2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧
うたが強いられるという。おのれの歌を奪われるという。魂が殺害されるという。理念と理想がひきずりおろされるという。死者が見せしめにあうという。言葉がぬけがらになるという。未来が難破するという。つまりは現在が果てしなく虚像化するという。 あるい…
本日の京都新聞朝刊の投書に、今回の君が代起立条例案提出について、的確な意見が掲載されていたので、転載します(お名前は省かせていただきました)。この方も言われているように、君が代について自由に議論が出来ない社会の果ては、必然的にファシズムで…
6月4日付図書新聞(3016号)で詩人の石川逸子さんが、『ハッキョへの坂』の書評「鋭い感性が促した行動から生まれた詩集──朝鮮学校無償化除外反対のなかで花開いたゆたかな時空」を書いて下さっています。 この詩集が、リーフレットを作った時点からの…
NHK「こころの時代 作家・辺見庸 瓦礫の中から言葉を」再放送(「アンコール放送」というらしいです)が決まりました!今沈黙を強いられ苦しんでいる者たちに、確かな言葉への出口を与えてくれる番組です。 さらに多くの人が視聴し、真実の言葉の波動が拡…
東京電力が福島第一原発1号機から4号機のライブ映像の配信を開始しました。京都新聞によれば「1号機の北西約250メートルの事務本館付近にカメラを設置。1〜4号機の原子炉建屋などをとらえた動画を24時間流す。ただし、通信機器を経由するため、現…
5月27日付朝鮮新報に、「ハッキョへの坂」の書評が掲載されました。 さいごに口を閉じる「サラム」(人)と、口を閉じないままの「サラン」(愛)。発音の違いはありますが、私は「なぜ朝鮮語で、「愛」と「人」はこんなに似ているのだろうか」とずっと思…
さらに昨日のしんぶん赤旗の記事です。 例えば右のような写真の風景、私もこれまで苦手でした。時には「あー、またやってる、回り道をしたいな」などと目をそらしたり。 しかし、このような風景が、今やもはや、希有なものになっているはずです。この国から…
本日付「しんぶん赤旗」に、憲法・教育法に詳しい丹羽徹教授の見解が載っていました。たしかに、橋下知事の条例案提出は、まさに憲法への暴力的な挑戦であり、未来の子供たちの人権の侵害につながる恐ろしい行為です。─────────────────────────────────────…
今日は急遽、田植の助っ人として呼ばれ、日本の臍へ。実際田植えをするのは退職後はこの道一筋の義父ですが、「苗箱を少しトントンとして、土をずらすのが出来ないから来てほしい」という、何のことやら現場に行かなくてはさっぱり分からない要請を受け、出…
最初140字で何が言えるとあなどっていたツイッター。しかし先ほど自分の呟きの数が300を超えたことに気づき、ちょっと驚きました。開始してから一ヶ月足らずですが、随分鳴いてきたものです。 先ほども、ひとつ投げこみました。 「かくてわたしは舌も…
本日付京都新聞朝刊記事です。同紙一面の記事にも「時代を担う子どもが伝統を尊重し、わが国の郷土を愛する意識の高揚に資するとともに、学校での服務規律の厳格化を図る」という知事の言葉があります。しかし、昨年のテレビ対談で、伝統・文化は地域の歴史…
ハナミズキ 河津聖恵 死者はどこからあふれるか空の方か星のためにのこされたかすかな梢からか隠れていた黒い永遠が今 宇宙へひらひらなげうつハナミズキ死者のためには遅すぎた白い花々はつぐなうために狂い咲くしかないらしい生者の眼にはまるで白い血だら…
こういう心意気の方々がいるとは、少し明るい気持になりました。 毎日新聞記事:特集ワイド 福島原発 若者にリスク負わせられぬ −われら、暴走阻止行動隊! http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110525dde012040009000c.html
この被爆者たちの闘いの経験を受け継いで、数十年後、私たちもまた、国と争うことになるのでしょう・・・。そんな未来はぞっとしますが。今後の認定行政の動きには注目していかなくてはなりません。 ──────────────────────────────────────────────────────…
NHK教育テレビで25日午後7時25分から50分まで放送される「デジスタ・ティーンズ」という番組で、東京朝鮮高級学校美術部製作作品 「LINE ] が放映されます。YOU TUBE でも見ることができます。 こちらです。http://www.youtube.com/watch?v=G0-1N-O9o…
