文科省が、朝鮮学校の高校無償化(正確には「就学支援金支給」)に関するパブコメを募集中です。みなさんも、ぜひ同校の就学支援金不支給を撤回させるために、コメントを送って下さい。
まったく当然のことながら、私達大人は、この社会を、子供という財産がまず何をおいても煌めく社会にしなくてはなりません。この国を、どんな民族の子供も、それぞれの知性の成長と感性の深化を理不尽に妨げられることなく、育まれる国へと進歩させなくてはなりません。その不断の努力こそが、広い視野と長いスパンに立つ国民の義務であるはずです。そしてマイノリティこそは、そんな社会や国を切望しています。朝鮮学校の生徒も先生も、そう強く願っています。
私たち日本国民も共に、みずから陥りやすい盲目的なマジョリティ意識を打ち破り、他者への想像力と愛情をつねに意識化し、より深めるように努力していかなくてはなりません。当然そのような意識化の過程で、朝鮮学校への不支給問題の理不尽さと闇は、より鮮明に見えてくるでしょう。
朝鮮学校はすでに十二分に情報を開示しています。同校はこの三年近く、文科省が同校に何度となく課してきた無償化(支援金支給)までの書類手続きを、不備なく果たしてきました。むしろ情報開示すべきは、当時の政府関係者の側であるはずです。2010年2月になぜ、前年末にすでに文科省が予算化していた同校の無償化を、一拉致大臣の発言がひっくり返すことができたのでしょうか。当時の中井拉致大臣や鳩山首相こそ、その経緯を説明する責任を決して免れないはずです。
自民党は制度の条件を変更し、どうやら不支給を固定化したいようです。そのためのパブコメですが、私もまた一途に不支給撤回を意見します。みなさまも下記へぜひ。1/26まで。
http://bit.ly/X1Ef3Y