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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

2012-01-01から1年間の記事一覧

12月23日NHKEテレ「こころの時代〜宗教・人生〜『小さき者に導かれ』」 (2)

東海林さんは、韓国での救援活動を通し彼地の民衆神学を知り、触発されていきます。 軍事政権時代、地下で回覧された1973年の「韓国キリスト者宣言」。そこでは神の意志によるメシアの国は、貧しい人、虐げられた人の安らぐ場と捉えている。そして「今こ…

12月23日NHKEテレ「こころの時代〜宗教・人生〜『小さき者に導かれ』」 (1)

12月23日にNHKEテレで放映された 「こころの時代〜宗教・人生〜『小さき者に導かれ』」に感銘を受けました。 出演は、牧師・高麗博物館理事である東海林勤さん、きき手は徐京植さんです。 東海林勤さんは牧師として、イエスが「小さき者」、つまり弱き者…

#連歌デモ4170〜4200

※投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmliを御覧下さい。 4170(4168「般若顔」へ返歌)幻の掴む煉瓦も筆に代え空に詠える連歌乙女ら 4171国連で原発事故の謝罪なしまさか終わった? 呆れられてる 4172オ…

松村由利子「メディアとしての短歌を見直す」(『歌壇』1月号)

『歌壇』(本阿弥書店)1月号に、 歌人の松村由利子さんが、「#連歌デモ」についてのエッセイ「メディアとしての短歌を見直す」を書いて下さいました。これまで歌人の方からの反応は殆どなかったので、大変嬉しいです。以下、一部引用させて頂きます。 「何…

#連歌デモ 4139〜4169

※投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmliを御覧下さい。 4139我妻なれば曳舟神社にて藁人形に DV夫よしひこの名をいれ五寸釘打たんや その前にグーパンチしたや水曜日の夜 4140(4079「絆という」へ返歌)…

#連歌デモ4081〜4138

※投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmliを御覧下さい。 4081続きゆく地鳴り悲しみ今日もまた福島原発無事を願わん 4082幼らの「またねバイバイ」返事する また明日ねを毎日続けて 4083(4060「目をそら…

#連歌デモ4041〜4080

※投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmliを御覧下さい。 4041核廃棄物が出る原発が文明の利器? ジュール・ベルヌもあの世で嘆く 4042人の歌広大無辺子を包め孤独を包め世界を包め 4043僕をダーリンと呼ぶ …

12月3日付京都新聞文化欄/詩歌の本棚(新刊評)

今年は石川啄木の没後百年。短歌では多くの特集が組まれたが、現代詩では余り話題とならなかった。だが天才歌人は、十九才で処女詩集『あこがれ』を刊行した詩人でもある。この詩集の詩が書かれたのは、与謝野晶子に憧れ上京しながらも、病のために帰郷し、…

#連歌デモ 3890~4040

※投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmliを御覧下さい。 3891人々が清けく暮らす国創りする勢力に原発ありしか 3892原発を完全に操れる君なれば全て託そう人の未来を 3893想定外あった想定否定した政府や学…

『#連歌デモ』が絵になりました!

『#連歌デモ』第一巻を読んで読者の方が素敵な絵を描いて下さいました。 絵のタイトルは、 「原発NO!─3.11を忘れない」。作者は京都市に住む落合峯子さん(日本美術会所属)。 この絵は、10月23日から28日迄京都市美術館別館で開催された「新美20…

# 連歌デモ 3853 〜 3890

※投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmliを御覧下さい。 3853(3851「撒くべきは」に返歌)瓦礫撒く大なる手あり危なしと囀りて飛び青き鳥来る 3854(3851「撒くべきは」に返歌)暗き時代灯の種撒く人がいな…

辺見庸『明日なき今日─眩(くるめ)く視界のなかで』(毎日新聞社)

辺見庸さんの最新著書です。 最近なかなかじっくり本を読めない時間が続きましたが、そんな中少しずつ、浸透されるように読んでいました。 表紙の写真は戦争なのか嵐なのか、不穏な重油めいた暗い青と濃い藍が最後の光芒をも今にも覆い尽くそうとしているよ…

『環』(藤原書店)51号に「詩獣たち」第八回、「風の痛み」を書いています

『環』(藤原書店)51号に 「詩獣たち」第八回、「風の痛み」を書いています。今回は、植民地時代に日本へ渡航し、解放直前に福岡刑務所で獄死した詩人、尹東柱(ユン・ドンジュ)をとりあげました。 このブログでも記事を書きましたが、私は八月下旬に、…

#連歌デモ3801〜3852

※投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmliを御覧下さい。 3801特攻という戦術を決めし時何故に止めざる大元帥赤子の命無駄と知りつつ 3802韓国は警戒している日本の原子力基本法改悪に 3803十五夜を待ち虫の…

#連歌デモ 3722〜3800

※投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmliを御覧下さい。 3722放射能に汚染されし食べ物を子らに食わす政府のやり方に昔の悪夢思わずにいられぬ戦前に戻りしか今の世は 3723(3722「放射能に」へ返歌)いつの…

#連歌デモ 3651~3721

※久しぶりのアップです。実際のデモの行程はゆうに4000は超えています。なお、投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmliを御覧下さい。 3651見せかけの繁栄なれどもその中にひとは労り優しく生きむ 3652子供ら…

