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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

#連歌デモ2000〜2050

2000蔦(つた)の葉のごとくしたたかに絡み枯れてもまた繁らせよ核の悲劇繰り返さぬためにも

2001蔦ならばどこにでも這うて生きてゆくそのしなやかさで生き抜け子らよ(2000へ返歌)

2002病葉のごときものかな人ひとり消えゆけどヒト在り続けたるらむ

2003病葉のやがて幹から根にいたりヒトとて姿を消し行くものを(2002へ返歌)

2004病葉は自ら落ちて樹を守る守られて哀しむ一心同体(2003へ返歌)

2005ミルク飲む嬰児(みどりご)の無邪気な姿に己が知らされぬこと無知なことに怒り覚える

2006亜州起つ為が捨石となる覚悟もって核の墓場に挙手をや

2007十兆円の核燃サイクルの欲にまみれ原発を死守したい(らしい)グループの闇

2008ひそり咲く美しき花よあなたは知っている わたくしたちの愚かで無意味なあらそいのいみを

2009今もなほ原発殖ゆる大陸と列島小さき島を争ふ

2010政治的判断というその前に従うべきは命の倫理(2009へ返歌)

2011大飯志賀玄海伊浜川内も福一目指す自由競争

2012ピーマンの空洞剪つて立つ風のいよいよ軽き大臣の言

2013一国の総理になれど千葉県の駅頭でぶつ如きスピーチ(2012へ返歌)

2014かなかなの夕べ岬の沈みつつ大飯へくらげ集ひ来る頃

2015今日も声揚げし我らは明夜(みょうや)の旧暦(くれき)の七夕見据え“歌”研ぐ(意:火に油を注いじゃったね。野田総理、菅前総理)
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2016微笑みて叛旗掲げる友がいて研ぎし歌あり放つ歌あり

2017通辞なき異邦人(とつくにびと)との会話かな野田の耳に念仏虚し(注:反原連と首相の面会)  

2018死なせないその言葉をたったひとこと君に伝えたい君が生きたいと願う限り(福島の子供たちによせて)

2019下々に馬脚を晒した大メディア 3.11以後はなりふり構わず(by 制作下請け)

2020為すべきは避難すること守ること子供のために傷負う互いで

2021老医師が原爆から被曝を見つめ悟ったものはウチナンチューと同じヌチドゥタカラなり.

2012水俣の毒 一心に背負うて骸になりし児のいのちに誓わん この事実を風化させじと

2013名などなく番号で扱われし児のいのちをなぜ忘れられようか おのれの身代わりに死に至ったと知るならば

2014たくさんの児ら水俣の十字架を背負いて生まれけむ 大人はそれを知らぬ仏罰といいて

2015凛としてすすみ入りたる官邸で枯れずに萌えよ紫陽花の群れ(注:断固支持:首都圏反原発連合=官邸突入(きわめて平和的な・・))

2016大地に根を茎に葉つぼみとはぐぐみて祈りをかたちに紫陽花の群れ(2015へ返歌)

2017凛として花を咲かせり紫陽花の季節巡りて大輪となる(2016へ返歌)

2018経済(しのぎ)より生命(いのち)は軽(かろ)し福一に櫛比するのは見えざる墓標

2019渋々と「大きな音」に会う総理「ことば」を受けて瞳泳がす

2020会談は平行線でもかまわないあとは選挙で我らが決める(2019へ返歌)

2021われわれの声を「音」と例える野田総理次の選挙で落としてあげよう(きっと大きな音がするはず。2020へ返歌)

2022福一で山ほど浴びた放射線死してもなしや因果関係 (急性白血病で亡くなった作業員の方に)

2023水俣の漁師はうおを喰らいけり水銀入りてうまかと笑い(注:石牟礼道子『苦海浄土第二部』より)

2024経済が先じゃあない目の前の小さな子どもを食べさせて笑い声を聞くために私は生きてる

2025ここにまた棄民のためしありにけり治らぬ者はリハビリ停止(注:『言霊』多田冨雄・石牟礼道子往復書簡集より)

2026敷島の大和の国は美しの国放射能にて穢してはならぬ

2027悲しみは悲しみであり涙落とせ怒りは常に身の内にあり

2028亡くなりしは父兄弟息子なり彼の命の散るを悲しむ

2029まろやかな塩味欲す夏のデモ塩飴転がし歩く力へ

2030塩飴を君はすぐ齧り「次の味!」夏のデモでは皆が塩飴」(2029へ返歌).
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2031食べ物が無いなら車を買えばいい財界人は民に呟く

2032永遠は変わらずあるも儚きにこの世の夢の輝きすれば/愛忘れ愛の中にて恐れ往く呼び声聞くや愛を報せて/祝福の世の中忘れ崩れ往く心の夢のいのちの祈り/時流れ未来の姿幸せの想いは同じ愛の絆と

2033きみの手がいのちの重さ確かめてわが子抱けること切に願わん 福島の悲劇知るゆえに

2034時きぬと目にはさやかに見えねども「大きな音」に牙城も揺らぐ

2035老いてなお被曝と向き合う医師のまなざしに 原爆の惨禍に巻き込まれし方たちの命を問う眼差しに見えて

2036闇に葬られし誕生(流産・死産)をなぜ受け入れられようか たかが核開発や電気のために

2037電気より大切なものすべてなり生命を削る核発電(2036へ返歌)

2038議員バッジをガラスバッジに付け替えてふくいちにゆけ税金泥棒 

2039歩む人涙嘆きも絶望も変えて未来へ安らぎの国 

2040始まりは小さきものと弱きもの崩壊はゆく生き物すべてに

2041旗振りて海の孤島は守りしに福島落とすな忘却の淵へ

2042ふざけるな脱原発なるお題目半減期と期限を競うか

2043人生の右も左も識らないで思想の左右を論じる右の児よ 愛から始めよ世界が変わる

2044福島の悲劇は隣にあるものぞ水色の箱パンドラの箱

2045生きる智恵求めるひとの少なしを現代という言葉に隠す

2046現代の防人ならむ防護服特殊マスクで君らは闘う

2047議員バッジをガラスバッジに付け替えてふくいちにゆけ税金泥棒

2048ヘリウムガスと抵抗の歌詰めて高く揚れやま白きバルン

2049悪夢ではなくこれは現実魚も茸も次々と自然の恵みが禁忌になる国 福島の桃を野菜を牛肉をすべて購え為政者たちよ

2050綱引き大会最後の参加に集まりし各地に避難の浪江町の子ら