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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

賛同をお願いします!「朝鮮学校への「高校無償化」制度即時適用を求める詩人の要請書」

朝鮮学校に無償化を求める要請文への賛同のお願いです!★ 転載歓迎!

 2011年1月23日現在、朝鮮学校の無償化は、一向に実現の見通しがついておりません。昨年8月末に菅前首相が手続き再開を指示しましたが、その後12月には金正日総書記の逝去を口実に、政府は再び朝鮮半島情勢を持ち出し、中川前文科大臣は無償化か否かの判断が遅延する可能性を口にしました。年が明けまた文科大臣が変わりましたが、朝鮮学校の無償化について前大臣からどのような申し送りがされたのかも不明です。拉致担当大臣等、関係閣僚の顔ぶれからも不安なものが胸によぎります。
 いずれにしても、3月初めの卒業式までには無償化が実現されるよう、最大限の努力をしなくてはなりません。もうすでに1月も終わりで焦燥感を抱いています。そこで、2月に再度要請を行います。要請文を下記のようです。ぜひお読み頂き、賛同いただければと思います。

賛同して下さる方々は、
1皆様の中でこの要請文に賛同して下さる方々のお名前を、要請文の下に加筆いたします。その際、名前の公表の可否については次のabcをお選び下さい。なお名前を公表可能な方で、肩書きも公表可能な方は名前の後に( )を付けてお記し下さい(例:河津聖書(詩人)、※肩書きはもちろん詩人に限らず、多様な方の賛同を求めます)

要請の際に渡す紙の上にだけ、名前(肩書き)の公表が可能。
ネット上でも名前(肩書き)の公表が可能。
紙の上でもネット上でも名前(肩書き)の公表は不可能(この場合は、全賛同者の名前を記述した後の「他何々名」の人数に含めさせて頂きます)

2賛同者の方々で希望者には、コメントも寄せて頂きたいと思います。コメントは、要請文と賛同者名の後に、無記名で順次記載いたします。

要請文の内容に賛同して下さる方は、上記1について明記の上、私の下記のアドレスまでおお送り下さい。なお、この要請文は「詩人の要請書」となっておりますが、もちろん詩人以外の方々でも賛同大歓迎です。何かご質問、ご不明な点があれば何でもおたずね下さい。

賛同の送り先:kiyoe51803291@kib.biglobe.ne.jp(メールタイトルは「要請文賛同」でお願いします)

私たちのこどもたちのために、多くの方々がお力を貸して下さることを願っております!

                         2012年1月23日       河津聖恵   

内閣総理大臣 野田佳彦
文部科学大臣 平野博文

    朝鮮学校への「高校無償化」制度即時適用を求める詩人の要請書
 
 2010年2月、鳩山元首相は、当時の拉致大臣の要請を受け、朝鮮学校を高校無償化の対象から当面除外すると宣言しました。私達詩人は、同年8月に『朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー』を出し、一日も早い無償化の実現を訴えてきましたが、この二年の間、錯綜する情報に一喜一憂し、希望を抱くたび打ちのめされてきました。何よりも、一日千秋の思いで文科大臣の決断を待っていた生徒達の心の傷はいかばかりでしょうか。さらに、昨年結局は無償化の対象とされず、信じていた日本社会に裏切られた思いを抱いて巣立った卒業生達は、後輩もまた同じ思いを強いられているのを見て、どれほどやるせない思いでいるでしょうか。かれらの心を想像すると、私達の心も果てしなく痛みます。
 首相も文科大臣も二年で何度も交替しましたが、去っていった誰一人として、無償化の恩恵から理不尽に取り残されたままの子供たちのことを、もはや振り返ろうともしていません。子供達は、人間としての当然の権利から排除され放置されてしまいました。政治家たちとマスコミに煽られた世間の誹謗中傷も止まない中に。こうした事態の責任はすべて、みずからの利害と保身に走ったために無償化を実現できなかった政治家、高校無償化の理念を守り通せないでいる民主党、そして当初は朝鮮学校の無償化を決めていたにも関わらず、政治の介入を毅然とはねつけられない文科省にあるのではないでしょうか。
 首相は「政治家の仕事は、みなさんが安心して、それぞれがやりたいことが出来るようにお手伝いすることです」と先日テレビで言われました。その「安心して自己実現できる」という首相の言葉には、子供たちが安心して学べるようにする、ということも当然含まれると理解しています。その趣旨で行けば、朝鮮学校の生徒達もまた、日本の高校生と同じように、社会全体が慈しむ中で、安心して学べなくてはならない筈です。
 文科省もまた、菅前首相が無償化の手続き再開を指示したにも関わらず、積極的に動いているようには思えません。さらには同省の曖昧な態度につけ込むかのように、地方議会では補助金の打ち切りを次々決議されました。とりわけ震災時に被災者に炊き出しをした東北朝鮮学校に対する宮城県議会の補助金打ち切りの決議は、在日同胞社会に大きな悲痛とショックを与えています。
 しかし皮肉なことではありますが、この二年間、政治からのあからさまな非人間的な仕打ちを契機に、日本の良識ある人々の間で支援の輪は大きく拡がり出しました。各地で新たな支援組織も生まれました。さらに昨年11月には、海の向こうの韓国で、私達の『アンソロジー』のダイジェスト・朝鮮語版が上梓されました。これは同国の俳優権海孝(クォン・ヘヒヨ)氏(「冬のソナタ」等に出演)が朝鮮学校生達の描いた絵にエッセイを寄せた絵本との同時出版です。出版を企画した韓国の写真家は言いました。「私が朝鮮学校を支援するのは、同じ民族だからではありません。民族の文化や言葉を学ぶ生徒達の輝きに感動したからです。それは普遍的な気持です」。この言葉には、真の人間的な深さと温かさがあります。人間は、どんな心の壁も国家のエゴイズムも乗り越えて、人間を目指し続けるべきではないでしょうか。
 首相と文科大臣にお願いです。もうこれ以上、朝鮮学校の無償化除外という事態を引き延ばし、子供達の心に理不尽な悲しみを背負わせないで下さい。国策や政治の思惑で、いま現在も朝鮮学校でふつうに学び生きている生徒達の学ぶ権利と喜びを奪わないで下さい。首相と大臣は、朝鮮学校無償化実現という私達の悲願に、人間として向き合い、必ず叶えて下さい。
 一日も早く朝鮮学校の無償化が実現され、今の三年生が晴れ晴れとした気持で卒業できることを、私達詩人は切に願ってやみません。        
                         2012年1月18日    
                  『朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー』刊行会
                                                    代表 河津聖恵

※賛同者は現在数[E:shine]549名です(随時増加します)。
以下、寄せられたコメントです。[E:shine]現在数125(ブログのコメントも含む。随時新たなコメントが加わります)。

1「教育に政治が介入することは断じて許されることではありません。人間として、最低限無償化ぐらいは同じようにできませんか!日本人として、恥ずかしく思います。」

2「未だに政治家らの政治的・歴史的エゴイズムを、罪のない朝鮮高級学校の子どもたちを差別する形で押し付けていることに大変憤りを感じています。あまりにも故意的であり、悪意しか感じることが出来ません。今すぐ、謝罪をもって、「無償化」を遡って開始して下さい。」

