2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧
岩倉文也『傾いた夜空の下で』(青土社)は、2016年から18年までに描かれた詩、ツイート、短歌を収める。「僕にとってこの本は、僕の代わりに死んでいった、言葉たちの墓標です」と作者がツイッターで述べるように、本詩集には生の危機の中で掴みとられた言葉…
北原千代『須賀敦子さんへ贈る花束』(思潮社)は、イタリア文学者・エッセイスト須賀敦子氏の言葉の「息づかい」に魅了されてきた詩人による、オマージュとしてのエッセイ集。氏の言葉に作者がいかに励まされてきたかを、鼓動が聞こえるような情熱をもって…