日本の戦争責任資料センター(ボランティア編集部)発行の
「Let’s」68号に
「詩人として朝鮮学校無償化除外に反対して」というエッセイを書きました。
3月のアピールから8月のアンソロジー刊行までの経緯をつづったものです。
アンソロジーから石川逸子さん、呉順姫さん、安�a葉さん(京都朝高生)、私の作品も掲載してもらっています。
編集後記に
「アンソロジー詩集編纂という、世の問いかけ方に感動し、河津さんに四編の詩をご紹介いただきました。『私たちにあるもの』は朝鮮学校高級部三年生によるもの。生徒たちにこのような想いをさせた、今の日本のありようを、何としても問い正すのが私たち大人の責務です」
と、書いていただき、身が引き締まりました。
私はこれまで、このようなボランティアで戦争責任の資料を追究している団体の存在を知りませんでした。このセンターでは、日本をはじめとする戦争犯罪・戦争責任について、調査研究ならびに調査研究をもとに、問題の解決を目指す取り組みを継続しておこなっているそうです
慰安婦はいない、と言い張ってきた政府に、公文書を示し、河野談話にこぎつけたのは、この資料センターの研究者たちの成果だということです。この秋で17年目を迎えるそうです。
立命館大学の平和ミュージアムの図書室で、季刊誌「戦争責任研究」と「Let’s」が閲覧できます。
このような人々の地道で真剣な努力がつみかさねられてきたことに、私はおおいに勇気づけられ、また感銘を受けました。このセンターの存在は、日本の誇りともいうべきでしょう。
ちなみに当センターのHPのURLはhttp://space.geocities.jp/japanwarres/index.htmlです。