3「人として平等に扱ってほしいという子供たちの当たり前の願いが、何故こんなに難しいのでしょうか?内閣総理大臣、文科大臣という職責を深く考えれば考えるほど今、すぐに「無償化」OKを出すことが必要であることはもう議論の余地もないでしょう。未来を考えればなおさらです。朝・日の子供たちの未来に禍根を残さないためにも、大人の責任として(とても遅すぎですが)実行の指示を出しましょう。そして、セコイ嫌がらせなどせず、即決、即金で関係各位を感動させましょう。」

4「私は在日朝鮮人3世です。日本政府が朝鮮半島情勢を口実に、朝鮮学校だけに高校無償化除外と言う愚行を行う事は、日本自身が日本は人種差別国家・人権侵害国家であると内外に宣言してるのと同じです。「愚行の日本史」として日本現代史に刻まれるでしょう!
  朝鮮学校の存在意義とは、日本の朝鮮植民地支配によって奪われた朝鮮の言葉・歴史・文化を学ぶ事によって自分が在日朝鮮人であると言う自己の立ち位置を確立して、在日朝鮮人としてこの日本社会で尊厳と自信を持って生きる事を目的にしています。         
  朝鮮半島の軍事的緊張を口実に、朝鮮学校無償化除外を行う事は 日本が朝鮮半島現代史を学ぶ事によって、歴史的観点で朝鮮半島情勢や在日朝鮮人の存在を見ていない事の表れであり、南北分断や朝鮮戦争や在日朝鮮人の歴史的根源が日本の朝鮮植民地支配にあると認識してない事の表れです。
 在日朝鮮人にとって生きやすい社会は、日本人にとっても生きやすい社会なのです」。
                                  
5「ウリハッキョにも無償化を! 朝鮮学校無償化除外反対 アンソロジー朗読会」という詩集に、朝鮮高級学校三年生の趙英恵さんの「ウリ(私たちの)ハッキョ(学校)」という詩があります。その詩の一節に、次の言葉があります。��明るい朝鮮語が響き渡るウリ・ハッキョ いつまでも在り続きますように�£ゥ鮮語の響きを一緒にきいてみましょう。 そして、この少女の願いと祈りを実現されますように。」

6「本来ならば、2010年4月から実施されていなければならない朝鮮高校の「無償化」が、なぜ2012年の現在においてなされていないのでしょうか?「拉致問題」「砲撃事件」など、朝鮮学校の生徒たちに何の責任もかかわりもない問題を口実にして、排外主義的政策を続けるのは、もうやめてください!
 朝鮮学校の生徒たちは、日本人学校の生徒たちと同様に、この日本社会における、大切な「私たちのこどもたち」です。
 これ以上、私たちのこどもたちを、苦しめないでください!」

7「日本で生まれ育った在日朝鮮人の子どもたちを、無関係な国際情勢や拉致問題に結び付けて、これ以上いじめることは止めてください。日本が今やっている朝鮮学校への抑圧は、民族的少数者の独自教育権を擁護する国際人権規約や児童権利条約などの国際法に明白に違反するばかりでなく、拉致に勝るとも劣らない卑劣な「いじめ」行為に他なりません。 日本政府が世界に拉致被害者の「人権」を説くのなら、それにふさわしい人権感覚を世界に示さなければ信用など得られないことを、重々自覚するべきです。 」

8「子どもに石を投げないで。いじめを正当化する理由なんてない。」

9「私は、2012年1月21日付けの河津聖恵詩人の要請文に賛同し、朝鮮の子供たちの教育権擁護のために、身を張って粘り強くたたかいを続けていらっしゃる、河津詩人をはじめとする日本の多くの方々に深い感謝の意を表します。憎しみと悲劇のつらい歴史をこれ以上繰り返さないためにも、そして日本が本当に人権を守る国ならば、差別と制裁ではなく、みなが平等で話しあえる真の政治を推し進めることで、子供たちに新しい希望と夢をあたえ、新しい関係をつくるべきではないでしょうか?
朝鮮学校の無償化問題は、その一歩を踏み出せるか否かの問題だと思います。」

10「生徒たちを政治に利用しないでください。」

11「日本社会で暮らし、育って行くすべての子供たちに光あれ。この暗澹たる時代だからこそ、みんなで手を取り合って、排外主義を克服しよう。」

12「「朝鮮学校をとりまく状況が良くない中で、僕たちががんばって勝ち、同胞の皆さんに喜んでもらおうと思っていたのに、それができずに心が痛いです。残念です」これは先日の全国高校ラグビーの一回戦で敗退した大阪朝鮮高校の主将の言葉。そして社会も世間も気にしないでのびのびやらないといけないはずの十代の少年が口にする言葉なのか?
 朝鮮半島が関わる諸問題について文句があるなら、おとな同士話しあえばいい。政府、大阪府大阪市、東京都その他自治体は、朝鮮学校で勉強する子供を政治のネタにした恥ずかしい政治家の集まりとしか思えない。いい歳した立派な肩書きの政治家が、高校生、中学生、小学生を吊し上げている。」

13「「なんで?僕達何もしてないのに。」「これっていじめ?」福島に住む姪の家に行った時、子供たちに言われました。まるで私を責めるように。私は答えられませんでした。なぜって答えが無いのです。
幼い子に理解し得る的確な答えが。
 これ以上子供達の心に傷を残さないで下さい。彼らは政治の道具では無いのですよ。」

14「朝鮮高級学校無償化の停止、排除は、国際人権規約からみても著しく妥当性を欠くものです。また、国交無く、拉致問題、核問題を抱える両国間における一時の政治的判断によって、何等それらに関わるところのない学生たちの「学ぼうとする権利」を奪うことは、教育に関する理念の欠如だとしか申せません。さらに、日本国は近代国家主義形成期から、敗戰、冷戦時代を通じて、どのような経緯で在日コリアンに対し、これを処してきたかの甚だ貧しい我が国の歴史認識と、歴史教育の状況を憂える他ありません。また、国策としても、今後、TPPFTAなどを推進するならば、韓半島や、中華人民共和国や東アジアの人々に対する様々な蔑視や差別が、クローズアップされかねない程度に多くの国際人権問題を扱う諸団体や国々が動き出していることを再認識すべきでありましょう。
 国際社会において、孤立、排他主義に陥っているのは、まさに日本国であるような政治判断や印象「づくり」は、より厳しくなってゆく国際世論形成にとって極めて不利に働くことも考慮したリスクヘッジがなされていない。文科省も、外務省も従来の保守本流の動向を踏襲し、流されるままでは、上述背景を深刻に受け止めざるを得ない政治局面・経済局面をむかえるでしょう。
 わたしは帰化日本人として、我が国の風評と信頼が頗る悪化していることを感じ取っているものです。在日外国人も含めた、差別・蔑視・人権無視も併せて、早急な対処を成すべきだと、強く訴えるものです。」

