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詩空間

河津聖恵のブログ。この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

日本だけが取り残されています!−「こっぽんおり」結成記念集会

 一昨日午後六時半から、キャンパスプラザ京都で、「朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京Photo 滋」(愛称こっぽんおり=「つぼみ」の意味)の結成記念集会がひらかれました。私もソウルの朗読会と17日の要請行動について報告しました。
 主催者の仲尾宏さんの力強い挨拶、京都朝鮮第三初級学校に単身赴任してきた先生の奮闘ぶりを学生が取材したドキュメンタリー「ソンセンニム!」上映、共同代表の板垣竜太さんの解説、滋賀のハッキョの支援活動の報告、大阪ハッキョのオモニの訴え、さとう大さんによるこっぽんおりの結成報告と参加呼びかけ、「朝鮮学校無償化を求める連絡会大阪」からのアピール、京都第一初級学校裁判支援の紹介と呼びかけなど、もりだくさんの内 容でした。2時間が熱気の中にあっという間に過ぎました。
 しかし私が登壇して話すさなかも、会場に集った120名の人々の顔に、疲労感と悲愴感が現れているのを終始感じました。もちろんその中でも当事者である在日コリアンには、日本人以上につよい怒りがあったと思います。
 今日は、今年の卒業生のために文科省が無償化宣言をするために、残された最後の一日Photo_4 です。国連人権委員会からはすでに二年前に同校の無償化除外は差別であり、早く行うように勧告も出されているのです。昨日は米朝合意も報道されました。ちなみに最近フランスでは次期大統領候補大阪維新の公約とは真逆の、真の民主主義と共生社会をめざす公約を掲げ、高い支持を得ています。いつしか日本だけが時代から取り残されているのです。
 政府は高校無償化を続ける意志があるならば、朝鮮学校の無償化を今日中に即刻実現すべきです。それが先進国になるために打ち出した教育理念への、人間としての責任です。
   
 以下は、「こっぽんおり」の趣意書です。賛同して下さる方は、ぜひご入会下さい(ちなみに年会費は個人:年1000円、団体3000円です)。連絡先:mezasu_hakkyo_k@yahoo.co.jp

                        

                 趣意書
 現在、京都と滋賀には朝鮮初級学校と朝鮮中高級学校が5校あり、これまで在日朝鮮人の民族教育の場として大きな役割を果たしてきました。

 朝鮮学校の教育は、日本に住む朝鮮人の子どもたちが民族の言葉や歴史・文化を学び、日本社会のなかで「チョソンサラム(朝鮮人)」としての誇りをもって生きていくための場として欠かせないものです。また、朝鮮学校との交流をもつことによつて、近隣の小中高校や地域社会において、多民族共生をめざすさまざまな取り組みが積み重ねられてきました。

 朝鮮学校の民族教育に対して、いくつかの地方自治体は不十分ながらも助成金を支給してきた経緯がありますが、国は一切の助成を認めてこず、それどころか在日朝鮮人による民族教育の権利を否定しつづけてきました。この数年では、国は高校無償化制度から朝鮮高級学校を排除し、地方自治体のなかには朝鮮学校への助成金を中止・削減するところも出てきました。そんななか、外国人排斥を煽る集団が、京都朝鮮第一初級学校に対して、レイシズム(人種差別、民族差別)をむき出しにした過激な侮辱的言動をぶつける事件を起こしました。この一連のできごとに、朝鮮学校の教育に携わる人たちや朝鮮学校で学ぶ子どもたちがどれほど傷つき、悔しい思いをしていることでしょうか。

 朝鮮学校の歴史は、日本の植民地支配で奪われた言語を取り戻すことからはじまりました。日本に朝鮮学校があり、そこで子どもたちが学びつづけているなか、民族教育を受ける権利を保障していない社会をこれ以上つづけるわけにはいきません。これからの日本社会を、人種・民族で差別されることなく、互いの立場を尊重しあい、ともに平等に生きていくことのできる社会にすることが必要です。

 そのためにも、朝鮮学校在日コリアンの民族教育をもっとよく理解するとともに、朝鮮学校支援のための基金を創設して、支援運動の輪を広げていきたいと思います。このネットワークでは、教育の現場や地域で活動口交流している人たちとの信頼関係を深めながら、朝鮮学校と民族教育が発展していく社会をめざしていきます。