葉出で来ず

3091君よ うちひしがれた人のためにいざ歌を詠まん 君にしか詠えぬ詩を癒しの言葉歌にして(3090へ返歌)

3092我にしか詠みえぬ詩などありぬるかされど君言ふなれば試みてみむ(3091へ返歌)   

3093一殺多生の剣ふるいし人よ現れよ 時代(とき)は今反逆者と呼ばれし反骨の人明智光秀求むるなり

3094核電在浜岡砂丘(浜岡砂丘に原発在り) 東海一隅砂丘連(東海の一隅、砂丘連なり) 砂上楼閣波濤洗(砂上の楼閣、波濤は洗う) 存中毒竈毒煙燻(中に存る毒の竈、毒煙を燻し) 人身人心共毒燃(人身と人心、共に毒して燃ゆ)(注:「テンプラ漢詩」編※平仄無視w )

3095この国は一体何を救いたい避難をさせず賠償もせず

3096何一つ護らず奈落に突き進む道連れ拒む民人我等(3095へ返歌) 

3097本当のありがとうは言葉じゃ足りないんだという あなたの歌声にふと気づく あの日あのとき 沢山のひとがありがとうを言いたくても伝えられなかったのだと

3098君もまた名もなき美しき花 されど逞しく芯の強い花 君よどうかその花を枯れさせるなかれ

3099「東海に美(うま)し国あり」は昔語りか荒寥と核の墓場と化して

3100民主の国は消滅せり日本はもはや占領地霞と野田に植民されり

3101されど我は知る 自由のため戦いし人らを 無抵抗にして 植民地から独立を勝ち取りし国を 君よ 諦めるな必ず時はやってくる 民に笑顔が戻る日が(3100へ返歌))

3102滅びるは政党のみぞ民人は 手に手を取りて明日を創らん(3100へ返歌) 

3103真っ黒な扇風機指がちょん切れるよっいま日本の首を刎ねている

3104首切るは我らの役なり野田総理蟷螂の斧と侮りたまえ(3103へ返歌)

3105あこがれの電化生活ぬきさしのならぬところにわかっちゃいるけど

3106世界から核廃棄物なだれ来て日本列島は核の墓場に 

3107小さな花その宇宙の招きに挨拶の想いの木霊時を越えゆく/悪夢して淡い香りのいざないに狂う心に時を質して/慈しみ愛に当たれと写し身の翳す心に愛包まれて/小さな3108花いのちの夢に祈りして生きると活きる愛なる夢へ

3109国後を望む北の浜に船底みせるは福嶋より流れし怒りの船だと(注:処女作です)
3110国守る猫も杓子も右傾化か勇む言よりまず福島救え

3111怖いのは蒸気船より原発だ一県守れぬ政治家哀れ(3110へ返歌)

3112「維新」をば叫び続けてをるれどもその実態は時代逆行 

3113棄てられし民となりぬる福島の民に 語り続けよ 生きよという言葉を 生き延びて語り継がんために この国が起こせし隠蔽と人道に背きし罪を(3070「言の葉にて語り継がなむ福島のひとびと如何に棄ておかれたりと」へ返歌)

3114この国の報道既に死しており 福島伝うは口伝てばかり/ 真実を伝えず民を被曝せる 政治のありよう変える時待つ(3113へ返歌)

3115生まれた土地に未練で縛られ痛き風浴び身体朽ち果て

3116死に絶えし街の時計は全て3・11、14時46分18秒を差して凍れり

3117夢なら覚めよこの現実毒の煙が立ち上る日本全国焼却場の煙突から髑髏印の悪霊列島

3118目の前の欲得だけかよ政治屋原発ゼロに右往左往 

3119廃墟の原発虚構の繁栄亡霊の街に潮風吹きて暗く沈めり

3120クラウドは災害記録保存用画像に動画言葉全てを!!!(注:愛知県豊橋市のお寺に宝永年間の大津波の絵や地図が保存されていたというニュースに)

3121やわやわと背中を肩を圧してくる柔らかな悪が人の世にある(3040「強制は誰もしてない命令もしかし夜ごとに苦しいのはなぜ」へ返歌)

3122人殺し帰れ帰れの野次の海しやべるソーリはもはや涙目

3123涙目の宰相抱くこの国の民の不幸を今ぞ除かん(3122へ返歌) 

3124新宿にひきつる顔をさらしつつ総裁候補野次り倒さる 

3125草の影乱れ重なる秋の野によろづ世消えぬ影の降り来る 

3126星屑の落ちてきさうな空の下一億人のをののきの島 

3127遠き草に遠き風吹く秋の野の遠くに並び四基うごめく 

3128「幸福」を名告る人らが来て配る原発増やせと託宣の書を