15「この世のすべての「差別」に例外なく反対致します。」

16「要請文に強く賛同します。 私の妹は朝鮮学校無償化が実現する前に卒業しました。私が悔しさと憤りを露にしていると、妹の口から「仕方ないじゃん」という言葉がもれました。彼女にとって、朝鮮学校に通う自分は、差別されて蔑まれている存在であることが「当たり前」でした。この「当たり前」の感覚を目の当たりにして、姉として、同じ朝鮮人として生きていく者として、すごく悲しく辛かったです。
 今から希望や夢を持って大きな舞台で活躍していくすべての若者が、自由に強く羽ばたける社会であるべきです。 早急な朝鮮学校無償化実現を!」

17「在日朝鮮人の高校生たちへの差別、不当な政治的措置に怒りをおぼえます。その差別意識の根底に、歪んだナショナリズムいびつで、劣悪な国粋主義があまりにもあからさまで滑稽ですらあります。橋下氏等の、地域・市民を根刮ぎ騙して自らの稚拙なイデオロギーで収奪しようとする姿勢は、まるでマスメディアを介してのみその劇があるかのような、薄っぺらい「芝居」にも見えます。 心から賛同いたします。」

18「要請文に涙が出ました。何と情けない政府を持った日本でしょう。子どもたちは未来を孕んだとてつもない存在です。それだけに豊かな感性は恐さも孕んでいます。無償化さえあったら高校へいけたかも、無償化問題が無かったら日本人が好きになったかも、想像すると怖くなります。
 同じ人間同士、国の違いが何でしょう! この国に違う国籍の人たちが暮らしてくれていることこそ何と嬉しい事か!
 何時でも一緒にいたい日本人もいることだけは忘れないでください。」

19「民族の文化や言葉を学ぶ生徒達が輝き続けますよう、お祈り申し上げます」

20「日本という国の暴力に羞恥と贖罪と謝罪の意を表明します。本当に申し訳ありません。」

21「朝鮮高校への高校無償化適応は当然のこと。過去2年前に遡って日本在住の大切な市民である生徒たちへの不当な扱いに謝罪して、一刻も早く無償化を実現させなければなりません。」

22「朝鮮学校に無償化を認めない、などということをどうして言えるのか、理解できない。同じ国民として本当に恥ずかしいです。」

23「すべての差別に反対です。かつて日本が非道なことをした国々の人への差別は特に許すことができません。黙っていることで差別に荷担したくありません。」

24「子ども達の教育に差別があってはいけないと思います。要請書に賛同します。」

25「高校無償化から除外するというような差別行為を教育の場で行うのはやめてください。これは「オレンジリボン」にも反する、学生に対する政府の虐待です。日本と南北朝鮮の明るい未来のために、賢明な判断をお願いします。」

26「現在住んでいる場所は、ある朝鮮学校の最寄駅の沿線で、鉄道利用などでよく生徒さんを見かけます。あの生徒さんたちの通う学校を、無償化の対象からはずすというニュースを見てから、辛い気持ちがやみません。いまだに無償化が実現されていないなど、あってはならないことです。呼びかけをしていただき、感謝いたしております。また自分の怠慢が恥ずかしいです。」

27「僕達生きとし生けるものは、海なる母一人、大地なる父一人、みんな同じ家族です。 朝鮮の子供たちも、福島の子供たちも、僕達の輝かしい未来の宝です。子供たちを守って行きましょう。」

28「日本の未来のために、世界の未来のために、対立を越えて、子どもたちを守りましょう。」

29「排外主義が、自らを傷つけます。あたりまえのことがあたりまえになされる社会にしましょう。」

30「日本国が、民族や出自によって差別することを認めることは主権者として断じて看過できません。」

31「2009年に外国人学校の授業料無償化が開始されましたが、いまだ朝鮮学校はこの無償化から除外されたままです。北朝鮮の政治情勢や拉致問題朝鮮学校の偏向した思想教育が無償化に際し障害になっているという意見もありますが、政治的問題で朝鮮学校の児童生徒の人権を人質にとる事は許されません。また、朝鮮学校での所謂、反日教育についても根拠無き中傷であり、例えばアメリカンスクールでは真珠湾攻撃は日本の卑怯な騙まし討ち、広島長崎への原爆投下は戦争の早期終結の為に必要であった。戦後の日本はアメリカの保護国等という反日教育を行っていますが、問題なく無償化の対象となっています。このような状況で朝鮮学校のみ無償化から除外する事は民族差別、排外主義以外の何物でもなく、厳重抗議致します。また、日本国は国連子どもの権利条約批准国ですが、朝鮮学校問題はこの国際条約に明確に違反し、在日朝鮮人の子ども達の民族教育を受ける権利を著しく侵害しています。重ねて抗議いたします。」

32「日本政府は歴史的見地にたって朝鮮学校に高校無償化を適用すべき。」    

33「「すべての高校を無償化するという精神は、たった一つの例外を認めることで無に帰します。朝鮮学校だけ無償化から除外するというのは、レイシズム以外の何物でもありません。
 朝鮮学校の生徒さんの朝鮮語を聞いたことがありますか。彼らのあの日本語訛りの朝鮮語は、どんな歴史論よりも雄弁に、在日コリアンがまさに「日本に在る」人々だということを教えてくれます。不自然だとか、無理があるとか、そういった皮相な批判を振り切って、民族教育を守ろうとするのは、コリアンが日本社会で差別されているからです。人口比100倍の”日本人”に対して、自分たちの身を守るためには、絆を作り、保ち、固める場所が必要なのではないでしょうか。
 朝鮮学校が普通の学校ではないという意見は、半分正しく、半分間違っています。間違っている部分は、「北朝鮮からの遠隔操作で子供が独裁政治の洗脳を受けている」というもの。北朝鮮の歴史や社会を学んでいるのが事実でも、政治的に洗脳なんて現実には行われていません。正しい部分は、コリアンにとって朝鮮学校がただの学校ではなく、「自分たちのアイデンティティを作り、守っていく空間である」ということ。そうでなければ圧倒的多数の”日本人”の中で埋没し、マイノリティであるが故に理解されない諸問題を、マイノリティ同士で理解しあい、助け合い、生きていく空間は、確かに普通の学校とは言えないでしょう。しかしそれは、まさに生きていくために必要なものだと思います。
 私自身は一人の”日本人”です。しかしこの社会に生きる一人の人間として、マイノリティに厳しい社会であってほしくないと思います。マイノリティに厳しい社会はマジョリティにも厳しい社会なのです。だってマジョリティとマイノリティの区別なんて、いくらでも基準があるじゃないですか。もしマジョリティが何かの原因でマイノリティになることで、差別を受けて生きにくくなるとしたら、マジョリティは何としてでもマイノリティになるまいとするでしょう。そうしてマジョリティもマイノリティも生きにくい社会が生まれるのです。朝鮮学校の無償化除外は、まさに「マイノリティに厳しい社会」への道の第一歩です。
 是非、朝鮮学校にも「高校無償化」制度の即時適応を願います。先生方は、よりよい社会を作ろうとして政治家を志されたものと信じております。その点では私は先生方とまったく変わりません。ご英断をお待ちしております。」   

