2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
清田政信『渚に立つー沖縄・私領域からの衝迫』(共和国)が出た。清田氏は1937年久米島生まれ。大学在学中から詩を書き始め、米軍政下の60年代から復帰後の70年代にかけ、沖縄の詩人の中で最も精力的に詩と評論を発表した。だが80年代後半病を得、今も療養を…
國重裕『ことばの水底へ』(松籟社)は京都在住の詩人・独文学者のエッセイ集。画家鴨居玲や麻田浩、ドイツの詩人ツェランやリルケ、ロマン派等における自己をめぐる思索を追う。最終章で京都ゆかりの詩人田口義弘、作家山田稔、独文学者野村修が取り上げら…