多くの人と同じく、地震も原発事故も、私の心を打ちのめしました。
しかしほんの一縷の希望が私にはあったのです。
この悲劇から日本は、新しい共生へ一歩踏み出すしかないし、そうできるのではないかと。
しかし上田埼玉県知事の一方的な補助金打ち切りの知らせは、
その一縷の糸をも断ち切りかねないものです。
今こんな時に、信じられない行為です。
知らせてくれた友人はこう言います。
「私達も日本の復興の為に頑張って行く仲間です。除外されては力を発揮できません。」
まったくそのとおりです。
そして
日本人も日本人だけというマジョリティ意識ではもはや自滅するしかないのです。
在日朝鮮人、在日外国人という仲間と共に、関係性をゆたかに触発され
日本人の本来の力を外へ外へとひらいて
他者と積極的につながっていくことでしか
この破滅的な事態を生き抜くことはできないのではないでしょうか。
この期に及んで「国家」という虚妄の意識にすがりつづければ、
滅亡が待っているだけではないでしょうか。
上の友人の言葉を私の今の考えでもじればこうなります。
「在日朝鮮人という仲間に頑張ってもらわなければ、そして朝鮮学校が除外されては、日本の未来はありえません」