3129種こぼれ黒い点描触れられもせず葛の指は人を捜して
3130チェルノブイリの四半世紀の教訓を活かすことなく朽ちゆく日本
3131福島とチェルノブイリは違うよと 今も言いたるひと哀しくて(3130へ返歌)
3132核のなき世にあれこれの嘘欺瞞悲惨絶望ともになくなれ
3133秋の灯の六つほのかにともりゐて照らし合ひたるやうにオフ会
3134七日の月見つめてくれていたろうか詠み人たちの命のつどいを
3135歌集うを命の集いと呼べる君も確かにそれに連なりてあり(3134へ返歌)
3136詠み人の集うは麗し魂の灯持ち寄り暗がりに互いの顔を照らし合い(3135へ返歌)
3137青い目の子らの首に刻まれし チェルノブイリの真珠またも見るかや
3138チェルノブイリの真珠 いづれまた見(まみ)えん 悲しき姿に 何も学ぼうとせぬこの国の愚かさ(3137へ返歌)
3139人情豊かな下町を嘲り見下ろす黒い塔聳え立つ野暮天タワーに賽銭投げる人々の群れ江戸珍名所
3140苦蓬チェルノブイリは聖書に記されし世界の終りの始まりの地 毒の花火の空に舞う天使のラッパが吹き鳴らされて鳴り響く今
3141怨念の燃ゆる業火はひとを焼く青き炎は誰も見えまい
3142富める者更に富む為欲燃やし自らを焼く炎なら棺を燃やすは核の火で 屍を焼きて煙と上り天の裁きを受けに行け(3143へ返歌).
3144いのちの言の葉集める人に 聖恩という恵みを与えたまえ 全ての計画があなたの掌で行われていることならば(注:編者に贈歌)
3145それでも地球は回っているとそれでも原発狂っていると正しき事を 貫くは何時の時代も逆風に向かう事也
3146あの月を取ってくれろと泣くように人工の太陽ポケットに入れた
3147廃墟の街に自然の温もり決して戻らずプラスティックの要塞で人工呼吸で生き延びる100年後の人類の未来目に浮かび(3146へ返歌)
3148被災地の復興予算に群がりしシロアリどもの行く末いかに(注:怒りをこめて)
3149処理できぬ核のゴミ生む湯沸かし器これが原発そんなの要らない
3150もうやめよう偽証隠蔽揶揄誹謗かえらぬ春を呼ぶ歌よもう
3151未来を共に歩むためにその手は何を問いかけん 君の大きく優しき手は何を守らんをや 死ぬときくらい言いてぇもんだ 漫画に描かれた国を救おうとした 優しい医者の最期の一言を「まったくいい人生だったと」(注:ワンピースの冬島チョッパー編よりDr.ヒルルクの台詞「まったくいい人生だった」を引用).
【番外・感想】
オフ会(9月23日)で話していて、わかったこと。「#連歌デモ」の形で自分は「美しい土地をとりもどす。美しい明るい言葉で、共鳴の法則(音叉参考)を頼りに、非暴力で、とりもどす」ということがしたいのだ、と気がついた。美しい、が内包する要素は字義までさかのぼる感覚で。
3152脱原発デモにはあらじ歌にてもなし科学合理の導くところ
3153怖いよという幼児をただ抱き締めん それしか術がなきしか見えぬ雪と共に悲しみがふり積む秋の彼岸.
3154被曝の死笑い尽くして後始末そんな奴らのはきだめの村
3155日毎に早まる夕暮れに黒墨の夜は息潜め暗幕で全て覆いて闇に沈む/ 更に深く夜の中へと懐へと黒い河落ちて流る黄泉の滝
3156戦争という暴力と原発という無分別を断ち切りて未来に向かい飛翔できるか人類よ
3157君の温もり確かめながら 頬にキスをする そんなあたりまえのこと今日も明日もしたい だから明日も守るよ 君は僕の宝物(愛娘へ)
3158愛する人と抱かんと願う吾子に不安を感ずると聞きこみあげる怒りと哀しみ
3159恋すら知らぬ子らの心と体に深く傷つけ突き刺さる核の傷抱き締めることすら 気休めとわかりても抱き締めたき思い止められず(3158へ返歌)
3159被災地の復興願う民の声民の財にたかるシロアリ
3160情けなや絆と軽く言う神経我はなし原発再稼働を進めてるとは
3161いと軽く絆を口にする輩人の心を如何に思える(3160へ返歌)
3162再稼働物に憑かれた暴挙なり福島の悲劇に懺悔して跪かぬか非人ども
3163今日もそぼ降る秋雨の夏の火照りを鎮める様に焼けた心を湿らす様に
3164欲言えば歴史に一矢報いたい政治家どもの顔に書いてる
3165幼さ混じりし少年の声に医者になりたひといふ志聞かむ 君に伝えん 成し遂げよ苦難の道なりしもこの国の子らを救いたまえと
3166真っすぐに直視出来ぬ者が言う君「いたずらに不安を煽るなかれ」と
3167脱出の道はありしもドイツのように直視せず 三猿やるとは芸人も顔色真っ青な大和民族 (注:皮肉を込めて川柳風味です)
