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河津聖恵のブログ 「詩空間」

この世界が輝きわたる詩のプリズムを探しつづける。

「朝鮮高校にも差別なく無償化適用を求める1.15緊急集会!」in名古屋(沢田敏子さんからの速報を受けて)

朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー』参加詩人の沢田敏子さんからの速報がありました。
 本日、名古屋にて「朝鮮高校にも差別なく無償化適用を求める1.15緊急集会!」(「朝鮮高校にも差別なく無償化適用を求めるネットワーク愛知」主催)が行われました。幅広い層で構成された「ネットワーク愛知」の底力と関係者の奮闘で大成功を収めたとのことです。
 150人定員の集会室は坐れない人も出るほどで、後ろの方は朝高生を含めて大勢が立っていたとのこと。朝高生たちによるサムルノリ(各種の打楽器)の演奏が、今でも沢田さんの心臓に響いているそうです。
 私たちの『アンソロジー』も沢田さん、そして同じく同書参加詩人の木下裕也さんの尽力で大活躍! 沢田さんはアンソロジーの経緯を簡単に紹介した後、別冊の京都朝鮮学校の生徒さんの詩を一篇と自作詩を朗読。続いて木下さんが河津の作と生徒さんの詩を一篇朗読。また戦前、満州鉄道勤務の家族として、日本による朝鮮人支配を身近に見てきた94歳の女性が作った無償化を求める短歌を、愛知朝鮮高級学校の女生徒が実に美しく朗読しました。
 朗読会の経験は何度もある沢田さんですが、集会で朗読することは久しぶりで、「緊張しつつも張りがあった」とのことです。来賓(地方議員や国会議員秘書)挨拶や報告や発言・意見も次々となされ、「書き言葉とは違った膨大な言葉に向き合った時間」だったそうです。
 じつは関西の私たちも、来月13日に奈良で『アンソロジー』の朗読会をひらきます。同書単独の朗読会としては、広島、京都、東京につづく四回目となりますが、今日沢田さんからいただいた名古屋の報告からは、お二人の朗読の声とそこに集ったすべての人々の思いの火のバトンを、まさに手渡された気持がしています。関西でももうひとがんばりしようと大いに励まされました。
  沢田さん、木下さん、お疲れ様でした! そしてありがとうございました!