『#連歌デモ』第二巻についての告知

告知です。 『#連歌デモ』第二巻がもうすぐ出来上がります!! 第一回発送分のご注文は、本日中にkiyoe51803291@kib.biglobe.ne.jp迄、「#連歌デモ歌集希望」のタイトルで、冊数と送り先を明記し、お申し込み下さい。ご連絡下さい。B6判変型、114ペーシ(変更…

10月16日付京都新聞朝刊・詩歌の本棚/新刊評

八月下旬、中国・延辺朝鮮族自治州にある明東(ミョンドン)村を訪れた。同村は詩人尹東柱(ユン・ドンヂュ)の故郷。一九一七年生まれの東柱は、大学へ進むために日本へ渡航したが、四三年京都でハングルで綴った詩を証拠物件として逮捕され、四五年解放直前に…

#連歌デモ 3601~3650

3601木槿と桜我の大切なふたつの国の花 この花とこしえに平和な地に咲き誇らんこと願う 試練与えられし乱れた時だからこそ切に思わん今 3602地球の常識原発止めろ何度も言わすな狂気よ鎮まれ目覚めよ命よ 3603他人の言葉借りて語らず自分の命語…

現代詩手帖10月号に「天の青の記憶とともに降りてきた問いかけ──詩人尹東柱の故郷 中国・延辺朝鮮族自治州をめぐって」を書いています。

本ブログでもすでに記事を書きましたが、8月20日から27日までの中国吉林省・延辺朝鮮 族自治州の旅についての報告です。 ユンドンジュの墓の前で朗読した時感銘を覚えた、詩人の故郷の美しい「天の青」を思い出しながら書きました。 発行されて少し時間…

【朗読会のお知らせ】西宮船坂ビエンナーレ・ピアノと朗読のひと時

【朗読会のお知らせ】 来週の土曜です。ぜひいらして下さい 西宮船坂ビエンナーレ・ピアノと朗読のひと時 【日時】10/27(土)15:00〜16:00 【場所】音楽室 【朗読者】河津聖恵(詩人)、岡村智昭(俳人)、坂石佳音(俳人)、北夙川不可止(歌人)、柳下美…

【告知】『#連歌デモ』第二巻刊行のお知らせ

『#連歌デモ』第一巻を刊行してから二ヶ月近くになろうとしています。第一巻は多くの方々からご感想を頂き、ありがたく思っています。 お陰様で『#連歌デモ』第二巻も10月31日に刊行の運びとなりました。今巻には第一巻後の、7月26日から8月24日ま…

# 連歌デモ3601~3653

注:本記事と歌集で作品番号は必ずしも対応しません(編集の都合上変動ないし不採用もありえます)。 3601木槿と桜我の大切なふたつの国の花 この花とこしえに平和な地に咲き誇らんこと願う 試練与えられし乱れた時だからこそ切に思わん今 3602地球…

#連歌デモ3555〜3600

3555今宵風なし。汚染地の庭の虫の音ここに留まりて病み合い 3556米の倉実りを民へ分けずんば五穀豊穣誰ぞ微笑む(注:実りの秋と火曜に行われたデモの抗議先の会長名をかけてみました。) 3557下野しても反省ひとつしないまま美しい国不安倍増 …

10月13日討論会「安世鴻慰安婦写真展はなぜニコンサロンで開かれなかったのか」

10月13日に大阪市立中央会館で行われた 討論会「安世鴻慰安婦写真展はなぜニコンサロンで開かれなかったのか」はとても心を揺さぶられるものでした。 トークの参加者は、安世鴻(アンセホン)さん、大阪大学の北原恵さん、映画監督の原一男さん。 このニコン…

安世鴻日本軍「慰安婦」写真展に行きました

昨日10月11日、大阪・心斎橋のビルゼンギャラリーで行われている 重重Projectによる安世鴻日本軍「慰安婦」写真展に行きました。「慰安婦」の写真展は初めてです。 41才の写真家のまなざしはハルモニ達の深い皺を刻まれた、歴史の証言としての一瞬の表情を…

写真展のお知らせ「重重 中国に残された朝鮮人元日本軍「慰安婦」の女性たち 安世鴻写真展 」

写真展のお知らせです。 重重 中国に残された朝鮮人元日本軍「慰安婦」の女性たち 安世鴻写真展 「大阪ニコンプラザ」写真展中止通告に対する緊急抗議写真展 ■期 間:10月11日(木)〜16日(水)11:00〜19:00(最終日17:00) 【入場無料】■会 …

9月3日付京都新聞朝刊 詩歌の本棚・新刊評

9月3日付京都新聞朝刊詩歌の本棚・新刊評 河津聖恵 中野敏男『詩歌と戦争』(NHKブックス)は、大震災後の詩と社会の関係を考える上で興味深い。一般に抒情詩人として名高い北原白秋。彼はなぜ軍国翼賛の主力詩人となったか。同書は史実を駆使した精緻な論…

#連歌デモ 3129~3554

3129種こぼれ黒い点描触れられもせず葛の指は人を捜して 3130チェルノブイリの四半世紀の教訓を活かすことなく朽ちゆく日本 3131福島とチェルノブイリは違うよと 今も言いたるひと哀しくて(3130へ返歌) 3132核のなき世にあれこれの嘘…

9/21~23までの投稿作(確認用)

種こぼれ黒い点描触れられもせず葛の指は人を捜して チェルノブイリの四半世紀の教訓を活かすことなく朽ちゆく日本 . 核のなき世にあれこれの嘘欺瞞悲惨絶望ともになくなれ 秋の灯の六つほのかにともりゐて照らし合ひたるやうにオフ会 七日の月見つめてくれ…