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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

#連歌デモ2256〜2287

※全行程はHP(http://reliance.blog.eonet.jp/default/shikukan.html)にて御覧いただけます。

2256原発は事故ればそのまま処分地よその覚悟で誘致してんの?

2257経産省前に会津磐梯山の曲流れ「かんしょ踊り」の輪も広がりぬ

2258大地ふみしめこぶし突き上ぐ「かんしょ踊り」祭り禁止の歴史背負いて(2257へ返歌)

2259君への気持ち三十一文字に込めて歌うよ今日という偶然の中にいてくれる君にただありがとうと

2260いのちきていのちのゆめのはからいにいのりわすれていのちたつやと((2260から2263まで連作)

2261常識と過剰反応表裏して倫理と命想わざりして

2262極まりの世界の行方愛離れエゴの優越地獄撒き散る

2263朝夕の肌に優しき風謳いいのちの夢の秋遠からじ

2264戦火越えきみの命に繋げたいのち望むもの平和の中にこそある何でもない暮らし

2265季(とき)問わず日々 薄氷の命かな怖れを知恵に生き抜かんと

2266生きたい命の季(とき)知ってもくらしの中に生きる証(あかし)紡ぐためにも(2265へ返歌)

2267メールの着信音に父の我はアンパンマンマーチ入れる 遠く離れた小さなきみが淋しくないように

2268君と契る今日気づく子を孕む幸せなときも今は戸惑いを孕むことなのだと

2269稲の穂を泣きながら拾う福島の農夫に原発のある悲しみを肌で感じる今年の長月

2270悪しき世はまっすぐな眼やわらかくふりかぶらずにただまっすぐに

2271悪しき世に直ぐなる眼差し捨てまじとただまっすぐに命を見つめ(2270へ返歌) 

2272いのちして通す夢の端光して交わして愛の浄めを待ちて/いのりして透る言の葉光して佇む夢のとわ来たりなむ/実り往く垂れる稲穂の挨拶に穢れなき世の想いを爆ぜて/愛の中愛を忘れて漂いのただ明日未来豊かな世とへ

2273受話器越しママを守るよと息子の声に涙する妻よどうかこの幼きいのちを守ってくれよ僕のぶんまで

2274未練米防護服着て作れども核に穢れて暁見えず(注:明日のために食べられない米を作るのか、米作りをあきらめるのか――。)

2275実証田実験試料と名のつける米にてありても手塩にかけぬる(2275から2277まで2274へ返歌)

2276百姓の涙を知るや稗取りの 汗に紛れて大地を濡らす

2277罪咎は誰が負うべき東電の 敷地にこそぞ放射能降れ

2278すべての人が思い馳せよう16万人の原発難民を我が事として

2279曲がり角抜けたらぬっと目の前に建っていました原発建屋(注:「戦争が廊下の隅に立っていた」みたいなイメージ。2279と2280は2278へ返歌)

2280そぐわない長閑な景色に白い箱無関心という言葉が詰まる

2281君の涙を覚えてるだから変えたいいのちを大切にしないこの国のありさまを

2282悲しみが雨のように雪のように 私を濡らす君の涙なの(2281へ返歌)

2283絆よとがんばれ日本と伝え来る報道の中心被災者なるかや

2284「ただちには影響はない」と伝えける言の葉の意味今日も恐れて

2285救い主いつまで待つや棄てられし犬猫牛より繋がれし民

2286どうか詠ってあなたにしか詠えない詩(うた)を苦しみの中で希望や笑顔を忘れそうになるときに

2287月明にエウカシとオトウカシ舞ふ影も重なりうすれゆくかも (2252「官邸の闇にも届け盆の月太古の光「文明」を撃つ」へ返歌)