34「小学生の頃、私の住む家のすぐそばには在日のご家族が住んでおられました。学生時代によく通ったお好み焼き屋さんも在日の方が経営されていました。もちろん焼き肉屋さんも(こちらは学生には高級であまり行けなかったけれど)。今でも、私は知らず知らずの内に在日の方々にお世話になっていると思います。こんな風に、ずうーっと前から街に溶け込んでいる人たち。こんな人たちを、どうして私たちは排除できるでしょうか? 民族の言葉や歴史や文化を大切に思い、学ぶのは、日本では悪徳なのですか? 朝鮮学校に学ぶ、学ぼうとしている子どもたちのまっとうな願いを踏みにじるような「政治」の介入は即座にやめなければなりません。私は「詩人の要請文」に心から賛同いたします。」

35「「日本と朝鮮の永遠の敵対関係は、一部の方を除き、誰も望まないことでしょう。いずれ、必ず敵対関係は解消され、友好関係へと転換し、東アジアにおける平和と安定を実現しなければ、日本の未来も不安定になることでしょう。在日コリアンの通っている朝鮮学校は、日本と朝鮮の架け橋となる貴重な存在でもあります。日本の皆様はこのことにも気付かないといけないと思います。在日コリアンの民族教育を保証し、ともに育てて行くことは、日本の国益にもなることなのです。現在のように、朝鮮への圧力の一環としての、朝鮮学校への差別は、実際は本国への圧力にもなにもなっていません。朝鮮学校では、反日教育を行なっているという、誤った情報を垂れ流す、無責任な政治家、知識人、ネットユーザーが多数いますが、実際は、このような、子供たち向けられた、不当で差別的な政治的圧力が、子供たちに、日本の政治、日本人への不信感を植えつけているのではないでしょうか。日本国民が本当に日本を愛し、平和を望むのであれば、過去の歴史の観点のみならず、未来の平和安定のためにも、この貴重な子供たちを、差別なく共に育てていくことは、不可欠であると思います。それが、日本の未来に必ずプラスになって帰ってくるのです。」

36「朝鮮高校生たちが今年もまた無念の思いで卒業することがないよう、声をあげましょう。そのようなことが繰り返されることが、私たちをますます出口の見えない状況に追い込んでいます。朝鮮高校授業料無償化の問題は、日本で暮らす私たちすべての問題でもあるのです。」

37「この世に生まれて60数年、私には心休まる日が無かったように思います。いつも不安がつきまとっていました。この地で生まれたくて生まれたのでもなく、この地で生きたくて生きたわけでもないのに、すでに私はこの地で息を引き取るであろうことを、本能的に感じています。でも紛れも無く私は朝鮮人なのです。いくら日本になじみ、日本人と仲良くしても、日本人にはなりえないのです。真の友好親善は同化や妥協では無く、各々が自分の民族に対する自負心を持ち、お互いの違いを認め、お互いを尊重しながら自分らしく生きてこそ保たれるものではないでしょうか。だからこそ異国の地でも民族教育は重要なのだと確信しております。
 朝鮮人には何を言っても許されるというような風潮が、何の罪も無い孫たちの心にまで影を落としています。「<チョンコー帰れ>言われてん。何も悪いことしてへんのに…」孫が泣きながら帰ってきました。道を歩くのが恐いと泣いています。胸が張り裂けそうでした。孫の代にまでなぜこんな屈辱を受けねばならないのでしょう。
 ここに住まざるを得ないようにしたのは一体誰なのですか?私にも、子供たちにも、孫たちにも、自分の生まれる場所を選ぶ権利は与えられませんでした。なのに、帰れ?!何処に帰れというのですか?
 2年もの間、私たちを騙し続け、朝鮮学校の子供達だけを無償化から排除することに依って、私たちの子供や孫だけではなくこの国の子供たちをも傷つけていることにあなた方は何故気付かないのですか?このような横暴なことがまかり通るとすればこれからこの国の子供達はどんな人間に育っていくでしょうか。両国の子供達はあなた方のしていることをちゃんと見ていますよ。日本の明るい未来のためにも即刻、朝鮮学校に通う子供達に無償化を適用してください。」

38「民族教育を差別する日本、人権を軽視する日本社会、国際社会で信頼を得られるはずがありません。」

39「 一日も早い解決を!」

40「「外国人学校の指定については、外交上の配慮などにより判断すべきものではなく、教育上の観点から客観的に判断すべきものであるということが法案審議の過程で明らかにされた政府の統一見解である」はずではなかったのか!」

41「都は今期の予算案に朝鮮学校助成金を計上しないといいきりました。大阪も減額するとの事です。高校無償化の対象から除外するだけでは飽き足らず助成金までも断ち切ろうとしています。行政からみれば今が色々な面からみても民族教育の息の根を止める絶好のチャンスと言う事でしょうか?」

42「子供たちの未来のために、皆で力を合わせて戦っていきましょう。」

43「授業料無償化は民主党政権外国人学校にも分け隔てなく実施すると約束したもの。また、政治や社会情勢も無関係に実施すると総理大臣も発言したもの。ここまで話が大きくなること自体あり得ないと思います。」

44「1世が血と汗でつくりあげ、2世が必死に守り、そして今3世、4世へと受け継いで来た民族教育。ここで異国に生まれ育ちながらも民族心を持ち、世界へと羽ばたく多くの人材が育ちました。
この火が消える事なく受け継がれる事を心より切に願っています。」

45「わたしは1946〜1949のあいだ「大連日僑学校」に通っていました。この学校は、日本人総引揚のあとも中国政府の要請によって残留していた日本人技術者研究者の子弟のために、日本人の教師が日本語によって教育することを大連市政府(中国人の政府)から公認されて設立されたものです。ソ連占領軍当局も「民族教育」の必要性を認めていました。
 戦後まもなく、自分たちを苦しめてきた日本人にでも、日本人が日本人の教師によって日本語での教育を受ける権利を認めた中国人の大連市政府とソ連軍当局のこの姿勢と、戦後一貫して朝鮮人が自らの手で民族教育をおこなう権利を認めず、それでもなんとかして民族教育をおこなおうと努力してきたひとたちのいとなみをことあるごとに妨害し、差別してきた日本国政府の姿勢との、どちらが、人権尊重という視点からして正しいのか、このさい、あらためて、もういちど、虚心坦懐にお考えいただきたいとおもいます。」

46「なかなか伝わらない朝鮮学校の現状と、差別意識。どうすれば解消できるのかと、日々、溝を埋めるべく努めているつもりではありますが、それをかたちにするのが難しいと感じています。 また、最も危惧しているのは、この問題をはじめ、いつの間にか無視する、問題視もしないことです。無関心が最大の差別だと私は思っています。 全く動きがない無償化の問題について、一刻も早く無償化実現をと願う生徒さん達を無視し続けることは無知がそうさせているとしか思えません。要求している相手を知ろうともしない。調査をしようともしない。私もそういう人たちと同じではいけないんじゃないかと思うようになりました。 」

