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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

報道ステーション

先ほど報道ステーションDscf0072
ゲスト出演の作家の澤地久枝さんが
普天間問題について真情あふれる言葉で、
基地の存在の根本的な不当性を訴えていました。
二年間宜野湾市に住んで、普天間の現実を見られたとのこと。
そういう方だからこそ
いかに沖縄が苦しんできたかを説得力を持って語ることができる。
戦時中、鉄の暴風と言われた凄まじい攻撃を仕掛け
すでに沖縄の基地化を図っていたアメリカ。
戦後、生き残った県民を収容し、次々土地を没収して基地にしていった。
アメリカとの外交努力によって、日米安保条約
(そういえば最近日米軍事同盟とばかり耳にしますが、正確には安全保障条約ですね。話し合いが出来る条約なんですね)
も解消しなくてはならない、そういう時期に来ている、と
おっしゃっていました。
また、憲法九条について
どんな国の憲法も理想を追求すれば、九条の理念に至るはずだ、と語っていた。
その時、「笑うかも知れないけれど」と前置きしていました。
そう、確かに九条を笑うシニシズムがこの日本には満ちています。

ふとチャンネルを変えれば、民報のBSでも普天間問題の座談会。
画面に軍事評論家が勢揃いしていた。
すでにもう戦時体制であるかのように
マニアックな武器の話までしていました。
しかし本当に目の暗い人ばかり。
命を奪われる人たちに対する想像力なんてひとかけらもない。
戦争になったら、こんな人たちが上官になって命令を下すんですね。
そうリアルに想像をすると、やはり戦争なんて、身が震えます。

写真はひきつづき久高島でみかけた猫。この猫は違いますが、名護では脚が長い猫ばかり見かけました。