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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

#連歌デモ2860〜2889

※全行程はHP(http://reliance.blog.eonet.jp/default/shikukan.html)にて御覧いただけます。

2860「ノーモア」に地名を続けることなかれ「ノーモア原爆」「ノーモア原発

2861それは小さな奇跡也白き花積みて唯君に手渡す青き空心を満たす小さき幸福/それは小さな奇跡也荒波に揉まれ転がされながらも今日を生き延び明日に向かい/それは小さな奇跡也電脳の海に泳ぎて見知らぬ多くの友を得て我一人叫ぶに非ず/それは小さな奇跡也落葉の如くに川面を流れ今を行く我

2862患者の血全身に浴びて被曝者の診察を続けた医師は 患者の声なき声に突き動かされ今も臨床にたち 福島をこの国を核が権力者に利用されることを憂う

2863菩薩の名僭称せしも核燃の輪廻転生(核燃サイクル)永劫の夢

2864できもせぬ机上の理論恃みとし国土にあふれる永劫のゴミ  

2865わたしもうぢき駄目になるそう轟きの聞こゆる今日祖国の空に手を伸ばすも無力

2866金輪際もうオサラバと後にした筈が如何でか歌詠む戸惑い(2865へ返歌)

2867韻律にひそみしコトの魂の響き揺するは美しきもの(2866へ返歌)

2868身捨つるなどな踏み違えそ新しき世には蔑私の心は似合わぬ(2867へ返歌。注:「身捨つるほどの祖国はありや」)

2869平和の礎(いしじ)のような碑が広島に長崎にあればいい 人種民族越えて亡くなられたひとりひとりの名前が原爆の惨さと生きた証を雄弁に語れるから

2870靖国参拝する者よ死者に敬意を持てるなら数千の作業員達既に死せり病院で無縁仏になり密葬される隠された死/日本国福島の殉死者の碑直ちに建てよ国会議事堂目の前に決して忘れる事無き様広島の記念公園に同じく/作業員三千人今生き残る者達も全て此の今死の床に伏し(2869へ返歌)

2871嬰児(みどりご)の小さな手を妻とさわって思う 僕たちの宝物大切な誰にも奪えない愛しいいのちだと 吾児のへその緒切る君の手が震えているから 何度も大丈夫とありがとうと言うの 痛くても君がいなければ出会えない大切ないのちだから

2872セヤセヤと街道に響く神輿の声秋祭り喜びの波こころなし高まる事無く今年が過ぎ行き/災厄や不景気等に左右されぬ日本の祭りは元気溢れてされどこの年力が入らず腰砕け唯変わらぬは陽の光だけ/産土の神よ怒れ龍神となり天駈け給え土汚し踏みにじりたる魔人を喰らいて/海山空土自然は叫ぶ

2873流水のゆきて帰らず鋼鉄の波の奪ひし全て帰らず 

2874怒涛の波にさらわれて海に召されし御霊らは蓬莱国に招かれし人悲しくも浜に打ち寄す波の泡そう伝えして海に消ゆ(2873へ返歌)

2875詠み給え躊躇う事無く口走り給え腹の底から湧き出る喜怒哀楽の人の叫び喉枯らし声を枯らし命尽きる迄うたこそは我らが命の証なり/樹に連なり囀るスズメの合唱は一になり大音声の響きとなりて耳覆う騒音の如し轟きの如し/ 秋の夕一群のスズメ鳴きたり声高く葉の陰に姿見えずも巨鳥の一声

2876嵐山桂川添い髪靡き集ういのちの祈り光りて/雨に舞う透る飛沫に愛の歌季節の夢に想いを告げて/古都の夢言の葉愛の嵐山振り向く川の調べとわにと/儚き世続くいのちの光りして川面煌めく夏を通りて(注:嵐山デモに寄せて)

2877この島は窓塞がれた大きな牢獄外の光も出来事も戦の日まで知らされず さあ戦いざ徴兵と燃える戦地に国民仕向ける/毒盛られ毒の風にまで吹かれても国民よまだ続けるか手乗り文鳥/どうすれば誰選べばと考える前に取り敢えず反対なりし意思表示掲げる事こそ意味が有り歩けよ進めよ連歌デモ

2878流水のゆきて帰らず鋼鉄の波の奪ひし全て帰らず

2879平らけく安らけく生きなむと ひとは思えり争うは愚なり(2846「旅人も我らも切に願いおり平らけく安らけくいざ生きめやも」へ返歌)

2880地は震え大風迫りぬ時なるを 未だ自然を征服せよとか

2881やすやすと奪わせはしないみどり児は我の指先必死で握る

2882簡単に奪わせないいのちを産み出したかぎりは 次の世代に命繋ぐのを見届ける役目誰が負う(2881へ返歌)

2883嬰児のやはき蕨拳(けっけん)空を打ち見えぬ何かに抗ひてをり

2884真っ先にあげる産声それはねこの世に産まれた喜びの声

2885安らけく生きんとするにいざと唱え立ち続く日々胸に重たし(2846「旅人も我らも切に願いおり平らけく安らけくいざ生きめやも」へ返歌)

2886今日もまた産まれ出るいのちあり原発の重荷知らぬ子らなり

2887原発の重荷を背負って生まるる小さないのち 何知らずもDNAに刻まれる被曝の烙印/いづれこの子も知るでしょう 己の体に刻まれた取り返しのできない悲しい傷痕を(2886へ返歌)

2888被曝とは悲しきものぞ見えぬゆえ 触られもせず振り捨てられず/ キラキラと眼輝し我の持つ 次のひと匙吾子の待つらん/ 軟らかき黄色いかぼちゃよ味噌汁よ 我は念じる生きるちからに(2887へ返歌))

2889煌めいてまた揺らめいて声は往く残暑の下に共鳴りせんと(2844「美しき緑も水も煌めきて賛意示せり「再稼働反対!」」へ返歌)