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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

松村由利子「メディアとしての短歌を見直す」(『歌壇』1月号)

『歌壇』(本阿弥書店)1月号に、Kadan
歌人松村由利子さんが、「#連歌デモ」についてのエッセイ
「メディアとしての短歌を見直す」を書いて下さいました。
これまで歌人の方からの反応は殆どなかったので、大変嬉しいです。
以下、一部引用させて頂きます。

「何か大きな出来事が起こったとき、人は感情を短歌という器に注ごうとする。いま、歌壇とは離れた場所で膨大な機会詠が詠まれている。『詠み人知らず』の歌が突きつけてくるものについて、改めて考えてみたい。」

「感情を吐露しただけの言葉、スローガン的なものも少なくない。恐らくは、ふだん歌を作らない人の作品が大半を占めていると思われる。しかし、歌を詠み、見知らぬ他者と思いを一つにすることで、何とか国の進む方向を変えたいという必死な気持ちがひしひしと伝わってくる。そこにある危機感や深い悲しみ、憤り、疑念は、同時代を生きる誰もが共有するものだ。」

「高度情報社会において短歌が今も人の心を引きつけるのは、まさに『古びないメディア』としての強さではないだろうか。『#連歌デモ』に集まった四千余首を読むとき、メディアとしての短歌に対する信頼度の高さを見る思いがする。自らの歌歴にとらわれたり技法に頼ったりすることなく『読み人知らず』という原点に戻るとき、短歌というメディアは他者とつながる場を復活させ、まだまだ新しい力を発揮するにちがいない。」

私たちの「#連歌デモ」から
歌壇へ一石を投じられた松村さんの勇気と炯眼に
感謝の念と拍手を贈りたい気持でいっぱいです!
みなさんもぜひ書店でお手に取って全文を読んでみて下さい。