47「朝鮮問題に限らず "差別" に大反対です。恥ずかしく無いのでしょうか? 我々は生活が豊かになったけど心は貧しいのでしょうか…。先日、除雪車朝鮮学校の前だけ除雪しないという話を聴きました。国を挙げてイジメに取り組むこの国の将来に不安を感じます。」

48「教育は、全ての人に無償であるべきです。」

49「あらゆる差別とマイノリティの排除に反対します。この國は今、1933年のドイツと極めてよく似た、危険な状況にあるように思えてなりません。今 ここで食い止めねば、大変なことになるでしょう。そのためにも、この署名の趣旨に賛同し、名を連ねたいと思います。」

50「流布する「絆」という言葉の名目にすら頼れない理不尽な差別の中に生きざるを得ない若者たち。政府は彼らの知慾を無責任な逃避でつぶさないで欲しい。一刻も早く正当な論議と実践を!」

51「朝鮮学校にも「高校無償化」の適用を、心から願っています。」

52「子供たちのために力を注いでいただき、感謝します。要請文に賛同します。」

53「未来を育む大きな理念に添って実施されるべく「高校無償化」施策から朝鮮学校高校生だけを除外し現在に至ることを見れば、日本国の理念、未来像たるや弱肉強食、差別、偏見に彩られるのでは?と危惧を禁じ得ません。社会正義は隅に追いやられ、他者を受け入れる余地など微塵も無い、殺伐とした社会へと邁進しているのでは?と心が痛みます。正に刻々と壊れていく様を目の当たりにする思いです。義務だけは容赦なく強い、市民としての当然の権利は打ち消す、踏みつける、果ては奪い去る。日本で生まれ育つ、目の前に存在する子供たちに石を投げつけ傷つけることに一片の呵責を覚えない様。人がすることではありません。良心は何処に存在するのでしょう。憤りと憂いの日々です。」

54「どの子も慈しまれ、経済的な不安を感じることなく、安心して学べる社会を実現するのは、私たちおとなの責任だと思います。」

55「朝鮮学校の即時無償化を要求します。このような差別は憲法14条違反であり、日本人として納得できません。朝鮮学校が行う民族教育を全否定するやり方は、日本に暮らすすべての人種・民族が、みんな同じように自由と平等を享受し、そしてなりより一人の個人として尊重される事を保証している日本国憲法の精神を否定するもので絶対に許せません。国は憲法の精神にのっとり、国内に暮らす在日朝鮮人に対する一切の差別的処置をやめ、朝鮮学校に通う子供たちについても日本人同様に高等学校における無償教育が受けられるように直ちに措置を改めるよう求めます。
 日本人が、在日朝鮮人や韓国人の人々と対等・平等、自由を享受しあう関係で付き合っていくためにも、一切の差別的措置の撤廃を同時に求めます。」

56「私は在日二世です。伴侶となった夫は三世なので子たちは四世となります。
 私たちは罪人ではありません。過去の日本の植民地政策の遺物、歴史的証人であり、日本において自分のルーツを模索し、堂々と人間らしく生きようとする普通の人間にほかなりません。
 朝鮮学校を罪人が通うかのような蔑視政策をゆるせません。」

57「朝鮮学校に通う子供たちにも温かな気持ちを少しでも良いので与えてください。」

58「この問題ほど、今の日本社会の非寛容さを暗く浮き彫りにするテーマはないと思います。」

59「「韓国でも近年、朝鮮学校への支援の輪が大きく広がっています。今まで知られていなかった朝鮮学校、今まで理解されてこなかった朝鮮学校。60年を超える歳月、守り続けられた朝鮮学校に対して多くの韓国の方々が理解し、そして支援の道を模索しています。彼らは、「朝鮮学校にはこれから韓国をはじめとする東アジアの架け橋になれる子供たちが通っている」と言います。そしてその子供達は日本社会の一員でもあります。この子供達を差別し、心に傷を与えることに何の意味があるのでしょうか。罪なき子供達の心を傷つけ続ける「高校無償化問題」が一日も早く解決する事を願いながら、要請文に賛同します。」

60「 政府には違法性の高い人権侵害を即時に停止し、朝鮮学校に対する無償化措置を実施されることを期待します。日本国憲法第14条、および国際人権規約児童の権利に関する条約等の国際条約を順守していただきますようお願いします。」

61「子ども達を守ることは、未来を守ることだと思います。」

62「ぶっちゃけ、民主党の支持基盤の弱さとコノ問題は密接に結び付いて居て、弱い程、右に振れるんです。日本社会の残念な所です。従来から右の方が「強さの象徴」と信じられてますから。
  しかし、北朝鮮の体制が一新される今、日本も変わらないとね!
 と言う訳で是非、今こそ無償化の宿題を片付け、ついでに北海道の朝鮮学校前でも公費で雪掻きするとか、日本も高潔さを「遣れば出来る」と証明しましょう!」

62「私たち日本人も第二次世界大戦中にアメリカなどで多くの日系人が苦しい時代を生きたことに思いをはせれば、今、日本で生きる朝鮮学校の子どもたちとご両親の苦しみが理解できると思います。ウェブ上で言葉による暴力によって彼らを苦しめる私たち日本人が、これ以上の加害者になってはいけません。」

63「朝鮮学校への「高校無償化」制度即時適用を求める詩人の要請書に全面的に賛同いたします。無償化実現に向けて私もともに闘いたいと思います。」

64「教育に国籍はありません。教育は、子供たちへの”投資”です。将来、10年後、20年後に外国から笑われないように。朝鮮学校の人たちも、恩は忘れないと思いますよ。」

65「子供はどこで、誰の下に生まれても、ルーツや容姿や心もすべて含めた自分自身をまるまる好きになる機会を与えられるべきだと考えます。私の子供たちにとっては、そのために朝鮮学校が必要です。朝鮮高校の無償化をすべきかどうかという事が、議論され始めてから今まで、在日朝鮮人は「条件付きで日本に住まわせてもらっている存在」として語られているように感じます。この息苦しい時間から一日も早く子供たちを解き放って下さい。」

66「私たちは施しを求めているのではありません。当然の権利を求めているのです。日本国民と同じ義務を果たし、税金を払って生活している私たち在日。朝鮮学校に通う子供たちも将来日本国に税金を払い、日本国を背負っていく人材に他なりません。
 もし逆の立場だったらどうですか? 他国に住む日本人学校だけが、排除されたら黙っていられますか?
 いつまでもダラダラと結論を引き延ばしにせず、今こそ決断を下してください!」

