来る7月11日に詩の集い「尹東柱とわたしたち・2014」をひらきます。
昨年は、詩人が殺された日付である2月16日にひらきました。
今年は、
詩人が逮捕された日付(7月14日)に近い日を選びました。
71年前、要監視人のいとこと行動を共にしたために、
そして何よりも朝鮮語で詩を書いたために、
詩人は治安維持法によって逮捕され、やがて解放間際に虐殺されます。
その事実と、事実の奥底に秘められた詩人の覚悟に
みなで想像を馳せる一夜にしたいと思います。
なお私も話をすることになっています。
今年生誕百年を迎えた立原道造は
日本に留学中に東柱が愛読した詩人。
立原もまた「覚悟の詩人」でした。
結核による死を予感してから、あるいは戦争前夜の暴風を感じてからずっと、
「詩人の覚悟」というランプを掲げて生き尽くしたのでした。
時代の闇に抗い、比類なく美しい詩を生きた二人の詩人の覚悟は
今を生きる私たちに何を突きつけてくるのでしょうか。
以下は丁章さんが喫茶美術館のHPでアップした文章です。
申し込み先なども記載されていますので、ご覧下さい。
多くの人のご参加をお待ちしています。
詩の集い「尹東柱とわたしたち・2014」
出演者 : 愛沢革 河津聖恵 丁章 ほか
7月11日(金)午後6:30〜午後9:00 (受付6:00〜)
1500円(1ドリンク付)定員50名(要予約)
尹東柱が治安維持法により逮捕された1943年の夏、7月14日。
そして71年後のこの夏、おなじ7月に、
詩人を死に追いやった時代と相似するこの時代の中で、
今こそ、わたしたちは尹東柱の詩の響きに心をふるわせたい。
自己の生きざまを見つめ直すために。
太初の朝を蹂躙しながら流れ込んでくる
時代の闇を押し返すために。
【プログラム】
《尹東柱に想う》
講演「詩人の覚悟−尹東柱と立原道造」 語り手・河津聖恵(詩人)
《尹東柱とわたしたち》
愛沢革(詩人・翻訳家)
司会・丁章(詩人)
その他のプログラム《尹東柱の詩》《尹東柱の音楽》など出演者多数
お申し込み・お問い合わせは、
06-6725-0430(TEL/FAX) または waneibunkasha@yahoo.co.jp にて承ります。