3168見ざる言わざる聞かざると目を閉じ口閉じ耳を 閉じ*引き籠り膝を抱えて子供の様に屋根裏逃げるか日本人(3167へ返歌)
3169軋む音立てて海行く奴隷船鎖で繋がる民の柵それを絆と呼べようか
3170火事見物隣の話と思ったら火の粉が跳びて我が家も延焼(3169へ返歌)
3171もらい火で鬼火が灯る日本列島誰が消す怨念燃える青き業の火を(3170へ返歌)
3172現代のシャンデリアなるスカイツリー遠望すれば砂上の楼閣
3173バベルの塔の神話の如く空へ上へと伸びる野心征服欲の象徴は人の暮らしの何を助くか(3172へ返歌)
3174(長歌)今でさえ 余震感じる 京都でも 宇治と洛西 不思議にも 本当なのだと 友は言う 「あの日」はもっとと 夜語る 地下の脈 この国は 一枚の布 夜は更けて 友は詠えと 布の上 生きる人こそ お前詠えと (反歌)遠くとも地下に繋がる脈ありてむろん命の脈こそありと
3175生まれ来るいのちに一つでも残したい最初の一息浄かなるを
3176あの頃の懸念が全て露呈して唇噛みしむ秋が来にけり
3177帰る場所にも帰らずにいる弟よ どうか今は新しき家族の側にいてやれよ 誰よりも慕いしいのちのために 帰る場所すら帰れず悲しみの中にいる妻のためにも.
3178曼珠沙華我が身一つの秋なりて 辿れば君の墓標に着くや
3179神は人に解けぬ試練は与えぬと言えど余りの重荷ゆえ腰も砕ける大和民族
3180柿の実が緑のままで落ちていく歩くいきもの影さえ見えず
3181自然の命の営みを崩し狂わす人の傲慢リズム外れた破れた太鼓が北風の中響き渡り(3180へ返歌)
3182干天の慈雨の如くに歌よ降れ人の心に核の汚れに
3183言の波の雨に打たれし喜びに心弾みて傘放り投げ(3182へ返歌)
3184君の怒濤の音調の心の踊りここに見えたり(3183へ返歌)
3185何も知らずはこの国の民草なりいまだに原発を望む声ありされど何が待つのか 子らの未来潰す無知犯して
3186否、民草は知っている 己が根ざす土の狂気を 未来に生きる君こそが 土根に命を与える種なり(3185へ返歌)
3187叶うなら全て戻せと思ひしも未来という日を残せとぞ願う
3188當にとぞ拙きわれにも響きたる叶わば救いの原発廃炉 (3187へ返歌)
3189赤子の君を抱く昔のうら若き父母のことを思う ただ君に会いたい健やかにと誕生を願った日のことを
3190君に伝しことただ愛しきいのちなり だから今告げん戦無き世を安寧な世の中を君の新しき命もそれを望まんや.
3191日は沈みまた昇るいのちの色含みし朝焼けを連れて/あさひの色鮮やかなひかり温かな優しい熱を人に与えん/友よ 時を待て必ず闇夜終わる時がくる 爪染めし花(鳳仙花)へ想いを託して日の出入りを待ち望む如く
3192極楽に住みたる人と見紛う日本人便利な世界地獄の犠牲払いし故に
3193極楽と思うは日本人ばかりなり外から見れば唯々極狂(3192へ返歌)
3194何も知らずはこの国の民草なり いまだに原発を望む声あり されど何が待つのか 子らの未来潰す無知犯して(3193へ返歌)
3195否、民草は知っている己が根ざす土の狂気を未来に生きる君こそが 土根に命を与える種なり(3194へ返歌)
3196忘らるる極楽への道この国の放射能にてこの世は地獄(3192へ返歌)
3197海神の住まう海底海の溝より嘆きの声が立ち上る青き濃き水底のうた 耳鳴りにも似て遥か遠くに幻を聞く
3198一億の毎夜の夢は重き夢日の出と共に忘れ去られて
3199瞬きて重き瞼を見開けり起きる間は詠み続けんと言葉吐き
3200見据えたる証を立てん我に他に歌詠むことで歌を返して(3199へ返歌)
3201連なる歌の山脈はうねる大地の造山活動響き合ふ言葉の力確かめ合ひて共に震えん(3200へ返歌)
3202乾く土潤す雨のその毒は沁み行きて深く広がり根底の国まで
3203自民党総裁候補ただ一つ団結するは原発推進
3204核のゴミ最終処分地決めぬまま積もるばかりか怒りとともに
3205問責を受けし宰相再選し国の行く手も詰むるものかな
3206亜米利加の言われるままか日の本はいつまで待てば日が昇るのか
3207日の本と古人は呼びぬれど今落日に核の炉が燃ゆ(3206へ返歌)
3208日のいち早く昇りし国は陽もいち早く沈む国なり東の果てに西も始まり(3207へ返歌)
3209畦道を赤く染めたる彼岸花 君の歩きし足跡なるや
3210お彼岸に迷子の如く訪ね来て消え失せたまふ彼岸花は君?