67「どの国のどの民族に産まれてくるか、なんて、誰にも選ぶことなどできません。先に産まれてきた人間たちの都合で、踏みにじられる子どもたちの人権。日本という国の度量の狭さが、一日本人として、とても恥ずかしいです。
 国は、大人の都合で、子どもたちの心を傷付けないで下さい。大人が差別すれば(あるいは、差別を黙認すれば)、社会公認の弱者という空気が生まれます。朝鮮学校の子どもたちをいじめる子どもがこれからも出てくるでしょう。まわりからの刷り込みがなければ、仲良くなれたかもしれない子どもたち。朝鮮学校の「無償化」を拒むのは、そんな、可能性の芽を摘み続ける行為ではないでしょうか。
 もし諸外国で、日本人学校が同じ様な目にあっていたら…。メディアはどのように報じ、日本国政府として、どのような対応を取っているでしょうか? 他人事としてではなく、我が身に引きつけて考えて欲しいです。我が子が通う学校であったら、どう行動するか、と。
 差別は、昔々の人間が心に作った垣根のようなもの。後生大事に引き継いでいる人もいますが、水も、風も、大地も、そこに生まれおちた命を差別しません。この無意味な垣根、取り払うのは、いまを生きる私たちです。生まれによって差別しない、懐の深い社会を望みます。」

68「朝鮮学校へ高校無償化制度が適用されないことで、悲しいことに日本は福祉政策の重要性を知らない国、経済にのみグローバル化の意義を理解する乏しい外交政策しかできない国という認識を持たざるを得ません。海外留学中のわたしのまわりで知人のドイツ人を始めとした様々な国の人たちが同じようにこのことに嘆いております。この要請文に賛同した人たちの思いを行政が真摯に受け取り、問題を好転させ、これからの日本社会の発展とひいてはアジア諸国の発展への道を示されることを、日本社会の一員として切に願っております。」

69「北九州市にも九州朝鮮中高級学校があります。「無償化」を直ちに適用させるためにがんばりましょう。」

70「広くアジアに開かれてゆこうとするとき過去と未来の歴史に試されているのは、きっと私たちなのだと思います。同じ国に住み、もがきながら、ともに未来をつくろうとする子どもたちへの不当な差別を許すことはできません。」

71「朝鮮高級学校保護者です。子ども達に日本社会への怒り、反感、絶望を引き継がせたくありません。私たち親の時代で終わらせたいと願います。子どもたちは未来です。政治の道具にするのは止めて下さい。」

72「ただ純粋に、日本で住みながら民族としての誇りを持ち、祖国の歴史や言葉を学びたい。そんなに阻まれるべき事なのでしょうか。この2年間、数々の署名運動やデモ行進など、自分達の学ぶべき当然の権利を主張し戦い続けて来た娘たち学生。もうすぐ彼らは卒業を迎えます。子供達に「無念」を残さないで下さい!
 きっとこれから、日本社会をも支えて行くに違いない子供達への旅立ちのささやかな祝いとして日本社会への希望を、そして当然の権利を与えて下さい。」

73「朝鮮学校の生徒も将来の日本社会を創る人材です。差別は許しません。」

74「本当にいつまでこんな状態を長引かせるんでしょうか。今年こそは子ども達の晴れやかな笑顔が見たいです。」

75「学ぶ権利を平等にすることから始まったこの制度。本末転倒だ。朝・日共同声明も同じ、元からまじめにする気はないのか?利用するための道具なのか?品位を疑う。
 今の政治家は昔、道徳・倫理を教えられた世代ではないのか?!恥を知りなさい!」

76「日本も推進している国際人権規約子どもの権利条約に民族的マイノリティ−の権利がうたわれている。民族的マイノリティ−文化の継承、特に子供の学ぶ権利は国際人権条約の最重要権利であるはず。マジョリティーがマイノリティーの立場を想像し、権利を尊重できるどうかは正に日本社会の成熟度が試されるのではないだろうか。
 在日朝鮮学校に対する補助金をカット問題を含め、朝鮮高校無償化は是非実現するべきである。」

77「誰もが一人の人間として尊重されるべきであり、差別されてはいけない。差別がどのような結果をもたらすのか、私たちは歴史に学ぶべきです。」

78「平和的共存を目指すならば、日本の国を愛せましょう。朝鮮学校への高校無償化を即刻実施し、もうこれ以上生徒たちの尊厳を傷つけないでください。高校だけではなく、すべての民族学校の初等、中等教育の無償化も。」 

79「なんと閉塞感に囚われた社会でしょうか。今日のような寒さの日にコートをしっかり身に巻き付けて、眼だけを左右に動かしていることの愚かさ。子どもたちは陽の光。わたしたちを拘りから、解き放してくれるでしょう。」

80「教育は、個人のためではなく、共同体のためになされるものであるという前提で考えるべきです。日本人、在日韓国人、在日朝鮮人、また他の国籍、民族の別によらず、日本においては、教育は最重要の課題として取り扱われるべきです。誰かは問わず、学びたい人が自由に学べるために、国は支援を惜しむべきではないと考えます。教育は投資として扱うべきではなく、生活の大切な一部なのです。
 国は、我々は、真摯に考えるべきなのです。どうすれば、後の世代に学ぶ事の大切さ、学びが何を社会にもたらすかを考えてもらえるかという事について、をです。
 我々は示すべきです。学びたい人がいつでも、自由に(多様に)、好きなだけ学べるのだという事を。
学ぶことには最大級の価値がある、どのような状態からでも、我々は学ぶことをしなくてはならないのだと。
 国は、我々は、日本人の子供たちだけでなく、少なくとも、日本に暮らし、日本で生きて行く子供たちに、明確な態度で、学びには価値があることを示さなくてはならないのだと考えます。もしも、国が、我々が、そうした態度で臨んだ時に、何を伝えられるのか。子供たちにどんなメッセージを届けることが出来るのかを、考えるべきだと思います。
 私は、子供たち後の世代の全員に、民族、国籍の別なく、学びが大切だというメッセージが届く事を願います。
 以上の理由で、私は日本における朝鮮学校の学費無償化の運動に賛同します」

81「教育を受ける権利、母語を学ぶ権利、母語で学ぶ権利は、国籍に関係なく、誰にでも平等にあるはずです。これらの権利は子どもの基本的人権です。2010年第3回目の子どもの権利委員会の勧告(72条)でも、「委員会は、中国系、北朝鮮系その他の出身の子どもを対象とした学校に対する補助金が不十分であることを懸念する。」と言われています。日本は1994年に子どもの権利条約を批准していますが、20年近くたっても改善されていません。このままでは、ますます日本社会の人権感覚が疑われるでしょう。」

82「朝鮮学校に対して北朝鮮の政治問題を理由に差別的な取り扱いをすることは教育に政治を持ち込むことで許されないと思います。国際法子供の権利条約など)上にてらしても無償化の制度の趣旨からいってもすぐに適用すべきです。一言余計なことかもしれないが民主党マニフェストや約束を守り消費税増税や医療費負担増や年金給付削減などの社会保障保障の改悪で財源をつくらず軍事費削減や米軍基地縮小で財源も軍事の緊張緩和もおこなうことで財源を保障するようあわせて要望しておきます。」