もんじゅ:落下した装置 引き抜き作業開始 日本原子力研究開発機構は24日、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で昨年8月に原子炉容器内に落として変形した炉内中継装置(長さ約12メートル、直径46センチ、重さ3.3トン)を、同容器の上ぶ…
↓以下のURLにある被災地の女子高校生の手紙は、手紙というよりも、もはや叫びです。 http://www.geocities.jp/shinsaikyuenhonbu/honbu49.pdf
大震災と原発という未曾有の災いを、諸国と結んで福に転じるべき。外にひらかれていく気概と勇気と気迫こそが、今試されています。菅首相、G8では本来の力を思いっきり発揮してきて下さい。────────────────────────────────────────────────────────本日…
授業料無償化除外に衝撃受け詩集出版 京都市在住の詩人、河津聖恵さんが、詩集「ハッキョヘの坂」=写真=を土曜美術社出版販売から出版した。高校授業料無償化からの朝鮮学校除外への反対を訴えた際に生まれた詩を中心に、20篇が収められている。 河津さ…
ヤスミラ・ジュバニッチ監督「サラエボ、希望の街角」(2010年ボスニア・ヘルツェゴヴィナ=オーストリア=ドイツ=クロアチア映画)を見ました。 新聞や雑誌で大きく取りあげられていて、ずっと見たかった映画。京都シネマで上映されています。 久しぶ…
本日、京都下京区のひとまち交流館で行われた 琉球大学高良鉄美さんの講演「沖縄から見た安保、憲法、人権、社会」を聴きに行きました。 沖縄には二回ほど行ったことがありますが、憲法や人権という観点から沖縄を考えたことはこれまで私にはありませんでし…
高良さんは帽子を被って講演をされました。 なぜ帽子なのか。 国民の知る権利、主権者の権利を説明するためです。 高良さんは学生と一緒に沖縄県議会に行ったところ帽子着用を理由に傍聴を拒否されたことがあったそうです。 なぜ拒否されたのか。 大日本帝国…
昨日、福島から京都に自主避難されてきたご家族に会いました。 ある集まりで、せせらぎの音が爽やかな場所で。 まだ幼い坊やのつぶらな眸に映り込む、緑は美しく胸をつかれました。 長い旅だったのだと思います。 私たちが何気なく過ごす日常とシンクロして…
橋下知事は、なぜ執拗に、こんな神をも恐れないまねをするのでしょうか。まるで追いつめられた手負いのけものではないでしょうか。 大阪府庁でも、名指しで職員をくりかえし批判しているといいます。追いつめられてみずから命を絶つ人も、後を絶ちません。そ…
改憲制度ととのう→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110518-00000041-jij-pol この国は戦争をしてもいいという方向へとついに本格的にうごきだしました。これからまちがいなくアメリカの戦略、テロとの戦いに巻き込まれていくでしょう。合法的に若者の血…
広瀬隆『福島原発メルトダウン』(朝日新書)。今、この国に生きる人に読まれるべき最良の書だと思います。 福島原発の事故が起こった後に書かれた本です(4月27日脱稿)。しかし、恐れていたことが起こったという切迫感の中で一気に書かれたのでしょう。…
5月16日付京都新聞・「詩歌の本棚」(新刊詩集評) 河津聖恵 東日本大震災によって、この国に生きる人の価値観は今、大きく揺らいでいる。3.11以後、詩の言葉のあり様もまた大きく変わらざるをえないだろう。言葉にならない破壊の光景や、言葉の届か…
驚きました。というより、またしても人を驚かせ、恫喝するのが目的であるのは明らかです。 http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011051601001084.html 橋下知事こそ、メディアによって作ってもらった身分保障に甘えているのではないでしょうか。こんな異常な…
詩歌の森へ:他者の痛みにとどく=酒井佐忠 - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/bDplsBv 『ハッキョへの坂』について花びらのふるような美しい評を書いていただきました。 詩「ハッキョへの坂」から酒井さんが引用してくれた箇所は詩としても思いとしても私が…
今日は山を少しトレッキング。 瓜生山から比叡山にかけての周遊コースを。 このコースは何かいつも不思議な気のようなものを感じる。 瓜生山には戦国時代に山城が築かれた跡があっていわば古戦場。比叡山は霊山。天候の悪い時などふと不気味な表情を見せる時…