3211鉢植えの彼岸花哀し何処より来たるものかな独りは悲し
3212人びとよ忌むことなかれ彼岸花人恋しさに目の前に立つ
3213我の歌連なりて咲け曼珠沙華人の歌ともかく連なりて(3212へ返歌)
3214燃えているいのちの焔曼珠沙華それぞれの想い歌に託さん
3215曼珠沙華命の秋の道標亡き人々の足跡に似て(3214へ返歌)
3216曼珠沙華野辺に訪ねるこの時も風を汚して核燃え盛る(注:彼岸花探しに出掛けた。 が、まだ茎と蕾ばかりで開花は僅か。 季節は律儀なモノの、植物時計はややずれているか? 来週かな?と思っていて撮り損なうこと多し。毎朝チェックしたいが月末繁忙期で悩ましい…。)
3217天辺に紅き傷口さらしつつ曼珠沙華咲け叫べ告発(3216へ返歌)
3218秋分の夜半に雨降りしきる福島の辛き土産を忍ばせて雨粒は 地面を叩くあの日の記憶忘れてならぬと叱る如きに
3219情けなや絆と軽く言う神経に我はなし原発再稼働を進めているとは.
3220いと軽く絆を口にする輩人の心を如何に思える(3219へ返歌)
3221自らの家族を守ると違いなく国の民庇い慈しむべし絆とは赤き血の心臓?ぐ命の赤い糸(3220へ返歌)
3222歌々に返る歌在りこの夜も言葉の力民の間に間に(注:「#連歌デモ」の特質の一つは、なんと言っても「返歌」。 歌が歌を呼び合う場面が、日々生起している。 本歌のRT(リツィート)、返歌を伴うRT、返歌・本歌併せてのRT、これも特質。 詠う事と「受け止める事」、「鑑賞が参加になる」事とその力。)
3223船底の奥深く眠る子どもらを 真っ先に逃がすそれが法なり/ 煌々と照らす明かりは星を消し 進む航路を誤りたまひ
3224いづれ日本もタイタニックなり早く気づけ早く気づけと願いしも(3223へ返歌)
3225沈みゆく船で我が子を逃がすのは子を想う親心也子を置きて救命ボートに我先に群がる輩が政治する国情けなし/富誇る無用虚栄のシャンデリア燈し続ける其の為に原子力など誰が要るのか(3224へ返歌)
3226 絆とは形では見えぬ糸の繋がりなのに国長は人に絆を強いてうるわしきものといわん(注:食べて応援食べて被曝、であるにもかかわらず)
3227溺れる人を見殺しにする絆など無し身を呈し手を差し伸べる誠を見せよ国導く人(3226へ返歌)
3228自らの角灯に歩み一人行く犀が集いて群れとなり大地を響かせんやと土埃上げ一丸に
3229流るる水に蹄ひたして見上ぐればわが一角の末を行く雲(3228へ返歌。私も「犀角教」が好きで俳号の出所のひとつです。)
3330奪い合えば足りぬ分かち合えば余ると詠う詩人は日本に在りし今の世界の国々に必要なりしその言葉すべての人の胸に刻みて忘るまじ
3331華麗なるダンスも正餐続けどもタイタニックは今沈みゆく
3332飽食の不夜城に燈る灯りは煌々と今傾きて船首は空向く日本丸(3331へ返歌)
3333「叛旗兵未だ狼煙は上がらず」官邸前に旗翻る(注:官邸前にて巨大なるゲバラの旗を持ちて立てる人に捧げる歌)
3334絆とは我を犠牲にしてまでも溺れし人を助ける心子と痛みすら分かつ無償の父母の愛美辞麗句のみ軽々しくは口にするまじ
3335連衆の集いしテント前広場全方位カメラに監視されつつ
3336全方位カメラに映る球形の曠野日本の幻影の街(3335へ返歌)
3337水の中より娑婆睨む魚の目玉に如何して分かる人の心が(3336へ返歌)
3338いつのまに魚眼になつた半魚人そろそろ両手も鰭になるころ(3337へ返歌)
3339季節は壊れ歳時記要らずの狂い蝉9月終わりにツクツク法師
3340壊れたる季節の下も生きていく壊れし政糺す民らと(3339へ返歌)
3341海に出て狂いし羅針盤持つ船の航海険し体内時計の壊れゆく人類(3340へ返歌)
3342湿原に沈む太陽は火の玉のごとく「汚れし地球に戻らぬ」と叫ぶがごとく
3343太陽を真似て作りし核分裂核融合は神業の人の力を遥かに超えて燃える飛球は子の愚かさに呆れ果て(3342へ返歌)
3344ベクルれど目には見えない給食を日々子ら口に運ぶ悲しさ
3345ベクレぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる(注:四文字目からは元歌のまま)
3346ベクルれど国も学者も見ぬふりか奇形も生ゆる秋の七草(3345へ返歌)
3347迷惑な帝国やめよ慎ましく誇れる国を私は望む
