2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
今年の連休はテレビも新聞も改元一色だった。象徴天皇の退位と即位が戦後の一つの節目として話題になった、という以上の騒ぎだった。テレビに映る神を崇めるような人々の表情に不安を覚えた。象徴天皇制が国民主権と共にあることを知らないのだろうか。 『文…
お知らせです。 HP「詩と絵の対話 」を更新しました。ゲストはフィンランド在住のアーティスト清水研介さん。私は若冲連作詩(2)とその解説、「古賀春江の詩の海」(1)を書いています。ぜひご高覧下さい。 以下のURLです。 https://shikukan.com 本サイトでは…
最近一九七〇年代の詩や詩論を読む機会がなぜか多い。六〇年代の政治の季節以後失われた連帯を、内面を突きつめることで模索した言わば「内向の時代」。代表的詩人として「プロレタリア系前衛派」の黒田喜夫がいる。「詩は飢えた子供に何ができるか」という…