2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
告知です。 5月16日に京都のキャンパスプラザ京都で 中村純さん、岡島弘子さんと私の三人で 公開座談会「ラクダが針の穴を通るとき─3.11後の時代と女性の言葉」を行います。 司会は一色真理さん、コーディネーターは為平澪さん。 三人それぞれの詩的感受性が…
単独者として花であること―詩獣たち『闇より黒い光のうたを』河津聖恵 中村純(詩人) 「詩には、人知れず被った暴力によって傷ついた者たちの呻きがひそむ」。時代が、いのちを押しつぶすものであればこそ、詩で生き延びる希望をつないだ痛々しい詩獣たち。…
詩を書く行為は、人のどのような営みにたとえられるのか。夢見る、歌う、泣き笑う――。古来そのような人間的行為は詩と密接に関係している。だが現代詩は、人として生きるために必要な行為がおのずと抑圧されてしまうから、生まれるものでもある。「ひっかく…
4/19付東京新聞の「新刊案内」で拙著『闇より黒い光のうたを』(藤原書店)が紹介されました。大変的確な内容でした。「詩の力」という言葉が嬉しいです。 「ツェラン、ボードレール、石原吉郎、原民喜…。近現代に活躍した内外の詩人十五人の作品の魅力と、…
京都・雲ケ畑の、岩屋山志明院を訪れました。 二年くらい前に新聞で、ここに小さな岩屋に鴨川の源流地があり、祈祷されていると知り、ずっと行ってみたいと思っていた場所です。 北山杉がうっそうと茂る雲ヶ畑の最奥地でした。 時に忘れられた、というより、…