2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧
お知らせです。『女性のひろば』7月号(日本共産党中央委員会発行)の「排外主義、ヘイトスピーチ 私はこう思う」特集に弁護士の梓澤和幸さん、新宿区議の佐藤佳一さんと共に発言を書いています。タイトルは「人の魂を殺す犯罪を止めさせよう」です。 他に…
鄭さんはなぜ1926年に植民地下の朝鮮で書かれた李相和の詩の題名「奪われた野にも春は来るか」を写真展のタイトルとしたのでしょうか。 そもそも李相和はどのような状況でその詩を書いたのでしょうか。 以下は一昨年ハンギョレ新聞に掲載された徐京植さ…
3.11以後の写真とは何か。美しい自然を撮るだけでは何が起きたかは伝わらないのでは。目にみえないものをいかに伝えるのか。写真を撮る者とそれを見る者の双方が社会に対する記憶や認識を共有していくことが表現の限界を超えるカギとなるのではないか― …
5月12日こころの時代シリーズ「私にとっての3.11」は東日本大震災被災地直後から福島の写真を撮り続けている韓国人写真家・鄭周河(チョン・ジュハ)氏。南相馬市で震災二周年に開催された写真展「奪われた野にも春は来るか」をめぐって鄭氏の思いと…
2009年から2011年にかけての約一年半の間、 雑誌「現代詩手帖」に毎月連載した、新藤凉子さんと三角みづ紀さんとの連詩「悪母(ぐぼ)島の魔術師」が詩集になりました。岩佐なをさんの挿画が内容に即して各所に挟み込まれ、とても素敵な仕上がりにな…
5月6日付京都新聞・詩歌の本棚/新刊評 河津聖恵 辺見庸『国家、人間あるいは狂気についてのノート』が出た。テーマは詩、言葉、声から、個、国家、歴史まで幅広い。だがその全ては詩に深く通底する。辺見氏は大震災以後、こう問いかけている。「言葉はとど…
「環」53号(藤原書店)に 「さびしさと悲傷を焚いて─宮沢賢治」(「詩獣たち」第10回)を書いています。 私は賢治の世界に小学生の頃初めて接しました。その世界は幼心に「もう一つの世界」のたしかな実在感を与えてくれました。とりわけ「よだかの星」…