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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

11月27日「詩をうたう夜」inソウル──『ハッキョへの坂道』+『私の心の中の朝鮮学校』合同出版記念会�@

一昨日27日の夜7時、韓国・ソウルのマポ区にあるカトリック青年会館5階のリコーラオホールで『朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー』のダイジェスト・韓国版である『ハッキョへの坂道』とチェロの演奏を聴いて朝鮮学校の生徒達が描いた色鮮やかな絵とそれ…

明日ソウルへ出発します。本も見本が出来ました。

27日のソウルの朗読会までいよいよあと日を切りました。私も明日出発します。日本からは詩人と支援者合わせ10名程が参加します。韓国側の参加者はかなり多いと見込まれます。(ちなみに朝鮮日報が紹介してくれました↓ http://www.chosunonline.com/site/…

11月23日「朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋」の結成大会に参加しました。

昨日、 京都朝鮮中高級学校にて「朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋」の結成大会がありました。私も参加しました。 6年間続いてきた「朝鮮学校を支える会・京滋」からあらたな会が立ちあがったのです。趣意、運営、人事体制、運営方針を刷新しより…

昨日の記事の「椿」は「山茶花」でした

ある方から昨日の記事の「椿」は「山茶花」だとご指摘をいただきました。うーん、赤面です。しかし文脈ではどうしてもこれは「椿」でなければならないところ(笑)。訂正は無し(!)ということで、お許し下さい。 なお椿と山茶花には見分け方があるそうです…

一色真理『エス』

昨日、オウム真理教元幹部の遠藤被告の死刑が確定し、 教団を巡る一連の刑事裁判が16年余を経て全公判を終えたというニュースが伝わってきました。あと少しで13名全員の死刑が確定し、その後は死刑執行への検討に入るそうです。しかし早くも新聞上で「松…

11月21日付京都新聞朝刊・詩歌の本棚(新刊評)

■11月21日付京都新聞朝刊■ 詩歌の本棚(新刊評) 河津聖恵 現代詩は、その名の通り時代に吹き曝されるジャンルだ。短歌や俳句には、良くも悪しくも定型や伝統がもたらす、時代を超越した虚構空間がいまだ存在するはずだ。作者はそこを足がかりに現実の混…

李英哲「『ハッキョへの坂』を登りつづける」(「思想運動」881号)

「思想運動」881号(11月15日付)に、李英哲さん(朝鮮大学校外国語学部准教授)のエッセイ「『ハッキョへの坂』を登りつづける」が掲載されました。朝鮮学校の生徒達の生命力に触発されて作った私の詩集『ハッキョへの坂』に対し、かつてのハッキョ…

再度、韓国版『朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー』ソウル朗読会のご案内です

ついにあと一週間となりました! ソウルでの韓国版『朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー』出版記念朗読会のご案内です。コンヘウォさんのエッセイ集との合同企画です。→http://ameblo.jp/mongdangj/entry-11081924237.html(韓国の支援団体「モンダンヨンピ…

吉野弘『現代詩入門』(一)

いま、どのように詩を書くべきか──。 震災後、「もう詩を書くことなんか不可能だ、無力だ、あんな風景を前にして」 という声をよく聞きます。 しかし詩は今もやむことはありません。私の元にもほぼ毎日、同人誌や詩集が、時には何冊も送られてきます。むしろ…

11月12日講演「東日本大震災にとって詩とは何か」(二)

京都詩人会議における講演でのさいごは、質疑応答でした。 最初、「誰も手をあげないのではないか」と案じていましたが(というのも、これまでの経験上、詩の講演会の場合、余り積極的な挙手はないのがふつうですから)、 しかし何人もの人が、感想も含めて…

11月12日講演「東日本大震災にとって詩とは何か」(一)

11月12日にラポール京都にて 講演「東日本大震災にとって詩とは何か」というタイトルで一時間半にわたり、講演をさせてもらいました。 京都詩人会議主催。天気のいい観光日和の日曜日にも関わらず40名程が参集してくれました。皆さん、大変熱心に耳を…

嵯峨信之「歴史」

いい詩に出会いました。嵯峨 信之さん(1902年 - 1997年)の「歴史」。嵯峨さんは、「詩学」の編集長だったことでも有名です。 たまたま出会った詩です。1977年に発表された、18〜19歳の頃の作品。第一次大戦の際の青島出兵や、その後の山東出兵が背…

平松市長の独占手記「大阪は独裁・橋下知事に屈しない」

今日は大阪知事選の告示日ということです。市長選の告示日は13日です(両選挙実施日は27日)。隣県京都に住む私も無関心ではいられません。日々新聞記事やツイッターで目にする橋下知事の話からは大阪には独裁しか未来がないのかと暗澹たる気持になりま…

すみやかな無償化適用を強く求める、全国朝鮮高級学校校長会談話

●すみやかな無償化適用を強く求める、全国朝鮮高級学校校長会談話(11/08、午後2時から参議院会館) 全国朝鮮高級学校校長会 愼吉雄会長(東京朝鮮中高級学校校長)同 崔寅泰副会長(茨城朝鮮小中高級学校校長)東京朝鮮学園 金順彦学理事長東京朝鮮高級学校…

萩原恭次郎『死刑宣告』(二)

萩原恭次郎「地震の日に」(『死刑宣告』)。 タイトルから分かるように関東大震災をうたった詩です。 しかし正確には大震災の混乱の中で荒れ狂った「暴力」を暗示的に糾弾する詩です。 詩の内容を読めばすぐに分かります。首と胴体が離れて笑い合っている=…

萩原恭次郎『死刑宣告』(一)

萩原恭次郎『死刑宣告』。 このいわゆる代表的なアナーキスト詩人は、今まで名前を知っているだけでそれほど気に留めたことはありませんでしたが、きっかけがあって復刻版を手にしました。 写真の復刻版は、村山知義などの『マヴォ』グループの手になる奇抜…

11.12のためのメモ──または「詩と政治」についての覚え書き

昨日お知らせした11月12日は「東日本大震災にとって詩とは何か」という少し捻ったタイトルで話します。 今こんなことを考えています。まだしっかり固めていないのでかなりうろんなメモ的なものになりますが当日の導入はこれとさして変わることはないと思…

お知らせ:11月12日詩の教室「東日本大震災にとって詩とは何か」

お知らせです!詩の教室「東日本大震災にとって詩とは何か」 震災と原発問題を抱えた現在と、詩はどう向きあうのかを考えていきます。大勢の方のご参加をお待ちしています! 日時11月12日(土)13時半 場所ラボール京都(京都市中京区壬生仙念町30-2〔四条通…