83「ひとびとの、こどもたちの、あらゆる差に関係なく、教育を受ける自由が保障されるべきだと思っています。」

84「彼らも日本や世界の未来を担う宝です。大事に大事に育てましょう。今日本は未曽有の災害が起こり、恐らく終結するのはずっと先になるでしょう。子どもたちに負の遺産を負わせてしまった責任は私たち大人全員にありますが、日本に一緒に住んでいる者同士、問題解決のために力を合わせることが必要だと思います。そのためにも無償化の適用を希望します。」

85「子どもを守りたい
子ども、ウリマル(朝鮮語)でアイと呼ぶ
愛を守りたい
人間が 人間であることの
一番大切なもの守りたい」

86「過去の植民地支配の過ちを思うなら、朝鮮学校の生徒たちの権利と自由のためにはからうのは、日本政府の責任ではないでしょうか。朝鮮学校無償化は当然のことです。」

87「日本人も沖縄の方々もアイヌの方々も在日外国人の方々も国籍・民族関係なく住みやすい日本列島を目指したい!」

88「この社会を蔽う、嘘、ごまかし、はったり、言いがかりの暗雲を破り、あたりまえのことがあたりまえのこととして実現するのを望みます。」

89「いろいろなことについて、朝鮮学校の生徒だけ別扱いにする、この日本という国を、わたしはその一員として、ほんとうに恥ずかしく思います。出自がどうであれ、同じときを同じ日本の地に暮らすだいじな子どもたちではありませんか。子どもに何も責任のないことを理由に差別するのは、許されることではありません。
 どうか、すべての差別的な扱いをやめてください。朝鮮高校の無償化を一日も早く実施してください。お願いします。」

90「かつて朝鮮人が自力で建てた学校を、少年を射殺し、かじりついて抵抗した子供ごと机を窓から放り投げ、一方的な暴力で破壊。その後再びひるむことなく守り続けたささやかな教育の場。文化国家なら積極的な支援を行うのが当然の責務であろう。
 ただ一言、日本の行政は「セコイ」。もうこの一言に尽きる。」

91「近い将来、朝鮮半島が自由に行き来できる場所になったとき、私たち日本人もささやかながらこの平和に貢献できたのだと思えるように、日本に住むすべての子どもたちに等しく高校無償化の恩恵を与えて下さい。これは、未来への投資です。」

92「日本政府による朝鮮学校の無償化除外という横暴は、国際人権規約人種差別撤廃条約、児童の権利条約といった数々の国際条約に違反する、明らかな人権侵害です。こうした人権侵害国家の一員であることに、日本国籍を持つ者として極めて恥ずかしく、また朝鮮学校に通う子どもとそのご家族の方々に対し申し訳なく思います。それ以前に教育に携わる者として、子どもたちに公然と悪意が向けられ、彼らから笑顔が奪われることは耐えがたいことです。日本政府に対し、朝鮮学校の無償化適用を即時、謝罪とともに行うよう求めます。」

93「朝鮮学校への「高校無償化」制度の即時適用を強く強く求めます。私達の子供たちに国交間の問題や政治的な問題は何ら関係なく、ましてや責任などあるはずもありません。これは朝鮮学校及び朝鮮高校に通う子供たちに対する差別、いじめに他なりません。
 他の外国人学校に通う子供たちと平等に公平に審査及び適用を求めます。」

94「朝鮮学校が議論の対象になりがちですが、いま本当に問われているのは、日本政府と日本社会、そしてそのメンバーであるわたしたちひとりひとりの思想と生き様であり、そしてこの社会の未来を構想するわたしたちの想像力だと思います。」

95「より小さいものために、より弱いもののために行動することが、政治ではなかったのでしょうか?二つの国をつなぐ優秀な子どもたちへの支援を理不尽に拒否することをやめてください。」

96「朝鮮学校への『高校無償化』制度即時適用を求める詩人の要請書」に賛同いたします。今回の政府の措置に対する「否」として、また多様な人々がお互いを認め合う社会に対する「然り」として。今年の桜の花が咲くころには、朝鮮学校への『高校無償化』制度即時適用に向けて事態が動くことを願っております。」

97「「朝鮮学校無償化除外は理不尽です。これは日本人の問題でもあります。朝鮮人であれ、日本人であれ、誰でも自由に学ぶ権利があります。日本人はもっと賢くありましょう」

98「三月の卒業式前に朗報が届くことを祈ります」

99「どのような思想信条であろうと、教育を受ける権利は保障されるべきで、そうでなければ、反政府思想や反国家思想の者も差別されて当然という理屈になる。他の学校と隔てた扱いをすることなく平等に無償化が実施される、こんな当たり前の事が出来ない政府は、民主的な政府とは思えません。 特に子どもは未来を造る。たとえ親の世代が不仲であろうとも、彼らの世代には仲の良い隣国になってほしいという希望を託したい。そのためにも、彼らの権利をしっかりと守ることが大切だと思います。」

100「美しい未来を子供たちに手渡すことは私たちの義務です。友情や互いを思い心を配りあう心こそ未来をより美しくするものと信じます。共に生きるまちを皆で作り守るために高校無償化を実現しましょう。」

101「「大阪に住んでいる姪っ子や甥っ子がウリハッキョに通ってます。その子たちから酷い状況で勉強させられていると聞いて腹が立っていました。保護者の兄貴からも学費の工面の大変さを聞き、少ない給料から学費支援してます。高校無償化さえされれば僕たち兄弟の苦労は少しでも減ります。お願いです!明日にでも高校無償化してください!」

102「 要請が受け入れられ無償化が実現することを心から願っています。」

103「政府の高校無償化が遅滞しているなか、それに便乗するように地方自治体の補助金停止がひろがっているのもとても心配です。日本政府は国際条約を順守し、多文化共生社会を実現する方向に進まねばならないと思います。」

104「在日朝鮮人問題は自分たち日本人の問題だと、いつも力強く戦ってくれている皆様に心のそこから感謝しています。わたしは民族学校の一教員です。いろいろな困難もありますが、学生たちの笑顔を見ると、幸せな気持になります。人を人として見ることが出来る人ならば差別をする事がどんなに罪な事なのかが見えてくると思います。共に歩んでいく事はお互いを尊重する事から始まるといいます。尊重するためにはお互いをしっかり見ることだと思います。私たちをしっかり見てください。何一つ穢れのない学生たちの笑顔を見てください。ルーツを守り続けようと日々努力している学校の先生たちの姿を見てください。見る事もせず罪びとのように宣伝し、世論を動かしている政治家たちをわたしは許せません。
 私達の願いはお互いを尊重し生きて行きたいだけなのです。」