3348ふくしまの今に目を閉ざすことは人間(ひと)の未来に目を閉ざすこと (注:「…過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」カール・R・V・ワイツゼッカー)
3349音あればやがて揃うて踊りだす原始のいのちに我もつながり
3350しんちゃんのパパですら言ってるよ 子どもにくたばれなどとは言わないと 生きてくれと子どもに言うと(クレヨンしんちゃんの父ひろしより)
3351野田! 愛してる だからくたばれ食べて汚れてさっさとくたばれとっととくたばれ(3350へ返歌)
3352派遣会社で雇ってくれないかゴルゴ13か必殺仕事人をこのままじゃ国民(くにたみ)が殺されるぜ
3353これまでにうしない果てし人々に舞を捧げて花奉る
3354舞を捧げる人に花を手折りて捧げたし汝が心の嘆きを癒したまえ(3353へ返歌)
3355いのちある限り歌わんいのちある限り踊らんいのちのために(官邸前「怒りのドラムデモ」に寄す)
3356跡形もなく消えるなりハーメルンの笛吹き男 煽って酔わせて戦をさせてほくそ笑む 次は何をしようかと だから心を確認せよ若者よ お前もお前の子らも連れてかれぬように
3357子を被曝させそれでもまだバカやるか この国の長に三行半突きつけてやりたし徴兵などまっぴらごめんと
3358野田首相私が嫁なら張り倒す米経済界より子どもの命
3359失業をしたくないから選ばれたそんな理由の民主党党首
3360今だからこそ聴きたい友川カズキかな罪の上にも罪ぞ降り積む
3361ゼッケンに込めし決意の揺るぎなき孫の命は俺が守ると(注:昨夜たまたま、ファミリーエリアで河津さんがスピーチされているところに居合わせました。昨夜会った方のことです。)
3362民守る政治家なくて祖父立てる「孫の命は俺が守る」と #連歌デモ”(3361へ返歌)
3363風さやかうろこ雲いき空輝り美に牙をむく業のふかさよ
3364「ただしい」を「義しい」と書き教えられ言葉の力に背筋が伸びる
3365時間表はす9:11を見て9・11テロを連想せり主よ平和(やわらぎ)を与えたまへや
3366新しき季節伝える花の香に 今日のいのちの咲くを知るらん
3367真性の詐欺師は己れも偽りぬ仮面の下にて鎌を振るうや
3368タノシミニシテデモカクゴシテそんな歌のよに君に託したいよ 原発のない平和な世の中を
3369便利だな今さえ良けりゃ後知らぬ昭和の世代子らに詫びたし
3370被曝せど首相うそぶきこの事態怒れる民を捨てる国かな
3371天から響く雷(いかづち)の音に子らを避難させよという声重ならん 君よ子を殺すなかれその子は君だけの子ではあらず未来を預かりこの世にでた子なり
3372わがいのちつきるときまでつづりたい「原発いらない」「原発いらない」
3373いのち尽きし時こそ笑っていたい俺ら原発放棄したぞと子や孫に言いて(3372へ返歌)
3374末の世に残すその名ぞ悲しけれ原発作った馬鹿な世代と(3373へ返歌)
3375だからこそ汚名返上しようぢゃないか原発無き世を創りし世代と(3374へ返歌)
3376愛してるその言葉がまさに凶器なり国民は今DV夫佳彦から身を避けたし
3377最凶の DV男の「愛してる」暴政尽くして民を苛む
3378とにかく避難しろそう言っても逃げられぬされど逃げねばならぬDV夫の佳彦から(3377へ返歌。テレビでも同じ)
3378テレビで喋る面見ながら首を絞めたき衝動に野田よ民にそう思われて嬉しいか
3379意義ある仕事をする人は日毎寝食コトを欠く 金がたんまりある人は岩買い菩薩に投資する 善意の金が集まれば東芝家電をお買い上げ 納得いくかばかやろう でもどうすりゃいいかわからない
3380あたしたちは一筋縄じゃいかないってバックボーン違っても脱原発(注:ものすごーーーーく字余り字足らず字数考えてないけど)
3381人ここに人を信じて集まれり闇に抗う風船の白に(注:上京し初めて金曜デモに参加して。3382と3383も同)
3382いつまでも遥かな友と繋ぎゆけ闇深くしてなお輝ける星座
3383ドラムスの強きリズムに揺すぶられ魂(たま)より真直ぐに伸ばされる手(「再稼働反対?」)
3384渦散りて四方八方うず産みて波と流れと光闇消す(注:永田町から全国各地に飛び火した抗議活動が「無関心層の日常の中」に変化をよぶウネリとなりますように。).
3385絶望の果てなお諦めず祈るならば孕む怒りは気高くぞある
3386くるんじゃねえぞ! ここじゃ食べて応援あたりまえ 無理矢理ベクレル給食 子供ら食わされて学校で授業さ 笑えば被曝も大丈夫だと子供らに偉い先生がいう 放射能も近寄らねえらしい アブねえってみんな思っても みんな怖くて言えねえんだ 騙されんなよ
3387世の中が鎮まりとみて出してくる信じ難い放射能値 世の中を謀る者ども今ならと小出しの数値破れてい世の中の怒りの沸騰怯えつつまた隠してい人の病存せぬとして被害者を未だ信じず信じない倒れた人さえ信じない指摘には罵倒で答える人々よ先の見えないこの憤怒黙す憤怒に気づけ人々
3388野田要らぬ民主党要らぬ口先の 言葉ばかりが空を流れる
3389口先の言葉ばかりが政(まつりごと)かく心得て民を滅ぼす (3388へ返歌)
3390桜色の雪降らぬかな降るならば欲深き人の心すら優しく洗い流すものを(注:ワンピースに登場する青っ鼻のチョッパーと師匠のヒルルクのお話から着想を得ました)
3391オスプレイ沖縄(うちなー)の地に配備されむ我は叫ばむ「命(ぬち)どぅ宝!」と
3392君よ美ら海(ちゅらうみ)が流せし涙(なだ)は戦で散りしウチナンチュの無念の想いゆえ(3391へ返歌)
3393我君と共に叫ばんヌチドゥタカラ ワラビィタカラと(3392へ返歌)
3394オスプレイ沖縄(うちなー)の地に配備されむ我は叫ばむ「命(ぬち)どぅ宝!」と
3395この国に生まれ来る証かな君といのちの歌を紡ぎて
3396いのちの歌紡ぎて永久に繋げたし平和へを願い求むる優しき歌を(3397へ返歌)
3398忘れたいこの身一つのことならば未来を宿して子らは生きゆく
3399ふつふつと湧きて溢れる怒りさえ福島想わばまだまだ足りぬ
3400いのちのためいのちをになういのちのため怒りをあらた我ら叫ばん
3401蒼氓は毎週金曜立ち上がる未来のために平和を祈り
3402忘れるな今も苦しむ被災者を今も戦う作業員を
3403責任は曖昧なまま置き去りに18か月何が変わった
3404あの人は「威勢がいい」ぞ「やさしそう」いや始まるか暗黒時代
3405それぞれの怒りのうねりいのち孕み今日も原発廃炉の声産む
3406想いしき思いの叶い未来して既にと思い叶うや時に
3407思わざる時にてあらぬ憐れとや想いを伝えむ言の葉紡ぎ(3406へ返歌)
3408未来をば預かりたまえる教育者信じる幼きいのちを守れや
3409祈り孕む怒りのうねり津波となり新たな時代いざや開かん
3410数年後おぞましき病はびこりてデマを流しき人何思う
3411平成の治安維持法可決せり決断総理恥の上塗り
3412「我慢することも大事」と先生が 放射能我慢してなくなれば良いが
3413「我慢できない」そう叫びたし学校長に放射能体にいいわけにはあらず(3414へ返歌
3415あの時が分かれ道だとわかるのはいつも通り過ぎた後だね
.
3416声挙げよう廃炉叫ぼう金曜日原発列島明日は我が身ぞ
3417何もかも喪いたりし被災者にせめて寄り添う歌を届けん
3418「人殺し帰れ帰れ」と野次うける総理にさえも家族がいるはず
3419もし未来振り返るときあるならば破滅の狂気全て呑み込み/レベル7感覚無きや放射能世代に渡る命続くや/生きること息絶えるまで夢追いの愛の響きに光絶やさず/幸せは全ての命違いなくいのちの流れ愛共にして
3420早朝に指折り数え歩く人おお仲間なり!思ったりして
3421閉じた瞼(め)の裏にあふるる涙の熱さ我も生身のひとと知りせば
3422この国は龍の住む島ひとたびの逆鱗に触れば皆焼き尽くさむぞ(3095「この国は一体何を救いたい避難をさせず賠償もせず」へ返歌、この国は人のも同じ。)
3423この国は人の嫌がることをして責任取らずばっくれる
3424この国を見て偽政者たちがほくそ笑む民は生かさず殺さずと(3423へ返歌)
3425やがてどこかで光差すと歌う君の声が 漆黒の闇にもがく我らの今を切り裂く歌となること願わん(注:ミスチルの「ALIVE」によせて).
3426愛猫の優しき悪戯(いたずら)に我嬉し今かかりし曲は中島みゆき歌う糸なり.