105「 日本ほど,人権,いのちが軽々しく扱われている国はないのではないかと思えてしまう。昨年度に引き続いての暴挙を絶対に許してはならない。」

106「賛同します。民族の言葉・歴史を学び、民族に誇りをもって生きることは、尊く、敬うべき行為だと思います。それを奨励することこそ、人たる道なのに、それをつぶそうとするとは、何事でしょうか!? 後日本が種を蒔いて、自国に連れてき、その後別の国民にし、民族的マイノリティとして差別し、義務だけ負わせ権利は与えず、その人々が自国の民族の言葉や歴史を学ぼうとすると、それを罪として取り締まるとは、信じられません。「過去の犯罪事実」に気がとがめて、知らん振りしてなかったことにしたいからでしょう。誇りある人々を、差別しさげすみ軽んじいじめて”得意になっている”なんて、さげすむべき行為で、人間を「尊ぶ」という世界を持っていない、動物のような人間〈人非人〉です。このような人は、誰に対しても誇りも、尊厳も感じていないことでしょう。尊ぶという世界がない鬼畜の世界に住んでいるのです。日本の政治は、まさに鬼畜によって担われている、ということを証明している悲しい実態です。
  日本政府は、北朝鮮拉致問題を攻撃していた時、「よくもそんなことがいえるな」と不思議でした。自分等がその何百倍もやってきたのに、と。信じられない、幼稚園の生徒でも分かることなのに。よくもまあ、と。とんでもない卑劣漢の集まりです。正義も勇気も人情も信用も、政治上層部には、あったものではありません。人間らしい徳目は何一つない、実行されない、人間の皮を被った獣(獣に悪い!)です。いじめて平気。それどころか、いじめを楽しんで、いじめるほど「エラクなったような得意な気分」になっている。ホトホト、正義の通らない、善悪が真っ逆さまな国だと思います。 「歴史の中で、徹底的に、反抗者を痛めつけてきた」、そういう長い歴史が、国民の中に”おびえ”として体質化してしまい、勇気を奪われ、ただただ従順化してしまった(いじめられないために)からでしょうか。「自殺者・毎年3万人」 「閉じこもり・25万人」が、本音を出せない、息の詰まる、生き苦しい、生き辛い日本社会をあらわしています。
 今の社会の不幸は、おびえて”正義を貫く勇気がない”ことからきているのでは、と思います。勇気を振り絞って、屈しないで闘っていきましょう、ご一緒に。」

107「在日朝鮮人が民族教育を追求するのは当然の権利である。過去、その権利を日本政府が疎外してきたのは、自らの戦争責任回避・朝鮮植民地の責任問題に、正面から向き合うことができなかったためである。PKOなどの「国際貢献」「国際国家」を言い立てる前に、先ずは朝鮮学校の授業料無償化を実施せよ!」

108「在日朝鮮人が民族教育を受けることを彼らの歴史的権利として認め、これを十全に保障することは、日本国民および日本政府の歴史的義務です。日本政府は朝鮮学校に対して、即時無条件に無償化を適用し、どれほどの屈辱を若い人々に与えたかを考え真摯に謝罪してください。」

109「賛同します。社会の民族的文化的少数者たちが自分の民族文化や民族的主体性を維持しながら幸せに生きていける環境をつくっていくことは重要だと思います。」

110「朝鮮学校無償化除外は国家による差別政策であり、人権侵害です。朝鮮人でも日本人でも平等に教育を受けられる日本社会を望みます。」

111「「朝鮮学校への高校無償化に賛同します。日本の義務教育を受けている子供達が、日本人としての誇りを持っているか甚だ疑問です。」

112「要請文章に賛同します。私自身も日本軍慰安婦問題に取り組んだり、ウリハッキョや総連とつながりのある人間ですので、在日朝鮮人が民族教育を受ける権利を踏みにじる朝鮮学校無償化除外には怒りと不信を感じます。朝鮮学校無償化除外は21世紀になっても、日本社会が朝鮮蔑視観を克服していない事の表れです。在日朝鮮人と日本人がお互いの民族性や文化や歴史や言葉を尊重しあえるより良い日本社会のためにも、朝鮮学校無償化実現を求めます。」

113「複雑・多様な現実を勝手に単純化して茶化し、単純・一様に認められるべき権利にぐだぐだと言いがかりをつける人々を、悲しく思います。」

114「日本政府も、そろそろ社会統合という視点からマイノリティ政策を本気で考え直した方がいいと思います。」

115「縁あってこの島国に暮らすすべての人びとの自由と平等を実現するため、要請文提出に賛同いたします。」

116「「母語継承語を学び、アイデンティティをしっかりもつことは子どもの成長にとって必要なことであり国際的に認められた権利です。また4世代にわたって継承語を伝え続けた朝鮮学校の試みは
世界的にもまれな例で、継承語母語教育の事例としても注目すべき試みです。韓国語朝鮮語を語る市民が育つことは日本の外交、貿易などの場面で大きな利益ををもたらします。
 朝鮮半島と日本の架け橋になる可能性を秘めた子ども達を健やかに育めますよう
現在の差別的な朝鮮高校への無償化除外を1刻もはやく停止してください。
 カナダのトロントでは外国出身の子ども達がカナダ政府の補助によってそれぞれの祖国の言葉を学びます。祖国とのつながりを大切にした子ども達がカナダでは健やかに育っています。多くの移民がトロントを第2第3、そして第1の故郷として選びます。
 多くのヒトがそこを第2、第3の故郷として集いたい場所とはどんなところでしょう。外交上のフラストレーションを国内の移民の子どもを犠牲にすることで晴らすような場所でないことは確かです。
 ここが様々な人びとにとって住みよい場所でありますように。それがすべての人の幸せにつながると信じています。」

122「このせまい島国に、片寄せあって暮らす私たちは、みな同胞子どもたちは、みな私たちの子ども。貴賤も差別もあってはなりません。この国に暮らすすべての子どもに、あまねく学ぶ権利を保証すること。それは、この国に暮らすすべてのおとなの責任。我が子を思うように、この子らを思いたい。恥ずかしくないおとなでいたい。」

123「インターナショナルスクールや他国学校を無償化の対象にしながら、朝鮮学校のみを除外とするのは教育に政治的理由を持ち込むという全く不当なことで、日本が批准した複数の国連条約にも違反しており、人権委員会からの度重なる勧告も無視し続けています。今回の日本政治の行為は、日本帝国主義による植民地支配からの継続性を象徴しています。だからこそ何としても今回無視化を適用させる必要があります。」

124「もう、『待ったなし』だと思うのです。
 冬のソナタが流行るちょっと前、労働組合で、在日朝鮮人の皆さんと日本との歴史を学ぶ機会がありました。その時、私たち日本人は「交流が大切だね」といいました。参加していたオモニ、アボジは、「交流はもういい、差別をやめてほしい。」と切に訴えられていました。朝鮮大学校の女学生は、「差別はやめてほしい。でも、交流も大切だと思います。」といってくれました。無知に、衝きつけられた。辛さ。女学生の言葉に、一瞬固まってしまった場が、ちょっと緩みました。
 いま、女学生は結婚をし、母にもなれる歳になりました。彼女の子どもが学校に上がるときには、『昔話、高校無償化の戦い』に是非したいのです。」

125「どんな子供たちにも平等な教育の環境を!」

126子どもたちの教育を受ける権利は、人種や国籍や民族は関係ありません。わたしたちの税金を、「国防軍」などという戦争の道具に使うことは許しません。平和のために、子供たちの未来のためにわたしたちの税金を有効活用してください。