3427去年よりは眠つけぬ夜さえいや増して怒り悲しみ交々来たれば/ふと眠りふいと目覚めるそのはざま夢の音聴く夢の声聴く/夢に聴く誰が詠えるや鳥達の囀りに似た祈りを希を(注:浅い眠りとふいの目覚めを繰り返しております…。)
3428我もまた浅き眠りはいざ逃げよ子らを守れと天の命なり(3427へ返歌)
3430智慧一番の文殊の名汚し業の火を焚く悪魔の炉を消せ(3429へ返歌)
3431いまここに立ち尽さずに歩みたい己の無力に身悶えつつも(注:初めて参加させていただきます。こんなでもいいのかな。)
3432新しき人と歌とに出会う夜言葉の力取り戻す秋(3431へ返歌)
3433詠み人は手を携えて歩みゆく一人では無く無力でも無く(3431へ返歌)
3434共に歩きたし新しき友とともに己の弱さを知りてこそ強さを知る 君は無力にあらず心の強き人なり(3431へ返歌)
3435新しき星また一つ瞬きて歌は闇夜に歩み進める(注:新しい投稿、続々たるを寿いで。)
3436虚空から次々生まれる星々は天の援軍無限の力(3435に返歌)
3437糸巻きで真黒き糸を手繰る如くに闇深まりて静まり返り
3438TPP安い労働力やって来て派遣の仕事さえ失くなる日本人
3439TPPこわーいISD条項潜んでる法律改悪アメリカの植民地
3440風翻る赤いスカーフ祖母の形見なり福島の蚕が紡ぎし絹の布/伊達の郡梁川町も今悲し柿山さえも風に吹かれて/山吹く風のピープーと耳に入る度胸はざわめき夜も眠れず
3441咲いたので萩に短冊結びます「子よ健やかにセシウムいらぬ」
3442萩咲いて短冊結ぶ人の在り想い優しく怒りは深く
3443希望と夢を荷台に乗せて自転車を漕ぎ坂道を行く向かい風の日も
3444言い争い政治の修羅場に心も乾き見上げる夜空は月も隠れて
3445大平洋の鮟鱇鍋も命を縮めて迄食べる勇気は無かりけり/牛の乳避けて畑の乳飲め子等よ身体を養わん/海幸彦悔し涙の汚れし海より上がる魚は食うに能わず/市場にて福島の桃売れ残り山を作るを見るは悲しき/島国の民の命の魚達愚かなりし人の罪赦せよ/黄金色実る稲穂を揺らすな毒の風
3446子らの目が覚めた目で見ているぞこの国のまつりごと何もかもが塵芥(ちりあくた)だと
3447秋の夜の黒地の空に朧月曖昧模糊の今の空模様
3448北九州瓦礫焼却聞くにつけ怨みを燃やす吾れにおののく
3449炭鉱の労働者たちが苦しみぬ塵肺といふ苦しきやまひ(3448に返歌。次も同じ。)
3450公害の歴史がありて尚求むいのちと引き換え放射性瓦礫
3451明日被曝せし子らのためにまた一首我歌の絵を描く三十一文字に祈りをのせて
3452今日一日無事に帰りし子の笑顔千羽鶴に乗せて届けん(3451に返歌)
3453食品の放射能基準値100ベクレル低レベル廃棄物も100ベクレル/優しい矢ヶ崎先生言ってたよ大人は4ベクレル子供は1ベクレル/超明るい武田先生は相当甘い大人40子供は20/生協のパル・システムは中間で大人10ベクレル子供5ベクレル
3454TPP郵貯・簡保の300兆米国債に化けて戻ってこない/TPP弁護士わんさかやって来てたちまち日本は訴訟の社会
3455悲しいことは みんな忘れ 原発なんて おさらばさ bye bye blackbird♪ アホな政治屋も 財界のジジも 卑怯なマスコミも bye bye blackbird♪ ぶあつーい欲の皮 引き裂いて みんなで葬ろう bye bye blackbird♪
3456私に小さな体でだっこをせがむ愛し子よ君は私の宝なり この世でただひとつしかなきいのちなり
3457紅をひく口元がきりりとした言葉語らん日々生きる意味 人として戦うことなり女として生きることなりと
3458無邪気に水溜まり遊ぶ子にダメだよと声かける 本当は汚してもかまわないのにね
3459自公民、維も加わって騒がしく水溜りに群れる子らの声も聞こえず姿も見えず(3458へ返歌)
3460収穫を喜ぶはずの秋なのに数値明かさず 「食べて応援」
3461核廃棄物欲しいがために稼働する原発は悪のスパイラルと知る
3462マニフェストただ信じよと度重ね又かと皆は更に呆れし
3463復興のその名の元に集めたる届けし先は大手ゼネコン
3464報道は大事なことを伝えずにムラ社会との結束図り
3465秋来ぬと目にはさやかに見えねども反故の政治に飽きはきにけり
3466通り雨豪雨に変わりて嵩を増す泥の河に降る冷たく沸き立たせんやと激しく
3467目の前を白きカーテン覆うごと降りたる雨よ全てを流せ(3466へ返歌)
3468清めの雨雪降りしきれども喜び難し元なる雲に汚れし水有りて(3467へ返歌)
3469自らのこころを浄めん原子力ムラ福島原発終息せざる(3468に返歌)
3470現世のすべての穢れ元を正せば人心より出ずる事也(3469へ返歌)
3471人心のこころの穢れ我もまたその一隅を占めし者かな/物数多余れる世に生き子どもらの 糧を探す原始に還れり (共に3470へ返歌)
34723.11より世界のほころび気がついて狂気の悪意見え隠れする
3473現代の三種の神器ガイガーカウンタ内部被曝検査機山下教授
3474口の中いつも口内炎が F1の「ほ」のせいか?
3475F1の「ほ」の字があちらの「ほ」の字ならなんと素敵な秋の風情か(3474へ返歌)
3476人の世の無情の常が身につきて消える想ひのやがて哀しき(注:明日に向かって撃つものはあるのでしょうか…)
3477人の世の無情は無情有縁の衆言の葉に依りて想い繋がん(3476へ返歌)
3478巡る季節は容赦無く駒を進めて時計を早め置きざりの我の目の前回転木馬の風景が過ぎ
3479北国より気の早い春を待つ声聞こえ来る穢土の吾等は冬支度 準備すらせずに常春を待ち
3480ひとりひとり顔見て話をするように個性がわかるそれが#連歌デモ
3481冬を飛び越え既に心は春花語りて春待ち焦がれ降り積もる雪の閉城長き白き冬知る故に
3482義理人情廃れてはいない誰も皆こころの中で願う再生
3484東京ももう駄目なのだと数字は語るの絶望論我信じずとも 目の痛み骨の痛みは何の事やら副都心臨む都会に住む毎日
3485喉痛みマスクしたまま寝ているとドライアイみたく目がチカチカし(3484へ返歌)
3486森に住むムササビモモンガ木から木へ飛び人も今安全から安全目がけ飛び移る日々
3487五七の律動波に乗りどんぶらどんぶら紡げよ言の葉尽きる事無き宇宙の泉
3488じりじりと日照りの夏に焼かれし心は長雨の心潤す湿りに癒され息吹き返し
3489アネモネのもうひとつの花言葉笑顔の君に伝えんただ君を愛すと
3490雨露に濡れ艶光る緑の葉の上カタツムリ這う遅き歩みは我等の歩み進んでは探りまた進む
3491空暗く差す光無き灰色の朝何時も希望を歌う小鳥達憂いに負けじと声高く健気に励まし合い
3492今はただ放射能放出止まらむと祈るばかりよ天(あめ)の群雲(注:893年9月25日(今日)、菅原道眞が『新撰万葉集』上巻を編集しました。)
3493降り続く雨が音を刻まん誰も楽しき世にと
3494雨音の調べにきみの声をきく祈りと愛にあふれる声を(3493へ返歌)
3495海の青き沖太陽照りつけ高波は来る怒涛の頂浜に砕け散り引く潮の強き 忘れまじ全てを海に還す荒神
3496エレベーター動かぬ時は流浪者に仕事に行けず家に帰れず(注;高層ビルに勤め、マンションに住む人の不安を詠んでみました)
3497値上げならますます原発不要なりせっせと節電せっせと節電
3498南へ北へ金ある人は逃げ道確保し身動き取れぬは金無き人だけ 我等行く場所無き者は陽を避けて放射租界で肩寄せ生きるか
3499今日と言う日が終わりゆき明日という日が切れ目無く続き一塊の氷山の 如く冷たき海に浮かぶ心象/日々にピタリとへばり付き目を凝らし耳を澄まして 見逃さず聞き逃さぬと思いて一年半
3500政治とは国民の人権人命生活守り有効なる金の廻りを司る事 医者不足被災地の医者も助けず見殺しにするは何事か
3501苦き気を肺に溜め込みとぼとぼと穢土の泥海足裏に踏みしめながら ひた歩く這いつくばる様に泳ぐ様に唯々前に進む為
3502肌寒き夜が始まりて季節は冬向け舵を取る夏の盛りも寒き心で過ごしたこの年/間に合うか命のオセロの逆転劇が黒優勢を白に変え地球を救う時来たらん
3503TPP国民健保がつぶされて抜歯に30万盲腸300万/TPP枯葉剤のモンサントがやって来て遺伝子組み換え農業壊滅
3504(長歌)風の色 ゆるりと寒色 こめかみに 受ける光の 柔らかに 目を細めている あなたへと 目を閉じ想う 駆け足の 時の速さ 今からも 言葉砕いて 怠るまいと(反歌)駆け足の時の速さに引き締めて憂いに負けぬ歌をつくらん
3505強さ烈しさに加わりしきりりとした気持ちで歌を詠みたし 生きる意味喜び謳わんがために(3504の反歌へ返歌。3506も同じ。)
3506憂いの海に溺れぬ様にうた立ち上げて昇りゆく心の呼吸は海に途切れぬ泡湧かし
3507先の見えない急カーブ曲がる毎日進み行く蛇行する日々月々に年も暮れ行き/出口無き迷路を我等這い歩く時流れ時遡りて一体何処の座標を彷徨う
3508火山列島唯それだけでも十分危険その上に核の地雷の原発を 島中張り巡らせた国に住み
3509雨濡らす道に染み入るセシウムの地球の核まで届くは何時か/雨粒の透明なりし小さき城に住み着き宿る放射能の魔力/核技術閉じ込められた陽子を逃がす黒魔術暴れ者元居た鞘に封じ込めよ科学者共の責任で
3510雨粒に樋に小川に秋の野に潜む粒子の禍々しさよ(3509中「雨粒の透明なりし」へ返歌)
3511目に見えぬ微細粒子の暴動の人間世界を地獄に変えるはいとも容易き/天地創造の神に仕える暴れ者 ブラフマとシヴァとヴィシュヌの秘密を見たり人の野心の行きつく果てに(3510へ返歌)
3512魂の火をろうそくに点(つ)け人波は闇にそびえる国会囲む
3513広島の焼野に咲きし白きドクダミやがて枯れ行き命を投げて 凄まじく迫り来る毒退治せん/ドクダミよ福島の土に天から雨で降りしきれ穢れを全て白く染め広がれ
3514心は叫び嘆き泣きうた詠むは誰聞き入れずとも神への手紙
3515今日の日を まるで地震が起きる前と錯覚し 原発事故のことを何度か思い気をひきしめる戦いはまだはじまったばかりと
3516慣れとは最も怖い物放射能 それでも何とか生きれると惰性に嵌まれば身体を蝕み(3515へ返歌)
3517言葉に拠りて人は政治する政治家も詠めやうたえや#連歌デモ 誠の言葉胸奥に若し持つのなら
3518地雷を踏むなと歩くが如き毎日の食べ物選びに知らず知らずに 肩こり固まり身体は硬直
3519こんな悪夢に慣れては駄目だ当たり前になったら駄目だと 雑踏を行く無表情な群衆に我が心無言で叫び
3520七十五(しちじゅうご)噂と消えゆく記憶にはしてはなるまじフクイチ原発(3519へ返歌)
3521忘れるは人の特権忘れられねば人は狂い されど今福島の事故忘れるならば人は皆病の淵に導かれん(3522へ返歌)
3522弱き者虐げらるるは世の常ぞされど道理は我が方にあり
3523事故もなく汚染もなく害もなくすべてなきがごとサンマ食う人ら
3524連なり来る烈火の思いに極まりて日々の言葉より古歌まねぶ今日
3525日々を生きる想い々々に烈火在り核燃え続くこの理不尽に(3524へ返歌)
3526遊び疲れ父の腕の中で眠る愛し君に 未来の夢思わん 我 君に与えたし沢山の夢に見(まみ)えん安らな日々を
3527幼き君の夢に 怖いものが来ぬように せめて核だけは無くさんと誓わん 福島の悲劇終わらせたきゆえ
3528福島の悲劇終わらせることはできぬ されど等しき悲劇繰り返さぬことを誓う!命をかけても!(3527へ返歌)
3529本当は行きたくないよデモなんてだけど行かなきゃ声をあげなきゃ
3530今はただ動かにゃならんひたすらに子や孫達の行く末にこそ(3529へ返歌)
3531十月も近きといふに蝉の啼くあゝ蝉よ蝉よ汝(なれ)も嘆くかこの国のゆくてを
3532医者共は予防医学は金儲からぬと病気作りに手を貸すか 知りつつ黙すは仁術に背く大罪也
3533地球を守る新しき憲法施行せよ悪しき科学の悪しき子等捉えて牢に閉じ込めよ
3534核実験を止めぬアメリカ今日もまた魂の戦士達この戦いは何代も続くのだ 肝に銘ぜよ覚悟せよ
3535我が身だけは無事だと思ふ推進派放射能てふ神に仕えて
3536悍ましき核のゴミ屑ポンプに詰めてプールにて後生大事に保管する東電よそれが御前の死の資産
3537未使用の燃料棒を惜しむなり己れ以外価値なきと思ふ東京電力
3538日の本の国滅びてもしがみつく原発といふ打出の小槌
3539壊れたる打ちでの小槌小脇に抱え地の底に沈んで行きし推進者共の愚か也(3538へ返歌)
3540青空は放射能撒かれし空にも雨上がりには虹創り被曝した子供達将来恨む親の無知
3541優しい君の手が一度も触れることなきこと願う核が作りし傷痕を
3542空に手を翳(かざ)して 強きひかり遮(さえぎ)る君 されど心は遮ることなかれ 我らの悲劇繰り返さんがためにも
3543陽光に掌を透かして見し時 浮かぶ血潮は木の葉の如きに太陽を浴び喜び生み出す人間の光合成(3542へ返歌)
3544骨の髄まで放射能に侵されば 鉛の棺にて永遠に一人居
3545人間を木棺入れるは御構い無し原発を石棺入れずに放置するこの無神経この国の罪(3544へ返歌)
3546見たくないものは見ない権利あるきっとそれが原子力ムラの真実
3548徐々に出す危険な情報諦める 大人しき民君はなるのか
3549一国を崩壊させし原発事故 過去の哀しみ引き継ぐ日本
3550放射能汚染すべての公害問題の頂点で悪魔のかぶる魔の王冠
3551子供の頃大気汚染が酷くなり光化学スモッグ警報街に響き 今ならば風の強い日放射能警報街角に流れるか
3552青空の下放射能に抗ち生き抜く今朝も心に誓い
3553君よ守れ愛し子を 愛し妻と共に手をとりて 悲しき日も笑み溢るる日に変わらむ
3554パンドラの箱の災いかせめて神話の結末の希望のありか求めざらんや